季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

秋の気分

2015-10-05 21:20:52 | ハンドワーククラブ HandworkClub
また週末が断酒会の全国大会だったらしく、お疲れの皆さん。
参加者は少な目。

この頃調子を崩す人が結構いる。
生きる元気をなくしていたり。

急に寒くなった事や日が短くなってきたことが関係あるかな?
メランコリー。

生きるのがもう嫌だと言う言葉を聞くのは、あまり良いものじゃない。
こちらまで元気が奪われる気がする。うつの人と過ごす家族の気持ちがちょっとわかるな。
しっかりと距離を取って聴かないとなと思う。



じっくりと手縫いのスカートやワンピースの手順を考える。
この頃シフォンのスカートが流行っている。バレリーナみたいなの。それをお孫さんに上げたいと作り始めたんだけど。
あの布は滑るし裁断しにくいな。それでもなんとか進めてる。

山口のお土産を頂きながらお茶も飲んで。
ゆっくりと温かい明るい日が過ぎる。

モンゴルの座布団を目指してなんだかすごいことになっているフェルトに刺繍。
円の中がとりあえず出来たらしい。

       

使っている綴じ針が摩擦で減ってメッキが剥げた。そして針先が丸くなった。それくらい刺した。
ものすごい刺繍です。
これから次をどうするか、考えるって。
これだけしっかりと刺繍してたら、この座布団は彼が生きてる限り持つだろうなあと。でも座るのは勿体ないなあと。話しながら眺める。

風邪を引いてる人も結構います。朝夕寒くなって来たから気を付けよう。

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進め お婆さん!

2015-10-03 18:17:35 | 映画 movie
甥っ子の運動会の応援に行って、その後に前から気になっていた映画を観に行った。

       

ドキュメンタリー映画。
アラナイ(おおかた90歳)の二人の女性が、素朴な疑問から行動を起こす物語。



大体はこの通りです。
婆さんが何言ってるんだと、大学でもウォール街のエリートにも相手にされない。追い返される。
それでもよろよろとでもよたよたとでも進むことに躊躇しない婆さん達。
ゆっくりな展開だから、スリルとかはなくて、普通に話が過ぎて行く。そりゃそうだろうなあと。

でもそれでも観終わって心に引っ掛かるものがある。
何もすごい改革や展開があるわけじゃなくて、そのままで少し膨らんだくらいで終わるんだけど。

婆さん達はごく普通のごく当たり前の本当の事を言ってるだけだよなと。
それがどうしても受け入れられない世の中を引っ張っている上層部の異常さが後で考えると怖いなあと。
そしてそれだけじゃない、普通に暮らしてる人々も買い物すれば世の中良くなるって思ってる。

私がこの頃思っている事は、
とても貧乏なうちって昔のイメージは何もうちにないと言うのだった。時代劇とか観たらそんな感じ。
今、私が知っている貧乏な人のうちはものにあふれています。寝るところもないほど、歩く所もないほど。
物が安く買えるようになって、物を買おうと言う社会のメッセージもとても強くて、物を買う事で欲求を満たすと言う行為が日常化している。
一方、店でも家でも物をものすごく捨ててると思う。「もったいない」と言う言葉を持つ日本でもそう。
その量は知ったら信じられないほど。
豊かと言う事がなんだか昔の基準と違って来てるとこの頃考えています。欲しいものが買えるとかものをたくさん持ってるってのではなくなっている事は確か。

ヒンダの最後の言葉が残る。

「経済成長は様々な問題を解決するために必要なんじゃなくて、経済成長そのものが問題なんです!」

その通りだと私も思っています。
指数関数の事もっとわかった方が良い。
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乙女の手仕事

2015-10-02 21:30:47 | 工房working place
工房にて。

遠くから友達が来ました。講習と言うより会って話したくて。
工房に来たいと。

ちょうど産直の催しでおいしそうななめこが売っていたので買って、大根おろしと豆腐とうどんを一緒に鍋にして食べた。
そして話しながら羊毛をほぐして梳いてフェルトにすることに。
バレッタを作りました。
彼女の好きな色を選んで素材を作った。きれいなピンク色です。
模様も彼女らしい明るいやさしい色。

       

とっても素敵だなあと喜んでいる。
良かった。

いろいろ話して長い間会えなかった補てんが出来た。
会えて良かった。
良いデザインも出来たし、またこれを使って作ろう。


この前妹に一巻を貸して貰ってハマった漫画。

乙嫁語り 1巻<乙嫁語り> (ビームコミックス(ハルタ))
森 薫
KADOKAWA / エンターブレイン


19世紀の中央アジアのお嫁さん事情。
これが私の趣味ど真ん中!
とにかく民族衣装が美しい。登場人物の服装は繰り返し描くので簡素化するのが常と聞いていたけれど、その対極を行く画風。
アジア特有の奥ゆかしさや素直さなどがあふれる。
いいっ!
女性がなにしろ魅力的です。

暮らしの細々とした描写、とくに羊に関わるところがなんとも魅力的。
もちろん毛を紡いで織ってと言う手仕事もしているし、放牧の事も。
何より結婚式の描写が豪華で美しい。

民族衣装好き、羊好き、手仕事好き、エスニック好きにはたまらない漫画です。
結局Kindleで7巻まで買って、続きが楽しみで待っている状態。
取りあえず2回目を読んでいます。

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妖精の靴?

2015-10-01 22:05:12 | 工房working place
工房にて。

朝から一つ試作品を。
グラスカバー。温かい飲み物にもグラスを使えます。
なかなか良さそう。

       

フェルトの良さと言うのは見た目だけじゃなくて、持った感じが安心感がある所だと思う。
ブックカバーにしてもグラスカバーにしても。手のひらにフェルトを感じるだけで、こころがほっこりと安らぐ。


一人、この工房が初めての生徒さん。
友達なのでお昼を食べながらおしゃべりして、それから作り始めた。

何にしようか?といろいろ話して、メガネ立てを作ろうと言う話に。
靴の形にしたいと。

それで型紙を作って羊毛を選んで、丁寧に乗せて行く。羊毛の種類や量を選びながら。
そして縮絨。ずいぶんたくさん縮めたので結構な力仕事だった。
二人ともくたくたに。
それでも模様も本体の色も素敵なのが出来ました。
メガネにもぴったり。

       

これは可愛いなあと思う。
大きさも模様も質感も。
写真で観た感じよりも、実物は色も美しく、しっかりと硬いフェルトで出来ていて、とても良い感じです。

私も彼女もメガネを外す時は目を使わない時。寝る時に枕元にメガネ置きが要ります。
これは素敵だな。私も作ってみたいなと思う。

工房への生徒さんが久しぶり。やっぱり工房は羊毛の種類も道具も揃っているので作りやすく、気分が良いようです。
生徒さんまた来ますように。
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