市立美術館のついでに、行きたかったあべのハルカスのムーミン展にも行けた。
いつもすごい混んでて入るのにも一苦労なんだけど、全然混んでなかった。
やっぱりコロナの対策がなされていて、手の消毒やマスク着用。離れてみるように、話さないようにと言う指示。
ほんとに、誰も話さない静かな展覧会でした。
トーベヤンソン、不安で寂しい絵描かせたら世界一かも。
原画が良かったのでこの絵本を買ったのですが、ストーリーも好きでした。
不安で寂しいと安心で楽しいのギャップにいつもやられます。
気に入った絵の絵葉書があったので買って帰って飾っています。
左のスナフキンが良い曲ができて楽しそう。自分の楽しみを味わう素敵さが良い。
右のは日本とトーベヤンソンというセクションにあったもの。葛飾北斎の絵との類似点があるということで。なるほど、そうやって観ると日本人が共感しやすいってのあると思う。それにこのすごい雨で、こんなに孤立した岩場なんだけど、家族でいることでこんなにも安心感が味わえるって無いなー。と思ってこの絵が好き。
真ん中のは「ムーミン谷の冬」と言う本の終わりの方に出てくる挿絵です。
ずっと毎年冬眠をするから冬を味わったことなかったムーミンが、どう言うわけか真冬に目覚めてしまった。そして春になるまでの話し。
このリスが寒さの中で凍って死んでしまったとお葬式までしたんだけど、春になったら元気で何もかも忘れて出てきたってところ。
何もかもが凍るような厳しい世界でこんなにも小さな生き物が生き残っていた事が嬉しい。観るたびにその嬉しさが感じられるからこれが好きです。
何だか今もまた感染者数が上がってきて、不安で孤立して寂しい毎日だけど、こんな風に過ごせたらな。こんなことが起こったらなと思いながら観る。
こんな時だからこそ、ムーミンは染みる話しだと思う。
また端から読んでみよう。
始めに出版されたのがイギリスだと聞いて、英語版を買いました。1冊目は「小さなトロールと大きな洪水」。少しずつ楽しく読もう。
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