明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

制作  


最近、ブログを簡単だという方法でアップしているが、情報のリンクのし方が判らず、ブログだけアップしていたが、下書きのまま忘れてしまいがちで、大したことを書いている訳ではなし、一日、二日で気分も変わるしで、書いたまま放ったらかして、改めて書く。 人形を作っていて、一番面白いのは、首ができて、そこからおおよそ作り、乾燥させるまでである。ここは作っていて面白いし、かなり早い。乾燥が終わってから仕上げ、着彩はどちらかというと作業的である。頭部の制作は苦行に近いし、作業はやはり作業である。北斎は急ぐ事も無いので、自然乾燥に任せている。 都営地下鉄のフリーペーパーで円谷英二を作った時、勝どき辺りが特集場所であったので辺りの風景を特撮スタジオのミニチュアに見立てた。このアイデアは円谷以外には使えない。本当は東京タワーで使いたかったが、いつ廃刊になるか判らないので、勝どきで使った。これはたまたま合成を統合しないままのデータが残っており、後に女性のヌードを配し『円谷な女(ひと)』となった。座高百メートルを超える女がこの状況で毛づくろいをしている。これは5月の個展にも出品する事になっているが、(ふげん社では、私が面白かろうと考えながらすべった作品が全て評価されるのが有り難い。)今回の葛飾北斎も、何を凝視し、描こうとしているかで、面白さが変化するであろう。空席を空けておきたい。 昨年末、知人の開店祝いに、店内に火焔太鼓を担いだ古今亭志ん生を座らせた物を贈って喜ばれたが、新生児を北斎がスケッチしているなんて、お祝いにウケそうである。






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