見えるピラー。 魅せるカーボン。


DRM(DAYTONA REST & MOD) │ CFRPカーボン Aピラー インテリア アップグレード
ダッシュボードや操作パネルを中心としたカーボンパネルは以前から様々用意していましたが、Aピラーのカーボン化はDAYTONAで初の試みとなりました。


以前よりAピラーのピラーのカーボン化には興味があり、当初は純正トリムに被せるパネルを検討していましたが、万が一サイドエアバックが作動したときにはAピラーが外れる仕組みとなっているため、パネルが飛んで2次被害を誘発する危険性があるために却下としました。
多少のコスト増は安全と品質には変えられませんので、カーボンステアリングの製造パートナーであるCarboTech社の協力の下に、純正トリムをベースにカーボン処理を行っています。
結果として、安全性の担保は保たれ、取り付けフィッティングも純正品がベースですから申し分なく、非常に品質の高いカーボンインテリアが完成しました。
また、フロントウインドウへの反射を抑えるために、あえてマット仕上げとしている点もポイントです。


Aピラーのアイデアは、僕が大好きなマクラーレンよりヒントを得ています。
マクラーレンの場合は、これはパネルでもカバーでもなく"モノコックの一部が見えているだけ"ではありますが、明らかに魅せるピラーです。
ドライバーからも、ウインドウ越しに見るギャラリーからも、このカーボンAピラーは、車の大きな象徴となっていることに違い有りません。

その感動をRZ34/Z34でも実現したいと、僕はそう考えて製作を行いました。

DRM(DAYTONA REST&MOD) │ スポーツエキゾースト feat. SACLAM - nissan フェアレディZ RZ34


■DRM(DAYTONA REST&MOD) │ スポーツエキゾースト feat. SACLAM - nissan フェアレディZ RZ34

先日収録を行ったDRM スポーツエキゾーストをYoutubeにて公開いたしました。
公開する前に、SACLAM宇野さんへチェックしてもらったところ「さすがプロフェッショナルの音声さんが携わっただけありますね!」とコメントを頂戴しました。
個人的には、もう少しだけ高回転域の音を挿入させてかったのですが、回転を上げると並行して車速も上がりますから、走行風が収録を邪魔してしまい思うようにはゆきません。
ですが可能な限り、スポーツエキゾーストの良い所を切り取りました。 ぜひともご覧ください。

週末は静岡へ。 オールジャパンフェアレディミーティングへ参加。


いよいよ、10月1日に開催される”第9回 オールジャパンフェアレディミーティング”の日程が差し迫ってきました。
当初、当日の朝に会場入りをしようかと考えていましたが、福岡からは約900km Googleマップでは11時間
今更ではありますが、福岡から移動ではどうにもタイムスケジュールが上手くいきません。
にも関わらず、沢山のオーナーさんが本州から来店してくださっていることに、これもまた今更ながら感謝です。
また、持っていくことのできる荷物にも限りがありますので、今回は無理をせずにDRM RZ34のデモンストレーション程度に気軽に参加したいと思っています。
金曜日に準備を行い、そのまま夜にフェリーで大阪まで移動し会場へ向かうことにします。
当日、皆様にお会いできることを楽しみに向かいます。 

音を形にしたいと考えました。


RZ34 Protoが帰福して1週間。 福岡での初仕事は動画撮影でした。
完成したばかりのDRMスポーツエキゾーストを販売していく中で、やはり「どのような音色か?」とご質問を頂戴することが多く、
また、これまでに実績のあるZ33ともZ34とも異なる特性であり、文字や言葉だけで表現するには限界がありました。


生音をわかりやすい形でお届けしようとすると、その手法は動画が最も伝えやすいのですが、肝心なイメージ動画ではなくリアルな音を届けたいとなるとアマチュア製作の領域では不可能です。
そこで今回はCMやドラマ製作などでも活躍をしている、プロフェッショナルな音声スタッフさんの協力を得ることができ、収録を行うことにしました。
集音マイクをRZ34へ装着し助手席に音声さんと機材を載せ車を走らせました。 マイクを風防で対策を行っていましたが、車速があがると風の音がノイズとなり少し手間取っていました。
音を生業とされているだけにスポーツエキゾーストに対する2つの評価が非常に興味深く、
1つは、パーシャル領域に入るとほぼ無音と言っていいほど静かであること。
もう1つは、そのパーシャル領域からシフトダウンを行い加速していく区間の音色がとても良く、メリハリのあるエキゾーストサウンドであること。
この2点は、スポーツストリートカーとして理想的であると僕は考えていただけに、ヘッドホン越しに生音を聞いた音声スタッフさんの的を得たコメントは大変有益なものとなりました。


