スパイダーマンはマーベルでもっとも人気のあるキャラクターのひとりだが、映画権をソニーがもっていることで、これまでにいろんな問題が生じた。
だが、ついに問題がクリアされるかもしれない。
The Marvel Studios Story: How a Failing Comic Book Publisher Became a Hollywood Superhero (The Business Storybook Series) by Charlie Wetzel (Author), Stephanie Wetzel (Author)
https://www.amazon.com/dp/1400216133
に次の記述がある。
On March 20, 2019, less than a month before Endgame debuted in theaters, Disney purchased Fox for $71.3 billion.39 Marvel finally had all of their characters back except Spider-Man, and after Spider-Man: Far from Home came out, the cooperative agreement between Marvel and Sony ended.40 Could Marvel buy Sony to get him back? Possibly. But what could be more likely is that Sony might be purchased by another studio or a company like Apple looking for content in its library. The way Sony’s license is written, if it gets sold, the rights to Spider-Man would revert to Marvel.41 So Marvel may end up with its entire catalog in the end.
『アベンジャーズ エンドゲーム』公開まで1か月を切った2019年3月20日、ディズニー社は20世紀フォックス社を713億ドルで買収した。これによってマーベルはついにスパイダーマンをのぞくすべてのキャラクターを取り戻した。2019年7月の『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』公開後、今度はソニーと友好的な契約を取り交わした。ついにスパイダーマンを取り戻せるのか? 可能性はある。だが、さらに現実的なこととして、ソニーが別の映画会社もしくは同社の映画コンテンツを求めるアップルのような会社に買収されるかもしれない。マーベルがソニーと交わした契約には、もしそのようなことになれば、スパイダーマンの映画化権はマーベルに戻されると記されている。そうなると、ついにスパイダーマンはマーベルに戻ってくるかもしれないのだ。
この本は4月に発売されたばかりなので、ディズニープラスのことも含めて、かなり新しいことが書いてある。そしてそれ以降から『ブラック・ウィドウ』公開までのことのことも書き足す予定だ。
ご期待ください!
今月発売です!
ビジネスデータサイエンスの教科書
マット・タディ (著), 上杉 隼人 (翻訳), 井上 毅郎 (翻訳)
http://www.subarusya.jp/book/b512335.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4799109154
ビジネス形態の大きな変化にともない多くの企業がデータを高度に活用する現在、ビジネスタスクを理解し、データ分析が可能なジェネラリスト(=ビジネスデータサイエンティスト)があらゆる状況で求められている。こうした人材の養成が遅れていることもあり、専門の教育を受けていなくてもビジネスデータサイエンティストに必要な技能と知識を学んでいる人たちも増えている。
本書はシカゴ大学のMBA(経営学修士)教育課程から生まれた『ビジネスデータサイエンスの教科書』であり、そんな人たちのための待望の1冊と言えるだろう。
著者は学術界、実業界(マイクロソフト、イーベイ、アマゾンなど)での経験を通じて「専門家でなくともかなり有能なデータサイエンティストになれる」と考えており、そのために必要な情報をすべて注ぎ込んでいる。統計学、経済学、機械学習のツール、重要な原則、ベストプラクティスといったことが適切に提示され、専門外の人でもデータサイエンスティストに必要なことを効果的に学べるだろう。
本書で取り扱う技術手法は幅広く、時に自身の論文を引用しながら著者自らが創出した手法も紹介する。実例のデータを多用し、理論をあてはめることで、実践における要点も押さえられている。その過程でRのコードを提示し、読者の技能習得を促している。コードについても先端的で、本書に使用されるパッケージには著者自身が最適なものを開発して開発者コミュニティに提供しているものもある。以上のことから、さらに研究を進めたい人にも非常に重要な1冊となるだろう。
マット・タディ氏は、2008年から2018年、シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスにおいて計量経済学および統計学の教授を務め、大学のデータサイエンスの教科課程を作り上げた。マイクロソフトの主席研究員やイーベイのリサーチ・フェローといった産業界の役職も歴任し、2018年にシカゴ大学を離れ、アマゾン・ドット・コムにバイスプレジデントとして迎えられた。現在はアマゾンにおいて詳細なデータ分析をもとにオンラインリテール戦略をすすめる。
日本市場においてもデータサイエンティストの需要は高まっている。専門外の人々が「自学自習」によってデータサイエンティストになることも強く求められているように思う。そんな人たちに本書を役立てていただけることがあれば、訳者としてとてもうれしい。
(「訳者あとがき」より抜粋)
著者 マット・タディ(Matt Taddy)
ビジネスデータサイエンティスト。2008年から2018年、シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスにおいて計量経済学および統計学の教授を務め、大学のデータサイエンスの教科課程を作り上げた。マイクロソフトの主席研究員やイーベイのリサーチ・フェローといった産業界の役職も歴任している。2018年にシカゴ大学を離れ、アマゾン・ドット・コムにバイス・プレジデントとして迎えられた。現在、同社において詳細なデータ分析をもとにオンラインリテール戦略をすすめる。
訳者 上杉隼人(うえすぎ・はやと)
翻訳者(英日、日英)、編集者、英語・翻訳講師。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業、同専攻科(現在の大学院の前身)修了。訳書に『若い読者のための宗教史』『若い読者のためのアメリカ史』『21匹のネコがさっくり教えるアート史』(すばる舎)、『スター・ウォーズ』[全作、I~IX]『アベンジャーズ エンドゲーム』(講談社)、『ザ・ギャンブラー ハリウッドとラスベガスを作った伝説の大富豪』(ダイヤモンド社)ほか多数(60 冊以上)。
訳者 井上毅郎(いのうえ・たけろう)
1990年京都府生まれ。2013年に東京工業大学工学部情報工学科を卒業、2016年同大学院理工学研究科修士課程を修了。専攻は国際開発工学。現在は自然言語処理に特化したデータ解析企業FRONTEOにデータサイエンティストとして勤務。訳書に『ナショナル ジオグラフィック にわかには信じがたい本当にあったこと』(共訳、日経ナショナル ジオグラフィック社、2019年)。
単行本: 312ページ
出版社: すばる舎 (2020/7/22)
言語: 日本語
ISBN-10: 4799109154
ISBN-13: 978-4799109151
発売日: 2020/7/22
目次
はじめに
イントロダクション
第1章 不確実性
第2章 回帰
第3章 正則化
第4章 分類
第5章 実験
第6章 統制変数
第7章 因子分解
第8章 データとしてのテキスト
第9章 ノンパラメトリック手法
第10章 人工知能
参考文献
訳者あとがき
さくいん