『サルバトール・ムンディ』 (Salvator Mundi 世界の救世主の意) は、イタリアの美術家レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた油彩画。青いローブをまとったイエス・キリストの肖像画。
2017年11月15日にクリスティーズのオークションにかけられ、手数料を含めて4億5031万2500ドル(当時のレートで約508億円)で落札された[4]。この額は、2015年に落札されたパブロ・ピカソの「アルジェの女たち バージョン0」の1億7940万ドル(約200億円)を抜き、これまでの美術品の落札価格として史上最高額となった。(Wikipediaより)
この話題の絵について深く分析した本がある。
https://www.amazon.co.uk/Last-Leonardo-Ben-Lewis/dp/0008313415
今日のGetUpEnglishも、一昨日、昨日につづいて、この本のなかの表現をご紹介しよう。
Such successes are far from guaranteed. Like any other industry to which people are drawn by the glow of fame and fortune emanating from those at the top, the art world has a very narrow peak of achievement and a wide base of footsoldiers, bottom-feeders and also-rans.
こうした成功はまったく保証の限りではない。最高位の者たちから発せられる富と栄光の輝きに人々が引き寄せられるほかの業界と同じで、美術の世界でも成功を収める者たちはごくわずかであり、あとは最下層の者たちや敗者を含む無数の下々の者たちがひしめきあっている。
footsoldierは「歩兵、 (会社などでの)下働き」
bottom-feederは「最低の地位[ランク]の者」
also-ranは「(競走で)等外馬; 等外になった人, 落選者; 落後者」
この3語が並んでいるので、上に訳したような処理でよいと思う。翻訳書を出すにはもちろん正確さも大事だが、すっと読ませる技術、そして請け負った仕事を期日までに仕上げるスピードが大切だ。