僕はまだ収録音も動画のカットも見ていませんが、数日中に編集さんが上手につなぎ合わせてくれることを期待しています。


DRM SPORTS ECM for RZ34


■DRM SPORTS ECM for RZ34 定価 70,000円〜 170,000円

去年まではサッパリであったSPORTS ECMのご依頼は徐々に増えつつあり、今年に入り全品番が確認/対応ができています。

これまでのVQ35/37エンジンは自然吸気のため、マッピングで得られるパワー上昇は10~15ps程度。同時にDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)をコントロールすることによって、爽快さの演出を行っていました。
しかしながら、VR30ではアクセル/スロットル演出に頼らなくとも、電動アクチュエーター付きターボエンジンですので、マッピング1つでブーストリミッター値の変更ができ、任意のブースト値までポテンシャルを上げてゆくことが可能になりました。
Z1をはじめ海外チューニングショップでのテスト結果等を参考にしていると、ノーマルタービンの上限値は500馬力弱 
同じくDAYTONAにおいてもシャーシダイナモ上で480馬力でまとめていますので、おおよそこの付近がマージンを加味したポイントであると考えています。
また、当然ながらスピードリミッターはカットしていますので、クローズドコースを楽しまれる方においても魅力的なチューニングデーターへ仕上がっている自信があります。

いい車の条件とは?


顧客さんからのご依頼で、BMW Z4 M40iを納車させていただくことになりました。

僕もZ4 M40iは同じ内外装色の同仕様車を去年まで所有していましたので、少し懐かしい思いや羨ましい思いを懐きながら眺めていました。
純正の状態で340馬力 後期型ともなれば387馬力を叩き出す3.0L直列6気筒"B58B30C"を搭載しています。New Zの直接のライバルと言われるスープラが搭載するB58そのものです。
Z4とNew Zを並行して所有していたわけではありませんので、記憶を頼りにB58とVR30の違いを探していましたが、B58の方がいくらか基本設計は古いものの、とても素晴らしいエンジンであったと記憶しています。
これもいい機会ですので改めてB58の良さを感じつつ、DAYTONAが作るNew Zへ応用できることが無いか確かめてみます。

動き出したRZ34アイテム。


これまで僅かなオーダー数であったRZ34パーツが、先月頃より動きが活発になってきました。
とはいえ、いきなりハードチューンアイテムが出るわけではなく、DIYで装着可能な部品やスピードリミッターカットを目的としたSPORTS ECM等が主なオーダーです。
その中で、結構早い段階よりオーダーを頂いていながらも、メーカーへの発注が通らずに首を長くして待っていたパーツが、ようやく到着。
nismo USAエンジンカバーです。


日本未入荷モデルのnismo CFRPエンジンカバーは、米AMS社が製造を請け負い、主要日産ディラーを軸に販売を行っています。
北米nismoのカタログには早々に掲載されていましたが、肝心の車体デリバリーの緩やかさに生産/販売スケジュールも遅れぎみになったと、北米nismoの担当者から説明がありました。
純正採用されるだけあって、抜群のクオリティとデザインです。
nismoエンブレムの下側にV型6気筒を象徴し6つのヴェントが設けられ、nismoを象徴するレッドアクセントが抜群な決め手となっています。
ボンネットを開け、エンジンルームを眺めて満足。 そんなカーライフも楽しいではありませんか!

2つの音を集結させる。

一度は完成したはずのDAYTONAスポーツエグゾースト feat.SACLAM。
話し合った結果、作り直すことにしたのは前回書いたとおりです。


その時からオフレコで話は出ていましたが、左右同調でのバランスの良い排気管ではなく、気持ちの良い位相を作るためにあえて左右非対称でデザインし、左右のテールエンドから出る音を1つとして捉えた場合、これまでよりも音作りの選択肢が広がる可能性について話し合いました。
画像は試作段階のセンターパイプ。


現在はSTEP.3まで進み、認可を取得した排気管よりも良い音を奏でています。
もう少しテストが進んだ段階で様子を見にSACLAMへ足を運んで、率直な意見交換などをしてきます。
画像はテールエンド

多くの人に楽しんでもらいたい。


水曜日
2週間ぶりにRZ34へ乗って外出しました。
やはり400馬力オーバー+アルファを発するVR30は非常にパワフルで、福岡都市高速を走っても大パワー車ゆえの加速性能の素晴らしさに運転も快適そのものです。
日産自動車は本当にスタイリッシュでパワフルなフェアレディZという素晴らしい車を発売してくれました。

先日、nismo North Americaのアフターパーツ専任者とメールのやりとりをしていたら、RZ34のデリバリーに関する情報をもらいました。

"Only 200-220 Z’s being produced per month internationally currently. "
現在、世界中で僅か200-220台/月のRZ34が配車されている。

