明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


長い間考えていた椿説弓張月が私としては大仕事で、様々癒えないまま太宰の背景のたばこ屋に妙な看板娘を起用したものだから、昨日はダメージが回復せず。電柱一本立ててゴロゴロして終わり。考えていた北斎の構想が、撮影場所が閉鎖で頓挫したことも気が抜けた原因である。本日より松尾芭蕉に取り掛かるつもりであったが、今週いずれも和紙にプリントする予定の三島その他の最終チェックに費やし、甘い物も食べたくなりアリオ北砂へ。どこのコンビニより近いので、助かっている。隣り合わせを避けるためかストール的な座り場所が撤去され、レジにはビニールの覆いが下がっていた。明らかに先週の平日とは様相が違っていた。 最終チェックで今日は止めて早めにアルコール消毒で暖まる。 芭蕉は夏までに芭蕉庵も作り、江東区の芭蕉記念館に2体目として収まることになっている。江東区関連で世界的な人物といえば小津安二郎と松尾芭蕉ぐらいだろう。両方とも江東区に収蔵とは有り難いことである。 以前辻村ジュサブローさんにお会いした時、あなた人形はどうしてるの?売ると出して貰えないから売らないことにしている、とおっしゃっていた。この歳になり、その気持ちが判る。出来るだけ人に観てもらえる所に納まってもらいたい。 5月7日からの個展のDMを出したいのだが、施設関係は閉鎖中だし、知り合いでも持病を持っている人は今回は無理かも、といわれるくらいなので、メールをやっていないからといって高齢者にはどうも出しにくい。困ったものである。 

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