ソ・ジソプとカン・ジファンという韓国人気2大スターの共演と言えば、制作費をかけていそうだが、経済不況もあって、低予算で作られたことで知られている作品である。韓国映画界の鬼才キム・ギドク原案・製作の注目作。ソ・ジソプとカン・ジファンは、今作において第29回青龍映画賞新人男優賞を受賞している。
俳優のスタは、映画映画撮影中のけんかシーンで本気で相手俳優を殴ってしまうほど短気な性格。おかげで、二人も共演者が降板し、相手役をつとめる俳優が見つからない。そこで、スタは偶然出会ったヤクザのガンペに相手役を依頼することに…。俳優になる夢を捨てきれずにいたガンペは、ファイトシーンを実戦ですることを条件に、出演を引き受ける。俳優とヤクザ、出会うはずのなかった二つの人生が交差する。俳優として、ヤクザとして、不器用に生きる二人の行く末とは…。
激しく感情をぶつけ合う二人。最後には友情が生まれるが、俳優は俳優としての、ヤクザはヤクザとしての結論の出し方があった。
韓国映画は、展開の派手さに比べて、最後は何がいいたかったの?ということがよくあるが、この作品はラストにも余韻が感じられるし、いいラストになっている。主役二人が泥まみれで殴りあい、どちらがどちらなのかがわからなくなるが、その分、まさに映画を愛する思いも伝わってくる。久しぶりに韓国映画でワクワクする、そんな映画だ。
監督を務めたのは、これまでギドク監督の作品の助監督を経験してきたチャン・フンである。
(余談…劇場内は中高年女性がほとんど。開場前と上映前はさながらバーゲン会場のよう。上映後は画面で何かがあるたびに話声がし、まるで家のリビングでDVDを観てしるかのようにおしゃべり。良いように解釈すれば、活気があっていいのだけれど…。映画館に来てお金を使ってくれることは喜ばしいのですが、純粋な映画ファンとしては、ここ数年韓国映画上映館に関しては、これまでとは違う雰囲気なんですよねぇ。周りにエネルギーを吸い取られて、鑑賞後に妙に疲れてしまうのは私だけだろうか…)。
俳優のスタは、映画映画撮影中のけんかシーンで本気で相手俳優を殴ってしまうほど短気な性格。おかげで、二人も共演者が降板し、相手役をつとめる俳優が見つからない。そこで、スタは偶然出会ったヤクザのガンペに相手役を依頼することに…。俳優になる夢を捨てきれずにいたガンペは、ファイトシーンを実戦ですることを条件に、出演を引き受ける。俳優とヤクザ、出会うはずのなかった二つの人生が交差する。俳優として、ヤクザとして、不器用に生きる二人の行く末とは…。
激しく感情をぶつけ合う二人。最後には友情が生まれるが、俳優は俳優としての、ヤクザはヤクザとしての結論の出し方があった。
韓国映画は、展開の派手さに比べて、最後は何がいいたかったの?ということがよくあるが、この作品はラストにも余韻が感じられるし、いいラストになっている。主役二人が泥まみれで殴りあい、どちらがどちらなのかがわからなくなるが、その分、まさに映画を愛する思いも伝わってくる。久しぶりに韓国映画でワクワクする、そんな映画だ。
監督を務めたのは、これまでギドク監督の作品の助監督を経験してきたチャン・フンである。
(余談…劇場内は中高年女性がほとんど。開場前と上映前はさながらバーゲン会場のよう。上映後は画面で何かがあるたびに話声がし、まるで家のリビングでDVDを観てしるかのようにおしゃべり。良いように解釈すれば、活気があっていいのだけれど…。映画館に来てお金を使ってくれることは喜ばしいのですが、純粋な映画ファンとしては、ここ数年韓国映画上映館に関しては、これまでとは違う雰囲気なんですよねぇ。周りにエネルギーを吸い取られて、鑑賞後に妙に疲れてしまうのは私だけだろうか…)。