この前は風邪で予定していた毛刈りに行けず。
初めて行くところでとても楽しみにしていたのに。
そしたら師匠から連絡があって、同じところでまた毛刈りがあると言う事。
この季節は毛刈りが優先順位一位なので、他の予定があったけど、行く事にしました。
でもこの前の時も探したけど毛刈り用の鋏がどこを探してもない。それで家探し。
思いつく所はもう探したので、思わない所も一生懸命に探す。ついでに片づける。
そしたら箪笥の上の箱から出てきました。良かった!
この前錆びてたのを一生懸命に磨いて大切にどこかに仕舞って、それがわからなくなってた。
そんな事って良くありますよね。
それでほくほくして磨いたハサミを砥石で研ぐ。傾きに注意しながら。
うまく研げてると良いんだけど。毛を切ってみたけど大丈夫そうだった。
うすくオイルを塗って準備は出来た。自転車用の手袋もいつも使うから入れて。お腹に巻くコルセットも入れて。
その日に着ようと思ったオーバーオールの丈を直してみたり。いろいろといそいそと準備をする。
まあそんな様子でもゆったりとゆっくりと過ごす。
調子はまあまあ良いよう。
こういう時は録りためた映画を観ます。
「銀の匙」
原作の漫画は前に読んだ。その実写の映画。
北海道の農芸高校のお話。
キャストがいまいちって聞いてたけど、観てみたら「よくこんなに似てる人集めて来たな!」って思うくらいでした。特に多摩子。びっくりするくらい。
やっぱり動物とか世話の所とかは実写の方が良いなあと。それでも汚くとか残酷にとかならないように映画にしてあるなあと思った。
そうなんだよな。動物だからって必ず排泄物が汚くなるかと言えばそうでもないし、殺すシーンが残酷になるかと言うとそうでもないと思う。
そこに人間がどんな風に関わるかで大きく変わってくると思う。
毛刈りしてたら羊のうんちもおしっこも出るけど、汚いって思った事ない。
間違って皮を切っちゃったときはかわいそうと思うけど。
観ながら思う。「もやしもん」も好きなんだけど。これも好き。
やっぱり農学部に行けたら良かったなあと、今頃。
大学を選ぶ時に本当は薬学かもしくは農学部に行きたかった。
でも高等生物を触るのが無理かなあと思って理学部の微生物の研究室に。
今になってみると高等生物でも大丈夫だったかも。今だから言えるかもだけど。子育てしたら何にも怖いものがなくなるので。
マウスはどうかとおもうけど(実験で使うのは今でも抵抗あるので)、羊、ヤギ、牛、馬の飼育だったらどんと来い!と思う。
この前ザルツブルグで会った馬を飼っている友達と羊を飼っている友達が行っている農芸専門学校が良さそうだった。
「あなたも来たらいいのに!」って言われてドイツ語だし無理だなあって言ったけど。楽しそう。
酪農だけではなくて、もちろん農業も。そして林業、加工業、ビジネスのノウハウや技術までいろいろと学べるらしい。
魅力的だ。その上夜間。昼間のもあるって。
彼女たちは周りの山や農地も使って、観光としても生かして、ビジネスとしてしっかりとやって行きたいと言っている。
生き方や食べ物に関する考え方が、地に足着いたしっかりとした未来を見据えたものだったので感動した。
こんなに優秀で若い人たちが本気で取り組んでるんだから、成功して欲しいなと祈る気持ち。
はっ!人ごとか?私たち3人みんな夢を叶えようね!って約束したんだった。私も入ってる。成功しますように。なむなむ。
まあそんなこんなを考えながらも。私もこうやっていつまでも自由に動けて、興味ある事を学べる身分でいるのは幸せだなあと心から思う。
良かった。
さあ、もうすぐ羊に会える! 毛刈りは私にとって大きな学びの場、楽しみ!