季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

寝てる間に出来てくる

2014-04-20 09:30:39 | 食べ物 Eat
ちゃんとしたご飯が食べたくなって昨日の夜ごそごそ準備。

浸けておいた豆を煮て(沸騰してから10分煮るだけだからすぐ、煮たら醤油とみりんを少し入れるだけ)
お米を研いでタイマーに仕掛けて
キュウリをぬか床に漬けて。
お湯を沸かしてダシの材料を入れておく。

朝起きたらダシが取れてて、お米が炊きあがってて、漬物が出来てた。豆も。

       

やっぱりご飯はうちのが良い。自分に合ってるから。今日のは五分搗きに押麦とモチキビ。
キュウリ、昨日スーパーで大袋を見かけたので買った。もうそんな季節。
これからいっぱいぬか漬け作れます。冬の間はあんまり漬けないから今はぬか床が塩辛いけど、ぬかも足してだんだん美味しくなっていく。

       

今日もマイペース。
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ホレおばさん

2014-04-18 23:23:10 | 心と体 Mind&Body
紡ぎ車の修復の合間の休憩にテレビを付けたらドイツの子ども用番組で「ホレおばさん」と言うのをやっていた。グリム童話。
そしたらずっと今日取り掛かっている紡ぎ車の糸車が出てきた。なんたる偶然。

ホレおばさん

子どもたちが小さい時は毎日寝る前に本を読んだ。なんと10年近く読んだ。
グリム童話もたくさん、そして何回も。

それで懐かしいなあと思って観た。

自分が見つけた、その時出来る事を見返りを求めないで行うのってやっぱり大事だなあと思いながら見た。

今日は良く働いたから良かったなあと思う。
グリム童話、子どものために読んでて実は自分の意識のそこでしっかりと生き方に繋がってるなと感心した。子どものための本読み、本当は大人のためかも。
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紡ぎ車修復

2014-04-18 22:42:52 | ウールクラフト WoolCraft
龍山から連れて帰った紡ぎ車の部品が届いた。修復に取り掛かろう!

       

まずきれいにする。汚れを拭いてワックスをかける。
ワックス。蜜蝋ワックスがあったと思ったんだけどどこを探してもない。
う~ん、インターネットで売ってるかどうか探す。そうしたら作り方を見つけた。
蜜蝋。うちに、あるんです。
子どもたちが小さいころに毎年冬になったら蜜蝋のロウソクを作っていて、それで。

植物性の油がいるらしい。考えてオリーブオイルにした。
蜜蝋を溶かしてオリーブオイルを温める。

       

割合とか温度とかちょっと複雑。でも考えて出来た。
塗ってみたら良い感じ!すごいな、作れるなんて。それも結構簡単に。長~い間高いの買ってて損したかも。

これが修復前の紡ぎ車です。アシュフォードのトラディッショナル。シングルドライブ、シングルペダル。

       

新しく届いた部品、どれも白木です。それで手入れをしてから使う。
まずきめの細かいサンドペーパーで軽く滑らかに磨いて、蜜蝋ワックスを塗って行く。
まずは糸巻とニディノディから。

       

左が塗り終えたものです。全然違う。

       

ワックスを塗り終えてニディノディは組み立てた。
白木のままじゃどうして行けないかと言うと、温度や湿度の変化で歪みが出る可能性があるから。それに汚れや水にも弱い。

蜜蝋ワックス、こんな風です。靴墨みたいな質感。

       

糸巻立てもワックスを塗って組み立てた。この縦型のを使うのは初めて。
白木のを見ながら考える。トールペイントが出来たらきれいに塗ったらきっと素敵だろうなあって。
まあ、今日は蜜蝋ワックスで仕方ない。

       

紡ぎ車、踏板と車を繋げる箇所が切れていた、それを交換する。ネジがさび付いていて山を崩しそうだった。
息子に言って来てもらう。そしたら外れた。さすが!
新しいネジに取り換えて新しい部品を付ける。

細かい所も立体の所も、頑張ってワックスを塗りこんで磨いた。
この紡ぎ車がこれまでお世話になっていた方への感謝や、繋げて下さった方への感謝の気持ちでいっぱいになりながら、丁寧にしっかりやさしく、心を込めて作業する。
グリスも要所にさして出来上がり。
すごい、きれい!新しいのみたいだ。

