『「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方』見本出来!
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163916538
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「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方
ジョリー・フレミング
リリック・ウィニック
上杉隼人
定価:2,750円(税込)
発売日:2023年01月25日
ジャンル:ノンフィクション
作品紹介
ウォルター・アイザックソン(『スティーブ・ジョブズ』『コード・ブレーカー』著者)激賞!
「美しく、驚くべき若者による、美しく、驚くべき本だ。本書はあなたをインスパイアし、あなた自身と周りの人々の精神をより深く省みさせてくれるだろう」
ジョリーは自閉症。
ずっと、みんなとうまくやれなかった。
普通の小学校にも入れなかった。
でも彼は自分なりに世界と、人間と向き合った。
そして気づけば高校を卒業し、大学も出て、イギリスのオックスフォード大学院に進み、修士号を取って、研究者になった。
本書はそんなジョリー・フレミングが世界と人間をどう見て、どう考えて、どうつきあっているかを語る本だ。
「自閉症でない人が、自閉症について理解できるとは思えない。僕も、自閉症でない人たちのことがわからない。お互い一生懸命説明しても、『わからないよ』って肩をすくめるだけじゃないかな」
そう苦笑するジョリーは、立派な研究者になった今も、自閉症でない「普通」の人=「定型発達者」と同じ思考法をマスターしたわけではない。言葉の使い方は苦手だ。みんなの感情もよくわからない。毎日大変な苦労をしているし、周囲とうまくやっていくために精神エネルギーを使い果たしてしまうこともある。
だからジョリーは本書で自閉症の人たちを代弁しようとか、自閉症を克服できるようアドバイスしようとか、自閉症を一言で説明しようとか、そういうことはしていない。
ただ彼は、自閉症でない「普通」の人たちのためにつくられた世界で、自閉症の頭脳をもつ人がどうやって思考し、生きているのかを少しだけ見せてくれる。
われわれが「人間らしい」「普通」と思いこんでいる精神とちょっと違う精神や考え方がどんなものかをのぞかせてくれるのだ。
そこには意外な気づきや発見や、もしかしたらちょっとした救いがあるかもしれない。
われわれが行き詰まっているこの世界を軌道修正するための、ちょっとしたヒントもあるかもしれない。
ダイバーシティがあたりまえになった今だから読みたい一冊。
日本版のために、著者にオンラインインタビューを行い、本人の近況から、『自閉症の僕が飛びはねる理由』の東田直樹氏へのメッセージや、やまゆり園事件までを語る附章を特別収録。
目次
1 診断「自閉症」
2 脳内空間
3 エネルギーと記憶
4 感情の隔たり
5 言葉の障壁
6 言葉が伝わらない
7 個性は選択
8 大切なこと
9 メッセージは一言、愛。
10 日本版附章「ジョリーは今」
商品情報
書名(カナ) フツウッテナンナノカナ ジヘイショウノボクガアンナイスルコノセカイノアルキカタ
ページ数 296ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2023年01月30日
ISBN 978-4-16-391653-8
Cコード 0098
著者
ジョリー・フレミング
リリック・ウィニック
上杉 隼人翻訳
make (out) a case...で、「(~がそうであることを/そうでないことを)論理づける、(~したほうがよいことを/~しないほうがよいことを)論証[証明]する」。
今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。
○Practical Example
"The conservatives are trying to make out a case for lower taxes."
「保守派は減税したほうがいいと論証しようとしている」
●Extra Point
outを入れずに使われることが多いように思うし、代名詞の所有格が使われることもよくある。現在訳出中の本に、この表現があった。
◎Extra Example
"Using pathos to make your case means making your reader feel the truth of what you’re saying."
「パトスを使って主張するのは、読者に自分が述べていることは真実であると感じさせようとすることだ」