季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

羊大使

2015-07-15 21:14:58 | 工房working place
工房にて。
初めていらっしゃる生徒さん。
知人の紹介です。嬉しい。

今まで羊毛には触ったことがあって、フェルトも作った事があると言うことでしたが、基礎講習からと言う事でスマホケースを作りました。

綺麗になった羊毛のストックスペース。それを観ながら色を選んで行くのもワクワクする。
そしてスマホから型紙を作って、羊毛を乗せてフェルトにして行きます。

小さなコツも大事な道具も手順もしっかりと説明しながらの進行。

そうして大きな型からきちんとした自分のスマホにピッタリのフェルトのケースが出来ました。

       

清々しくかわいらしい。素敵なものが出来上がりました。

始めの型があんまり大きいので「本当にこんなに縮むのかしら?」と心配になったよう。
大丈夫。
縮め方にもコツがある。少しずつその段階を説明してぐんぐん縮めます。
時間内に終わるかと気になってた様子だけど、ちゃんと時間内に仕上げまでできて終わりました。

羊毛の変化に、仕上がりの美しさに心が膨らむ。

マンツーマンで2時間です。
ゆっくりと模様も作ったし羊毛を乗せるのも丁寧にしたのでゆっくりめ。

前に作ったフェルトと比べてなんときっちりと美しく出来るか、驚いていました。

そうなんです。フェルト。いろいろ本も出てるしやろうと思ったら羊毛と水と石鹸があったら出来るから「こんなものだな」と思ってやってる人がたくさんいるかもしれない。
そしてすごく疲れてなかなか縮まないし、出来ても思ったよりぶ厚かったり、使ってるとボロボロになってきたり。すると言う声も。
そうでない、時間や力が最少で最大のファインな出来上がりのそして使い心地のフェルトってあります。
羊毛の使い方、量、手順。少しの事で小さなことで全然変わってくる。
どこまでフェルト化するか、最後にどう仕上げて行くか、それでも全く全然違ってきます。

それをじっくりとしっかりと体感して欲しい。

私は長い間、作家にならなかったし、長い間たくさんの先生に習って来て、たくさんの患者さん達といろんな作品を作り続けて、いろんなノウハウや経験があります。
だからきっちりと楽しく美しいフェルトを作りたい方はどうぞ、是非私に習って下さい。
満足されること間違いなしです。
この事に関してはいつも私の先生たちと生徒たちにいつも感謝しています。

同じ羊毛を使うんだったら、良い作品を作って欲しい。フェルトってこんなものか、って終わらないで欲しい。
羊大使として、広く羊毛とフェルトの文化を正しく伝えたい。そう思っています。

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