夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『白鯨との闘い』(試写会)

2016年01月14日 10時07分15秒 | Weblog

原作が名著で知られるハーマン・メイヴィルの「白鯨」。2000年度全米図書ノンフィクション部門を受賞している作品の映画化。最近、新たな真実が明らかとなり、今作が製作された。『アポロ13』のロン・ハワード監督作品。

エセックス号、最後の生き残り人物のところに、ある小説家がやってくる。あの事件の真実を知りたい・・・。苦痛にゆがみながら、老人は語り始める。

鯨油が重宝されていた19世紀。捕鯨が一大産業でありり、漁師たちも競うように鯨を捕獲していた。

1819年、捕鯨船エセックス号はアメリカのナンケット港を出港。太平洋を進んでいく。だが、思ったより鯨油が集まらず、沖合4800キロメートルの海域へ。そして、そこで見たこともない巨大なマッコウクジラと遭遇する。一行は巨大クジラに立ち向かうものの、船を沈められてしまう。

わずかな食料と飲料水を積んで3艘のボートに乗り込む船員たち。しかし、舵さえとれず流れにまかせるままでいることしかできず、食料もなくなっていく。漂流に次ぐ漂流。生きることさえ難しい・・・そこで。

今作とは関係がないが、以前、シベリアで捕虜となった軍人が軍事裁判にかけられる一人芝居「審判」があった。江守徹や加藤健一が演じていたと思うが、そこで語られていたこと、その話を思い出しながらこの映画を観ていた。

なぜ生き延びることができたのか、この部分が新事実。で、でしょうね、、、その部分の具体的な描写はないけど、想像できる。

この作品は2Dと3Dが同時公開。クジラが躍動するところや海での場面は、迫力満点で観れるはず。腕利きの捕鯨員を演じるのは『ラッシュ/プライドと友情』のクリス・ヘムズワース。原題は「IN THE HEART OF THE SEA」である。

(1月16日公開)