夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『アジャストメント』

2011年06月16日 10時00分27秒 | Weblog
 自分の人生があらかじめ決められたもので、定められた道を生きるように操作されているものであれば、あなたならどうする?運命を変えるべく必死でもがくか、定められた道を行くか。とにかく、生きることそのものがタフではあるけれど、“人生は自分で切り開くもの”、それがこの映画のメッセージである。“ボーンシリーズ”のマット・デイモンが、またまた孤独な戦いを続ける。
 デヴィット・ノリスはスラム街に育ちながらも逆行に打ち勝ち、上院議員候補として選挙戦をリードしていたが、あるスキャンダルで落選してしまう。敗北宣言をしようと、トイレでセリフを練習していたところ、エリースという女性と知り合い、一瞬で恋に落ちるが、そのまま再会できなくなってしまう。しかし、エリースの助言で行った敗北宣言が効を奏し、全米一のベンチャー企業の役員として迎えられたデヴィットは、3年後、再び上院選の有力候補となる。
 そして、偶然のエリースとの再会。しかし、彼の行動を監視し、決められた運命に調整する謎の集団がいた。それは運命調整局。得体の知れない組織に自分の人生を調整されていると知ったデヴィットは、一人で組織に立ち向かう。組織は、執拗にデヴィットとエリースを引き離そうとする。それはなぜ?
 記憶を操作したり、記憶を消されて自分と違う人を生きさせられたり、最近のハリウッド映画はそんなテーマが多いなぁ。でもそこは考えず、一気に鑑賞しよう。上映時間は短めだ。
 人気SF作家、フィリップ・K・ディックの同名短編小説の映画化。デヴィットには、マット・デイモン。エリースにはエミリー・ブラント。監督は、ジョージ・ノルフィが務めている。