GetUpEnglish

日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

GetUpEnglishについて

毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2025 Uesugi Hayato(上杉隼人)

MUST, HAVE TO

2023-01-07 08:46:24 | M

 韓国の人気グループBTSの最年長メンバーのジンさんが、兵役で韓国軍に入隊した。ほかの6人のメンバーも順次、兵役に就く予定で、グループ地しての活動はきしばらく休止する。

 https://www.asahi.com/ajw/articles/14791544

 今日のGetUpEnglishは以下の文にある表現を見てみよう。

 Six other younger BTS members are to join the military in coming years one after another, meaning that South Korea’s most successful music band must take a hiatus, likely for a few years.

 まずhiatusは「すき間、とぎれ」「休憩時間」。ほぼ10年前のGetUpEnglishでも学習した。

 https://blog.goo.ne.jp/getupenglish/e/84069043c90bd28b1978d257cbb03f8c

 Asahi Weekly, January 1-8もこの記事を取り上げて、この文に出てきたmustをhave toと比べて説明している。

  https://www.asahi.com/english/weekly/20230101/

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 mustはhave toと同様に「強制」を表します。前者は話し手によって課された義務(主観的強制)を表し、後者は外部の事情によって課された義務(客観的強制)について使う傾向があります。この区別は英国英語で顕著です。

 例)You must come to class on time.(授業に遅れてはならない:教師の生徒への命令)

   I have to stay home today.(今日は家にいなければならない:外部の要因から在宅していなければならない)

 ただし、厳密に守られているわけではなく、mustのほうがはるかに改まった感じで堅い表現なので、日常会話では柔らかい感じのhave toが断然好まれます。

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 とてもよくまとまった説明だ。

 Asahi Weeklyは英語のニュースがたくさん読める上に、詳細な注がついていて、文法説明まで充実している。

 ぜひすべての英語学習者にお勧めしたい。

 またデイビッド・セイン、古正佳緒里『ネイティブが教える ほんとうの英語の助動詞の使い方』(研究社)にもあるように、need toもよく使われる。

 https://books.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-45260-5.html

 ■「義務・必要」を表わすmust

「…しなくちゃ」くらいの「軽い義務」を表わすのであれば、今述べたよう

に、must ではなくneed to(…しなくてはいけない)を使うのが自然です。

need to は、客観的な理由から何かをしなくてはいけない時に使う語で、「(外

的な理由により)…する必要がある」というニュアンスになります。そのため、

仕事などの外的な理由で何かをしなければならない時は、普通need to を使

います。

 こちらも併せて読んでおこう。

 https://books.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-45260-5.html

 

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