現在、日産自動車が世界中でどの程度のバックオーダーを抱えているかはわかりませんが、世界中で200-220台とはあまりにも少数過ぎて驚いてしまいました。
福岡での初期ロット(発売日より2,3日程度の発注)の納車完了が8月頃を目標としていますが、現在抱えているオーダーと配車スピードを照らし合わせると、
すべての納車が完了するまで10年かかるとの事でした。

僕は先行で2台ものRZ34を入手することが幸いにもできましたが、この状況が続くならば本当にオーダーカットが起こりうる可能性があるかもしれません。
なんとか全てのオーナーさんへ行き渡ることを切に願います。

心に響く音でありたい。


前回お伝えしたように、騒音値や過吸気エンジンの特性により”そこ”まで攻めた音作りは出来ないにしても、認証の枠内に収まる良いエグゾーストであることに違いはないのですが、どこか物足りなさを感じていました。
「聞く人が聞けば解る」のではなく、僕が欲しいのは鳥肌が立つような排気音です。

宇野さんも僕も感じていたことは同じだったようで、協議の結果 騒音試験をパスしたものの、言い訳をしながらユーザーさんへ提供するのではなく、納得のいく音作りを行うことに合意し、特に4500rpm付近の再チューニングを行うことにしました。
騒音試験はやり直しとなってしまいますが、最後の純ガソリン車になるであろうRZ34へ相応しいエグゾーストを必ずやお届けいたします。

DAYTONA Racing スポーツエキゾースト feat. SACLAM


思い返せば、初めてフェアレディZ用SACLAMサイレンサーを目にしたのは2008年頃だったと記憶しています。
当時は加速騒音規制なんてものは存在しなかったので、今と比較したら自由なモノ作り、音作りが出来た良い時代でした。

僕はまだ加速騒音をパスする他社のマフラーを聞いたことがありませんので、ライバルと比較して”どう”とは言えないのですが、少なくとも純正マフラーのサウンドは決して悪いモノではなかったと思っている派ですので、正直な話"そこ"を越えれば良いかな?というハードル
それとは相反する、加速してゆく力強さを音にして表したいというハードルを設けていました。

加速騒音と近接騒音を上手くコントロールし、ターボチャージャーが正圧になり始める2800rpm~雰囲気のあるサクラムサウンドが聞こえ始め、そのままアクセルを踏み込んでも快音は消えることなくエンジン回転数に比例して木霊してくれ、濁りのない高周波を奏でてくれます。
高速区間と、音がよく響いてくれるトンネル内でのチェックでしたが、ついついアクセルを踏む右足に力が入りすぎ、高回転域での音色に酔いしれてしまいました。
音に関しては、いくら文章で説明しても伝えること、イメージしてもらうことが難しいので、開発Proto車両が帰福次第に動画として公開したいと考えています。

また、気になる発売時期と価格に関しましては、現在SACLAM社と協議中です。
6月頃のリリースを目指しています。

DAYTONA Racing スポーツエキゾースト feat. SACLAM 基本説明


4月中旬
開発を行っているRZ34エキゾーストの、最終仕様チェックを行うためにSACLAMへ行きました。


新型車は当然ながらアフターマーケットを含む騒音規制は年々厳しい物となっており、現状では”加速騒音規定”フェーズ2をクリアーしなければなりません。
当初Z34用をモディファイしたエキゾーストでテストしましたが、最大出力や最大トルクの発生ポイントがVQ37とVR30では異なりますので両者の特性がマッチングするはずもなくあえなく新規製作へのリプランとなったのは去年末の話でした。


その後、数タイプの試作を作りVR30へマッチングする周波数特性を探し出し、加えて規制がクリアーできるポイントをシンクロさせ、ようやく形になりました。


ぱっと見はZ34用エキゾーストと相違なく見えますが、実は細部にわたり数々の変更点があります。
Z34比80mmほど前方へスライドし、リア太鼓から出る排気管を長くレイアウトし自由度を確保しています。
そのため、マフラーフック部なども新設計を行い、より美しくかつメカニカルな造形を行いました。


出力の大きなVR30
騒音規制をクリアーするために、もちろん中間ユニットや太鼓で音量を絞る工作は必要ではありましたが、最終的に音質を損なわないためにも特定の周波数をカットする"レゾネータ"の新設も行っています。


SACLAMの特徴でもある”リング”
これも歴代フェアレディZ用とは異なるデザインを採用し、またアウターテールカバーを用いることでスラッシュデザインになりました。