       

紡いでみたくてたまらないから少し紡ぐ。
う~んなんだかひっかかるなあ。良く回らないなあ。引き込みがきつすぎるなあ。
私の持っているのは全然違うタイプの紡ぎ車だから要領が違う。
それでも少し紡げた。また明日ゆっくり観てみよう。

       

今日は疲れた~。なんたって夕方までまたアトリエに使わせて貰えるうちの片付けをがっつりして、帰ったらすぐにこれに取り掛かってこれだけで6時間みっちりだったから。

譲り受けたこの紡ぎ車。これで私はたくさんの人たちと紡ぎ体験を共有したい。
いろんな人に糸紡ぎの楽しさや素晴らしさを伝えたい。そう思いながら満足な気持ちいっぱいでしばらく眺める。
これからよろしくね!
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産まれてすぐの赤ちゃんを見ました

2014-04-17 20:20:23 | 講習 PrivateClass
助産院でのハンドワーク。
今日は4人の申し込み。急に増えたな。院長である友達がいろいろな人に声をかけてくれてると思う。感謝。
一人が子どもさんのお熱で来れなくなった。

玄関を入ったとたんに「今からお産なの!」と友達。上の部屋でだそうだ。すごいな、わくわく。

ここでは赤ちゃんはどこで生まれるか決まってないらしい。診察室のベッドで生まれたってあんまり聞かない。今日も待合のソファで「ここのこの場所で産んだんです、この子」って言ってた。
自分が産後過ごす部屋で赤ちゃんを産めたらそのままいられるから楽だなあと思った。
私は息子を産んだとき、そこも助産院みたいな所だったんだけど、産んですぐ自分でものすごく急な階段を登らないと行けなくて大変だった。

私たちは待合室で普通に手仕事を始めます。
みんな子どもさんや赤ちゃんを連れて参加。
同じ病院で赤ちゃんを産んだ友達同士が一緒に。他は展示してある羊が作りたくて。

今日は玉子のパックを利用してボタンみたいなフェルトを作ります。
好きな色を選んで、混ぜてそれぞれのくぼみに入れて行って、石鹸水を注いで作ります。
みんな初めて羊毛を触ると言う事。色を選ぶだけでも随分迷って楽しそう。
とても簡単に出来るのでびっくりしていました。
途中、赤ちゃんが泣いたらあやしたりおむつを替えたり、おっぱいを上げたりしてゆっくり作業を進めます。
羊毛の変化が楽しそう。目が輝いています。赤ちゃんも自由に過ごしてる。
2歳くらいの小さな女の子が一生懸命作ろうとしてるので手伝う。素敵な小さなバレッタが出来ました。

       

髪に付けたらとても良く似合う。良い感じです。これ、簡単なのにすごくいいのが出来るから良い。
私が最初に作ったのもまだ現役で使っていてよく褒められます。

午後の赤ちゃんが一番寝てくれそうな時間帯なんだけど、今日は全然寝なかった。
作業が終わって作品もそれぞれ出来上がってお母さん達満足そう。笑顔がキラキラしています。
楽しかったって。
羊毛の残ったものを分けて持って帰って貰う。

ちょうどお産が進んで生まれそうだって。参加者の一人が助産師さん。それで手伝う事に。
私はその間、彼女の赤ちゃんを見ることになった。
7か月の女の子。

彼女はとても賢くてお母さん以外の人だとどうしても嫌で泣いてしまう。
お母さんが上に行ってしばらくはなんとかおもちゃなんかでごまかしてたけど、そのうちどうしてもお母さんが居なくて恋しくて泣いてしまう。おむつもおっぱいも大丈夫なのに。

