明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



以前は作品はスチール棚に立たせていたが、出品の度、埃を払ったり色を塗り直したり、東北の地震で落ちて壊れたりしていた。16年の深川江戸資料館の個展の際に、撮影専用に、写らない所は作っていなかった作品を作り足して作品が増え、当時母と同居していたこともあり、全て持って帰るのは無理、とトランクルームに預けた。その際に、某ゼネコン現場監督のMさんがトランクルーム、人形を収める衣装ケースを手配してくれ私と違って空間把握が専門で、無事に収まった。2メートル超のプリントは、薄いこともあり、たわませて押し込んだが、リコーイメージングで展示した際、でロールに巻いて貰い、これもおかげで収まった。収まったが、フィルムと、その他雑物が未だに出しっ放しで、これを収める前に、三島由紀夫を作り始めてしまったら、せっかく断捨離を済ませたのに面倒な事になりかねない。北斎を作りながら、押し入れから三島を出してはならない、と念じていた。北斎も仕上げを残し、おおよそ出来たので、仕上げる前に、出しっ放しの物の整理をすることにした。面白くも可笑しくもないが、面白く可笑しい事をするためには仕方がない。来月には三島を、また陰影の無い“石塚式ピクトリアリズム”で撮り直すべき旧作を押し入れから引っ張り出す事にする。





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