明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



先日クリニックに行った時、あまりに眠く立ちくらみがひどく、寝てばかりいたのは薬が合わないせいもあるかと、と相談したのだが、漢方的には、梅雨時にはありがちな症状だそうである。確かに梅雨が開けとともに上向いてはいる。 芭蕉庵については、そのサイズでは、玄関から外へ出すのは不可能で、どうやら屋根を外しても、ベランダから降ろすことになりそうである。しかし約1メートルというのは、私の作った芭蕉が室内にいたり、傍らに立っていたりするにはどうしても必要なサイズである。それは私の芭蕉像を生かすためであり、それは芭蕉の表情を生かすためである。着衣、ポーズそのすべてが頭部、そして表情を生かすたに作っている。なので写真作品の場合は、表情を生かすために、背景を左右反転させることも辞さない。もちろん反転しても不自然にならない背景にかぎるのが。 当初後ろ半分をカットすることを考えたが、やはり何割かカットした方が良さそうである。360度作るということは、それを眺めるためにさらにスペースが必要になる。そこで最初に考えたように、後ろは会場の壁面で塞ぐようにして背後には周り込めないような展示することを提案している。手が届く範囲を越えると、生来の空間把握能力の欠如が顔を出し始めるので注意を要する。

ウチの寒山拾得達
。この餌くれ攻撃に負けて餌をやっていると連中は長生きしない。ようやく節度を持った餌やりをしているが、この様子を眺めながら食事するとき、意地悪な看守の如き心持ちする。

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