途中でお母さんが少し降りてきて抱っこしたらぴたりと泣き止んだ。
でも行ってしまうとまた。

私は抱っこして外に出る。少し歩く。それでもずっと大泣き。
かまわずズンズン歩いて行く。近所の女の人がこちらを見て見守るような感じの視線を送ってくれる。
歩いて行ったら神社があった。お参りしようっと。
赤ちゃんは少し眠そう、でも泣いてる。ワンワン。それでもお参りした。
そして帰って行く。
帰っても泣いてるので、仕方なくまたおもちゃなど出して遊びながら見る。ま、ずっと泣いてるけど。
そしたらようやくお産が終わったらしくお母さんが帰ってきた。すぐに泣き止むんだなこれが。すごいな、お母さんって。
おっぱいを飲みながら泣き疲れて安心して眠る赤ちゃん。可愛い。

赤ちゃんの泣き声ってどうしても聞いてたらうろたえるなあと思う。そう言う音だと思う。
それでも仕方ないなあと過ごせたので良かった。だって出来る事ないもん。

その人が「お手伝い出来て良かったです。とっても良いお産でした。」って言ってた。良いなあ。
ご主人も一緒に、大きい赤ちゃんだったけど会陰切開なしできれいに生まれて来たらしい。すごい、さすが友達。少しして友達が今さっき生まれたばかりの赤ちゃんを抱いて来て見せてくれた。
凄いな!産まれてまだ30分くらいしか経ってない赤ちゃんだよ!
もう目を開けていろいろ見てる。手も顔もふやけてる。産まれたてだ!
神々しいようです。感動しました。
後で旦那さんと産婦さんのお母さんに会ったのでおめでとうと伝える。
友達もその人たちも手伝った彼女も、紅潮した良い顔してた。
命が生まれるってすごいな。すばらしいな。

毎回特別なことに出会うここでの仕事。面白いなあと思う。良かった。関われて。
次も楽しみですと言われたので、何にしようか考える。良いのを思いつきますように!
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保温の力

2014-04-16 20:52:13 | 食べ物 Eat
今日、買い物に行ったら牛肉が安かったから塊肉でグラーシュを作った。
始めの炒め煮みたいな所は蓋つきのフライパンで。煮込みの段階になったらシャトルシェフの鍋へ。
加熱時間は水を入れて沸騰してから10分くらい。その後保温容器に入れておく。
3時間くらい経って、もう一回加熱したらすぐに沸騰した。それからまた2時間くらい置いた。



良い感じ。
食べてみたら全く問題ない。どころかトロトロに煮えている。なんと!
肉も柔らかい。
龍山の大将の手づくりベーコンが効いてるのは間違いがないけど、それでも美味しい。月に吠えそうになるくらい。



昨日の晩から水に浸けといて、朝に10分くらい加熱して保温しておいた豆も良い具合。これも3時間くらい置いて冷まして、水分を切ったら醤油とみりんを少し入れただけ。



パクパク食べれる。

このシャトルシェフ、想像してたよりずっと使い出があります。すごい兵器だ。
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気付いたら、一人っ子

2014-04-15 21:01:30 | 食べ物 Eat
買い物に行ったら、良い鱈が見つかったので晩御飯は魚のカリーも作ることにした。
スリランカの土鍋で調理する。
ココナッツオイルを熱してニンニクや生姜など炒めて、スパイスをまぶして置いた魚を炒める。
ココナッツミルクと水を足して煮るといい匂いがしてくる。しばらく煮てるとトロッとしてくる。
しし唐とトマトを入れて一煮立ちさせたら出来上がり。

       

お皿に盛りつける。昼に作ったポルサンボーラとパリップも一緒に。

       

息子が喜んで、わしわし食べている。ちょうどこういうの食べたかったらしい。
それでも娘がいないからちょっとさみしいなあって言ってる。
そうだな、でもいないからカリーも辛く作れるよ。
私が何か特別な美味しいおやつを買って来て、3人で食べるって言うのがなくなったから寂しいんだと言う彼。
そうかも。

それでも彼はなんだかいつもよりソフトでジェントルな感じがする。いつもは食べたらすぐに部屋に行くんだけどテーブルにいたり。きっと娘がいないから気を使ってくれてるんだろう。
お母さんの面倒をちゃんと見てくれてるのかもしれない。

良く考えたら娘は息子が生まれるまでは一人っ子で両親の愛情を一身に受けていた。(あんまり覚えてないと思うけど)、息子は今初めて一人っ子の身分。それも良いかもって思う。
彼もいつか家を出ると思うけど、それまでこのぬくい環境でしばらくいるのもいいなあと思う。
ま、うちは結構厳しいけどね。(世話しないと言う意味では)

