2001年9月11日、アメリカ同時多発テロの翌日、最初に敵地へ向かい、わずか12人で5万人の敵勢との戦いに挑んだ米軍騎馬隊の知られざる実話をもとに描く。これまで、最高機密として明かされなかった戦いの全容を映画化。
ネルソン大尉は、家族のために内勤を希望し、異動がかなったものの、テロによる被害をテレビでみて、現場に戻ることを志願。アフガニスタンに乗り込んだ特殊部隊の任務は、ドリタム将軍率いる反タリバンの地元勢力と手を結び、わずか3週間で敵の拠点マザーリシャリーを制圧すること。山岳地帯での有効手段は馬。
最新鋭の兵器を駆使するタリバンを相手に、過酷な戦いの幕が上がる。
いくら最新鋭の機械や戦闘機を使ったところで、戦うのは生身の人間。鮮やかて綺麗な勝ちかたなんてない。古典的で、結果はグロテスクだ。
ネタバレになるが、空爆後、大量に降伏してくると見せかけて自爆するのが凄すぎ!!!宗教は自由だが、到底、日本人には理解できない事柄が連続する。
本編のほとんどが戦闘シーン。辛い場面しかない。しかし、これは現代でのことで、実話ベースだ。それにしても、9.11の衝撃は、もう17年も前のことになるのか…。
知らない世代にどう伝えていくかということになる。いまは、グランド・ゼロには特殊部隊の偉業を讃える像が立てられている。
監督は報道写真家でもあるニコライ・フルシー。主演は『アベンチャーズ』シリーズのソーでおなじみのクリス・ヘムズワーズがつとめている。