come on nowは「さあ、来い」「いますぐこっちに来い」と意味ではなく、「さあさあ、これこれ、まあまあ」といったように、「催促や軽い非難、あるいはなだめる気持ち」を込めて使われる。
口語表現では、「よしてくれ、いいじゃないか」、あるいは「頼むよ」「そんなこと言うなよ」といった意味で用いられる。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"Sorry, we are closing soon today, Bruce."
"Come on now, give one more drink, Big Man."
「ごめん、ブルース、今日はもう閉店なんだ」
「たのむよ、もう一杯飲ませてくれ、ビッグ・マン」
●Extra Point
AhやHeyといった語とともに使われることもよくある。
◎Extra Example
"Time is up. Please end soon."
"Hey, come on now, give me another chance, Patti."
「もう時間です。そろそろ終わりにしてください」
「なあ、いいだろう、もう一度やらせてくれよ、パティ」
☆Extra Extra Point
come on nowは歌の歌詞にもよく使われます。パティ・スミス(Patti Smith, 1946- )の1978年のヒット曲"Because the Night"にも、この表現が印象的に使われています。
これはブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen, 1949- )が彼女のために書いた曲でした。
★Extra Extra Example
"Come on now, try and understand
The way I feel when I'm in your hands"
「ねえ、わかってよ
あなたの腕のなかにいるときのこの気持ちを」
http://www.brucespringsteen.net/songs/BecauseTheNight.html
ブルース・スプリングスティーン自身も、Darkness on the Edge of Town(1978)発表後のDarkness Tourで、この曲もよく演奏していました。
ブルース・スプリングスティーンの演説も最高にカッコいいです。こちらのCDブックに生声と生演奏(アコギ)が収録されていますので、ぜひご確認ください。
ブルース・スプリンススティーンの、この3枚組CD+3枚組DVDが大変楽しみです。
http://www.brucespringsteen.net/news/index.html
もちろん、"Because the Night"も収録されています。