私は自分の事が忙しくなって来て、結構大丈夫。
娘も新しい生活を懸命にやっているようで大丈夫そう。
ゴールデンウィークはちょっとゆっくりする日もあったら良いなあと思う。
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コツコツ アジア食

2014-04-15 16:21:33 | 食べ物 Eat
昨日の晩御飯に、龍山ふるさと村のお土産でもらった、近くで採れて下ごしらえをしてくれたタケノコとワラビ。初めて泊まったのになんだか親戚みたいになっちゃいました。とっても楽しかった。
これを和牛と煮つけた。春の元気充填!

       

今日、時間が出来たらじっくり作りたくなるスリランカ料理。
レンズマメと緑豆(皮を剥いてひき割りにしたもの)をカリーにこれはパリップと言います。
それとココナッツフレークでポルサンボーラ。この前買ったすり鉢が登場。本当は叩くだけので良いんだけど、結構良い感じ。

       

すり鉢、良いんだけど後に溝に美味しいスパイスなどが残って取りにくいのが気になる。仕方ないけど。
今朝新聞で見かけた、ココナッツオイルが体に良いって本の紹介。ほんとか?!
スリランカの人たちは毎日ココナッツやココナッツミルクやココナッツオイルをたくさん食事に使っています。(なんたって裏庭にココナッツの木があるからそこから採れるので。)
あとお米。それが体に良くないんだよねえ、太るよねえ、なんて話を向こうでは聞いたのに。そうでもないらしい。日本のお米の方が太りにくいとか日本の食用油の方がヘルシーだとか言ってるのも聞いたことがある。
そうかなあ?そうでもない気もする。

たぶん、スリランカ料理はこれだけ大盛りにしてもまたおかわりしたくなる美味しさが原因かと思う。
ほんとに美味しい!

       

温かくなったらアジア食がまた盛り返す我が家。ふふふ。
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生きがい

2014-04-14 21:49:57 | ハンドワーククラブ HandworkClub
この週末に浜松の北にある龍山青少年旅行村の「ひつじまつり」に行っていました。
そのお宿にiPhoneの充電ケーブルを忘れて来たので写真などアップすることができません。
今日電機店に行ったけど売り切れらしく手に入らなかったのでお宿からの郵送を待って、また投稿します。

ハンドワーククラブにて。

温かくなって来て人も増えた。帰ってきた。
みんなそれぞれ自分の作品作りに取り組む。

この頃思うに、仕事をしているときの何分の一かは「からまった糸をほどいてる」と思う。
呼ばれるときは大抵それ。そして私は大抵ほどく。
ものすごくこんがらがって「これは無理やろ!」って程のでも指先でほぐしてほどく。
それがすごい能力らしい。私に備わった特殊能力、また一つ発見。
コツは「あきらめないで出来ると信じて取り組む事」かな。
無理に引っ張らない。

昨日、ひつじまつりで「紡ぎ車での糸紡ぎ」をいろんな人に教えてたんだけど、それを見て「教えるのがうまいなあ」と言って貰って嬉しかった。褒めるのがうまいらしい、そうなのか。(その方も褒めるのがうまい)
褒めるのって難しいのかな。私はそれを意識したことがなくて、いつも思った事をそのまま言ってるだけなんだけど。時々言われます。
良い所を見つけてそれに感動するのが能力だったらそれもあるかも。それが人の役に立つんだからこの仕事で良かった。

今日、もうひとつ嬉しかったのは、ハンドワーククラブきっての編み物男子が再び編み物にチャレンジしてるんだけど。話しによると彼がみんなの前で自分の生きがいを語るときに「ハンドワークでの編み物が俺の生きがいや」って言ってたらしい。
ちょっと感動しすぎて一瞬放心状態になりました。

私の生きがいはハンドワーククラブです。それは間違いない。

スマホも患者さんでパソコンや携帯に詳しい人が常備している充電器で充電して貰ってとりあえずまだ命が繋がってる。
私の能力を使って仕事としてハンドワーククラブをしてるんだけど、実は私が助けられて貰ってるものがとてつもなく多いと今日も実感しました。

