明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



個展会場で配布のパンフレットのデザインが決まったとふげん社よりメール。両面観音開きB5サイズ。 市ヶ谷に向う三島一行は、中古で入手したコロナ車中、案外俺たち明るいなあ、ヤクザ映画なら唐獅子牡丹が流れるところだ、と全員で歌った。三島は亡くなる直前二人の彫物師に打診をし、願望があったのは間違いないが、自分には入れてはいない。映画唐獅子牡丹の池部良と高倉健の二人になぞらえ、三島に唐獅子牡丹を、と考えたのは随分前だったが、諦めずにいて完成した。この辺りの話は何度もしているので繰り返さない。 リコーイメージングのIさんに連れられ当時築地にあったふげん社にお邪魔したのは一昨年。その後に本郷の金魚坂に行くことになっていたので、三百年続いた金魚問屋ならと、和紙のプリントも持っていた。そうしたらふげんで三島で、という話になった。その日のブログに書いたと思うがまさかの展開に呆然としながら本郷に向かった。しかしこの三島はいくつかのギャラリーに断られた前科があったし、私の聞き間違いではなかったか?昨年念のために確認にでかけたくらいであった。 ここ数日、コロナのこともあり、どうも力が入らずダラダラと過ごしたが、討ち入りの計画に揺るぎがない、とパンフレットを見て確信した。もちろんそのためには、空気の入れ替え消毒、人との間隔を空けるなどの体制を取っての上であることは当然である。是非来て下さいと私にはいえない。ただ明日から松尾芭蕉を作るだけである。太宰でやったように、明日の朝から一日、数時間おきにスマホ写真をフェイスブックにアップしようと思う。








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