夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

ミュージカル『生きる』

2023年10月01日 22時18分41秒 | Weblog

黒澤明監督が1952年に発表した映画『生きる』を原作に、演出家の宮本亞門がミュー

ジカルとして生み出した。2020年に再演されたときにも話題となり、3度目の上演と

なる今回も、主人公の渡辺勘治役は市村正親と鹿賀丈史のミュージカル界の重鎮がWキ

ャストで演じる。

レジェンドの二人。3年前は鹿賀丈史の渡辺勘治を鑑賞している当方は、今年も上演

があることを知って市村正親の渡辺勘治を観たい!!と思っていた。

今回は梅田芸術劇場で当方の座席は前から9列目。舞台とオーケストラピットが近い席。

3年前は、兵庫県立芸術文化センターで上方の座席だった。

 

物語の展開はわかっている。細かいところは忘れているかも?の状態だったが、感動。

感動の渦、渦、渦。前回は予習として、今日は復習としての思いもあったが、二回観

ても飽きることなく、やっと腹に落ちた!という思い。ラストでは知らず知らずに流

れてくるもの熱いものがあった。

主役として、ミュージカル役者としての見せ場は大きく二つ。前半の幕間前に勘治が

“まだ遅くない”と歌い上げるところ。そして、オーラスの「ゴンドラの唄」…♪命短し

恋せよ乙女~~~♪とブランコに乗って歌う場面。あとは、アンサンブルが歌ったり、

アンサンブルと一緒に歌ったりで、その間に細かい演技をしていることの方が多い。こ

の見せ場のために十分待てるし、楽しめる。音楽の迫力。演者も近くにいて、大満足だ

った

本日は大千穐楽。3回のアンコールがあり、主要な役者から挨拶があった。それぞれに

個性的な挨拶に最後は市村正親。演じているときとは違う、お茶目な姿を見ることがで

きた。鹿賀丈史ともども、まだまだやれるとのコメントがあり、観客席は湧いた。

 

物語は、当方の2020年11月15日ブログアップ分を参照されたし。

 

本日のキャストは、渡辺勘治を市村正親、小説家は上原理生。渡辺一技を実咲凛音、組

長は福井晶一、助役を鶴見慎吾が演じた。渡辺に“まだやれます”と背中を押す元部下の小

田切とよは音楽座ミュージカル所属の高野菜々。息子の渡辺光男役は村井良大だったが、

体調不良のために代役。←ごめんなさい。役者さんの名前がわかりませんでした

朝の7時半に呼び出され、東京から急いできたとのこと。ドキドキしながらも、初日と大

千穐楽を迎えることができました。←ありがとうございました。だから私たちは鑑賞でき

ました。そして、大千穐楽に舞台に立つことが出来なかった村井良大さん、またの機会

に会えることを楽しみにお待ちしております。

 

役者の交代により、開場時間と開演時間が遅れて開始となったものまた思い出となるで

しょう。