今日は私のひつじまつりで買ったパウンドケーキも入れてたくさんの差し入れが。
それを美味しい静岡川根のお茶と一緒に食べてほっこり。

先週の遠足の写真が出来てた。楽しそう。 注文した。
また来週ね!ってみんなで言い合う。いつも次会うのが楽しみだ。それまで元気でねって祈るような気持ち。
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龍山ひつじまつり

2014-04-13 17:32:49 | 旅 Journey
浜松市龍山。二日目。
早起きできた。
散歩に行こう。

桜、散ったと思ってたのにこんなに咲いてるなんて。またお花見が出来るなんて。
なんて素敵なんだろう。

       

河原の砂にカモシカの足跡。爪の開き方で鹿かカモシカかわかるらしい。

       

鳥と人の足跡。

       

水がきれい。夏は良いだろうなあ。泳ぎたいなあ。

       

宿に帰ったらホールのストーブに火が入ってた。しばらく見とれる。火を観るのが好き。

       

レコードをいろいろ見る。このデザインが綺麗。

       

ホールはこんな風です。スピーカーが見事、大きい。

       

今日は針を違うのに替えて聴いてみた。また一段と味わいが増す。
クラッシックもあると言うので探してみたらあった。私の好きな曲。凄いと思うこれ。

       

それで聴かせて貰った。またもや感動の時間が流れる。第2楽章が好き。
でも聴きながら思った。前はこれが一番好きだったけど、悲しい曲だなあと。
今はそんなに悲しい気分じゃないので一番ではなくなってるかもしれないなあと思う。
モーツアルトの中でも男らしく悲しく力強い交響曲だと思う。

他にもたくさん聴かせて貰った。イルカのライブレコードや松山千春、などなど。
これ聴くだけでも来る価値があると思った。
でもこのお宿は今年の蛍の時期までらしい。ここも羊仲間の所と一緒で地域が浜松市に合併されるために経営形態が変わるので廃止になると言う。なんと残念。
「長野にでも行こうかなあと思う」とご主人。浜松をずっと北に登って行ったら長野です。わりと近い。
移ったらまた遊びに行きたいなあと夫と話す。レコード聴きに行きたい。
お土産まで貰って記念写真を撮って宿を後にする。
「もう宣伝はしてないんです」と言う。たくさん来てもご夫婦でお世話が大変なのかしら?
そんな中、突然の電話で私たちを泊めて下さって本当に申し訳ないけど嬉しかった。
して貰ったお世話を考えると全然元が取れてないと思う。出会えてよかった人たち、場所。
この恩はまた他に返そうと思う。

さあ、目的の龍山青少年旅行村(これも村って着いてるけど、牧場のあるキャンプ場です)。
途中、素晴らしい渓谷の眺めに見入る。

       

山ツツジが綺麗。

       

さあ、着いた。入場券を買って入って行く。こんな山の中にたくさんの車と人。
ここが釣堀。

       

すぐに静岡の羊仲間「やまんばさん」を見つけた。顔をみるなりお土産を頂く。たんぽぽの綿毛の飾り。
ブログでいつもきれいだなあと思って見てたから、頂いて嬉しい!

       

羊、もうここを引き払うので少ししか残ってないそうです。可愛い子羊もいる。

       

毛刈りショーが始まった。たくさんの人が集まって見てる。
スイスイと気持ちの良い毛刈りを感心して観る。これがどんなにすごい毛刈りかきっとたくさんの人たちはわかってないだろうなあ、すごいなあ。と思いながら観る。血の一滴も流れてない。羊も言う事を聞いて。セカンドカットもなし。さすがだなあ。

       

私はやまんばさんのブース「紡ぎ体験」のお手伝いに励む。
人に紡ぎ車での糸紡ぎを教えるのは初めてだから頑張った。
大人も子供もいっぱい来ました。教え方を工夫して紡いでもらう。出来た糸を貰った時のみんなの満足そうな笑顔!

