夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『カラーパープル』

2024年02月15日 08時55分38秒 | Weblog

 スティーブン・スピルバーグ製作『カラーパープル』から新年のグリーティング!日本版ポスターがお披露目

 スティーブン・スピルバーグ監督と名作映画が、ミュージカル映画となって生まれ変わった。

主人公にはのセリーには、ブロードウェイのミュージカル版で同役を演じたファンテエイジア・

バリーノ。『リトル・マーメイド』のアリエル役のハリー・ベイリー、アカデミー賞歌曲賞と

グラミー賞受賞のH.E.R.も出演している。

 

 優しい母を亡くし、横暴で支配的な父の言いなりのままに生きるセリーは、父の決めた相手

と結婚したが、またも支配的で自由のない生活を送っていた。さらに、最愛の妹・ネティとも

生き別れてしまう。

 だが、支配されることを嫌い、自立した強い女性ソフィアと、歌手になる夢を叶えたシュグ

に出会えたことで、セリーの人生が少しづつ、そして大きく動き始める。

 

 

 1909年から物語は始まる。その頃からアメリカが抱える男尊女卑、差別や偏見、貧富がはび

こる時代背景が根底にある(これは今も?)。結婚に出される前にセリーは二人の子どもを産

むが、その子供たちはすぐにセリーの手から離れ父親が“神のもと”へと渡されてしまう。その

子どもの父親は“父”なのだろう、というのもひどい話だ。だが、そんな環境から離れて強く生

きている女性もいる。今を抜け出す、未来を向くために必要なのは“出会い”だ。出会いが、新

しい世界を見せてくれて、自分で歩むことの大切さを教えてくれる。寄り添ってくれる人との

出会いの重要さと、その気持ちを受け入れられるのも本人が持つ強さだ。ラストは、アメリカ

らしいビッグファミリーとなった風景が描かれる。

 不安や不満を抱えながらも、軽快なダンスシーンと迫力ある歌が日々の辛さを忘れさせる。

 


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