ブレーキチューニング


Brembo │ GT Monoblock 6-Piston フロントアップグレードKIT
4月頃から一般納車が始まると言われているRZ34フェアレディZ
いまだ街中で見かけることは皆無に等しいのですが、この1ヶ月ほどで徐々にではありますがパーツのお問い合わせが増えてきました。
どこから触り始めるか?を検討するのは楽しい時間ではありますが、なかでもブレーキに関するお問い合わせをいくつか頂戴しました。

Q1,STDグレードですが装着可能ですか?
A1,もちろん可能です。 しかしながらAkebono用アップグレードブレーキとして開発されていますので、ディスクローターはAkebono355mmを別途ご用意いただく必要があります。

Q2,Ver STです。 フロントのみ6POT化を行い、前後バランスは悪化しませんか?
A2,Bremboでは当然ながらバランステストを行いキャリパーサイズやディスクパットコンパウンドを選定しています。 フロントが効きすぎるということはありません。

Q3,後々オーバーホールなどはできますか?
A3,もちろん可能です。 出荷する全てのキャリパーはBrembo Japanにて管理されています。 ご安心ください。

Z34でも同じ状況でしたが、よりパワーが上がったRZ34では正直なところブレーキ容量がエンジン出力を抑えるだけの力はなく、乗ってみたらわかりますがハードなブレーキングを何度か繰り返すと、あっという間にフェード気味になります。
もちろん、ディスクパットで調整を行うのも一つの方法ではありますが、それよりもキャリパー面積を十分に確保してあげることにより、結果として発熱温度を抑制しディスクローターへのダメージも最小限になると考えています。
せっかくの純ガソリン車最後を飾るRZ34. ブレーキチューニングは安全に遊ぶための第一歩かもしれません。


スタンスマガジン 取材


先日スタンスマガジンの取材が行われました。
「Z33/34揃ってスタンス層には人気の車種でしたので、RZ34もその勢いのまま読者層に受け入れてもらいたい」
と編集部からのオファーを頂戴し、現時点でリリースしているアイテムや、進めているプロジェクトのお話をさせてもらいました。


東京オートサロン時からの変更点は、エンジン系を若干チューニングテストを行い、あとは肝心のSACLAMを首を長くしまっている状況です。
現在デモカーに装着しているSACLAMをお聴きになった方はわかるでしょうが、従来型Z34を多少モディファイしたくらいでは、純正エキゾーストを確実に下回る音色にしかならず、かといって音質を追求してゆくと騒音値を軽々とオーバーしてしまうという、非常に厄介な法令と理想の狭間で難航しています。
ですが、ある程度出口も見え始めたエキゾースト開発。 快音を耳にできるのは時間の問題かもしれません。
その他、スポーツECMやCFRPエンジンカバーなど。 徐々にではありますが、お問合せの動きが見え始めてきました。

2023y Start Our Engines!


2023年の営業を本日より開始いたしました。 
今年の冬季休暇は3日しかなく何処へも行くことは出来ませんでしたが、それでも初詣だけは必ず行くことに「The日本人だね!」と仲間内からは茶化されています。
困ったときだけ神頼みをする気はありませんが、それでも去年1年を健康に害することもなく歩めたことを感謝せずには居られません。


元旦はDAYTONAから車で10分ほどの場所に位置する実家へ帰っていました。
母親が「死ぬまでに高級なおせち料理が食べたい」と11月ごろ話していましたので、ホテル日航福岡の”高級おせち”を実家へ運んでもらい、その”おせち料理”を家族みんなで頂きました。
とはいえ、普段から高級和洋中を食べ慣れていないせいか、いまいち味の良し悪しもわからず、また母親からは「2万円くらいするの?」と尋ねられ、「いや6万円だった」と切り返すと、
「あんたバカじゃないの?」と、礼を言われるどころか文句を言われながらも、やはり家族が輪になって食卓を囲む食事は良いもので、来年は是非とも2万円のおせち料理でリベンジを挑みたいものです。


この年末年始の間に、準備を進めていた幾つかのアイテムが完成しました。
そのうちの1つがRZ34用バトルシフターです。 前型Z34とは取り付け形状も全く異なりましたので新規作成です。
純正シフターよりもレバーを長くした結果、ステアリングの舵角がついたポジションからでも指をかけやすく、またパドルをドライカーボンにて成形を行ったことにより、エクステンションモデルでありながらも撓むこともなく、純正ABS樹脂よりも剛性感がありアップ,ダウンのフィンガータッチの感触が心地良いものになりました。
これは9ATを選択されたオーナーさんだけが得ることができる特権のようなものです。

兎にも角にも、来週開催される東京オートサロン。 慌ただしく準備を進めています。
1月は不在日数も多く何かとご不便をおかけいたしますが、2023年も皆様にとって良い1年でありますように、心より願っております。
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