       

合間に美味しいものを食べる。私はいつも静岡に来たら美味しいものしか食べたことがない。

       

午後の一番のイベントは「子羊レース」、長いパドックの端に子羊を抱えて連れて来て、向こうの母羊の所に駆けて行くのを観る。それぞれの子羊には色のリボンが付いていて、それを目当てにあらかじめ予想を建てて応募しています。
後ろから見てたからあんまりわからなかったけど、レースって言うより子羊たちはみんなでチョコチョコとお母さんたちの所に行って、和やかなレースでした。

       

終わってからも紡ぎの体験の担当に励む。
みんなうまいなあ。初めてでこんなに紡げるのだなあと感心する。
特に子どもたち。子どもたちのすごさには本当に感動した。
小学生中学年くらいの男の子。お母さんお姉さんの糸紡ぎを観ていてそして自分もやると言う。
それで座って貰ったらスイスイと紡ぎ始めた。綺麗な糸がどんどんできてくる。
終わって「あなたは素晴らしい手を持ってるから大事にして下さいね。」と言ったら頷いていました。
羊毛を送り出すのも難しいけど、踏み台を踏むのも結構難しい。リズムがつかめるまでは。
それで難しそうな人は私が踏んで、手だけ自分で動いてもらったりした。
最後の方に印象的な家族が。
そこも何人かの兄弟。ちびっこの妹一人。
順番に紡いでる。その間ずっとその小さい2~3歳の女の子がまわらない舌で「ここはどうしてこうなってるの?」とか「そうなってるからか~。」とかずっと話してる。もう面白くて楽しくて仕方ないって風。その熱意がずっと。お姉ちゃんたちが終わって最後に一人彼女。「紡いでみる?」と聞くと自信たっぷりに「うん!」と。
もちろん踏み台に足が届かないから私が踏む。そして羊毛を渡して始めは手を添えて紡いでみると…
なんと今までずっと紡いでいたかのような手つき。まったく迷いがない。スイスイ。
見ていて気持ち良いほど。
私はあまりにびっくりして唖然とする。

       

ものすごくうまいです!なんで~?
たぶん、子どもって頭で学ぶんじゃなくて仕草や動きの全体をそのまま模倣出来るんだと思う。それも見事なほどに。そしてこの子はたぶん特別。隣で見ながら、私は感動の嵐。すごいもの観た。
お母さんに彼女がどんなにすばらしいか伝えた。とても賢い素晴らしいお子さんですねって。
この子、これから先、何も心配ないと思う。この自信、興味、やる気。
良いもの観た。
お手伝いして良かった~!

大阪で手仕事を教えた人が浜松に住んでいて、来てくれたり。
静岡の別の羊仲間からお茶やTシャツを買ったり。
そんなこんなでもうお開きの時間に。

実は前にブログで「紡ぎ車使ってない人いませんか?」って書いたら、ここの大将がいくつか持ってて引き払うから行先を探してると聞いたので、一つ譲り受けに来ました。
それで良い子を連れて帰る。長い間使ってなくてみんなでいっぱい急に使ったので少し部品が切れてるけど修理したら大丈夫。それを。
大事な子羊を貰ったみたいに丁寧に車に積む。
そうそう、前に「広い所にひっこしたら子羊上げるよ」って言ってくれてたんだった。それも出来なくなったなあ、残念。引越し間に合いませんでした。いつか飼いたいけど。

ここは秋までやってるらしいからもう一回来たいなあと思う。夫次第だけど。私はここまで運転できないから。

二日間、いっぱいたっぷり良い事てんこ盛りでした。来て良かった。夫も喜んでて良かった。
お世話になった人たちへの感謝の気持ちでほこほこしながら帰途に就く。
浜松龍山、バンザイ!
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サクラロードを通って 偶然の必然の先人たちとの出会い

2014-04-12 22:37:01 | 旅 Journey
羊仲間が主催しているひつじまつりが今年で最後らしい。行かなきゃ!それで夫に頼んで連れて行ってもらう。とにかく車がないと行けない所らしい。

高速に乗って北へ向かっていくとまだまだ桜が咲いている。びっくり。

       

散った花びらが道路にいっぱい舞っている。花の道をぐんぐん進む。
山々がとても綺麗。これは最高の景色だ。
こんな風に山にいろいろな木々が混在している様子が何よりも美しいと思う。日本の美しい風景。

       

新東名高速、広い綺麗!スイスイ進む。浜松浜北ICで降りて北上。
長年行きたいと思っていた秋野不矩美術館に着く。

       

ここは入り口で靴を脱いで裸足で入ります。メイン展示室はスリッパも脱ぎます。
そして座ったりしてゆっくりと作品を鑑賞できる。天井からの自然光が時間と共に変化して絵も変わってくる。
子どもたちが小さい時に絵本でお世話になった秋野不矩氏。浦島太郎や一寸法師の絵本を何百回読んだことか。京都の美山にいらっしゃったこともあるらしく、美山の老婦人にそのことを聞いてからさらに魅力を感じていつか美術館に行ってみたいと思っていた。それがやっと叶った!

日本画の人だけど、インドの絵をたくさん描いています。来たい来たいと思って来たらインドでした。(縁を感じる)
近くから遠くからじっとずっと観る。観てると絵が動いてるように見える。風が吹き、川が流れる。草がなびく。匂いまでしてきそう。
心行くまで鑑賞しました。良かった。

ホールで近くの名所の案内の地図があってそこに「本多総一郎ものづくり伝承館」と言うのを見つけた。行ってみる事にした。
あんまり期待しないで行ったらなんと感心するくらい興味深かった。
息子がホンダが好きなので何かあったらお土産をって思っただけだったのに。
どうしてそんなにホンダが良いのかわからなかったけど、ここにきてわかった。
そして本田宗一郎、すごく共感できる。手の人。
バイクと車のグッズをいくつかと本を買った。
ちょっと読んでるけど、すごく面白い。出会って良かった!

       

宿に着く。龍山ふるさと村。村って言っても公営の宿泊施設です。
ご主人が迎えてくれた。「お茶飲んだらちょっと山菜取りに行きましょう!」だって。
それで急いで荷物を運んでお茶を飲んで出発した。
敷地内だけでもいろんな山菜が見つかる。いろんな植物の話も興味深い。河原に行って動物の足跡を観たり。
まだ寒いので山菜は少なかった。それでも見つけた、コゴミ。

       

桜と月

       

満開です。

       

珍しい花びらに切れ込みがたくさん入っている桜。

       

なんと宿泊客が私たちだけだった。ヒノキの気持ち良いお風呂に浸かってすぐに食事。
広間に入ってすぐがこんな感じ。ものすごい数のレコードがあります。HPで聞いてたけど想像以上。

       

薪ストーブ!!!

       

食事が来るまでレコードを観る。ご主人が私たちがどんな音楽を聴いて来たか、好きかを聞いていろいろレコードを出してくれる。
まず出て来たのがこれ。

       

で、かけてくれました。わー、音がやっぱり違う~♪感動です。

       

レコードを聴きながら心づくしのご馳走を頂く。鹿やヤマメ(たぶん)特産の麩を使った料理など。
さっき採ってきた山菜も。「時間をかけて食べてね」って言われたのに、もくもくグングン食べる私たち。美味しいんだもの。たまらんっ!

       

食べ終わって手を洗って、さっきご主人が積んでくれたレコードを見てみる。
すごいなあ、ビートルズだけで重ねたら高さ30センチくらいある。
そしてそしてものすごいお宝発見。QUEENのファーストアルバム。

       

かけてみた。
ブライアン・メイのギターがうなる。ロジャー・テイラーのドラムが響く、ジョン・ディーコンのベースがリズムを刻む。
そしてフレディー・マーキュリーの声が…
このアルバムが出た頃の昔の人々がどんなにこれを聴いて感動したかわかる気がした。
フレディーって天使じゃないの?本気で思う。こんなに美しい声を聴いたことがない。
今まで聴いてた音楽ってなんだろう?って思うくらいのショック。
感動しすぎて泣きそうになった。
さながらこのホールが聖堂になったかのよう。
フレディー・マーキュリー降臨!
信仰心まで湧きそうになるくらい。

一日楽しい刺激的な偶然の必然の出来事ばかりで早くに眠くなる。
夫と「私たち、真面目に頑張ったから今日はご褒美かなあ。」って言ったくらい楽しかった。
幸せな気持ちであふれながら眠りに着く。
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