"Just a sec."のsecは、secondの短縮形。「ちょっと待って(ください)」の意味で、非常によく使われる。
○Practical Example
"Just a sec, Mr. Bridges. We'll be with you in a moment."
「ブリッジズさま、このまま少し待っていただけますか? すぐに戻りますから」
●Extra Point
ブリッジズ氏の電話に出た人は、"hold on a sec."という表現を使うかもしれない。
◎Extra Example
"Can you hold on a sec, Mr. Bridges? I'll be with you in a sec."
「ブリッジさま、このまま少しお待ちいただけますか? すぐに戻ります」
このin a secは、「すぐに」という意味。
これは、"There is no offence intended."(悪気で言って[して]いるわけじゃないんだ。)とか、"I mean no offence."(責めているわけじゃない、悪く思うなよ、気を悪くしないでくれ)を縮めた言い方。
○Practical Example
"No offence, Chloe, but you didn't get the part in the play."
"That's okay. I'm too busy to do it anyway."
「クローイ、気を悪くしないでほしいのだが、あの芝居で君の演じる役はなかったよ」
「いいわ。わたしは忙しいから、どっちみちできないわ」
●Extra Point
no offence taken(全然気にしない)という表現もよく使われる。
◎Extra Example
"No offence, Chloe, but you didn't get the part in the play."
"No offence taken, Mr. Crow. I'm too busy to do it anyway."
「クローイ、気を悪くしないでほしいのだが、あの芝居で君の演じる役はなかったよ」
「クロウさん、全然気にしてないわ。わたしは忙しくて、どっちみちできないから」
"How come?"は、「どうして(そうなの)か?」(Why?)の意味で用いられる。
○Practical Example
"How come you're so happy today, Ms. Gonzales?"
"How come? I just bought my ticket home to Venezuela."
「ゴンザレスさん、どうして今日はそんなにご機嫌なのですか?」
「どうしてって? だって、ヴェネズエラに帰る飛行機が取れたのよ」
●Extra Point
"That's how come."は、"That's why."(そういうわけだ、わかったかい)の代わりに用いられる。
◎Extra Example
"Why are you so happy today, Ms. Gonzales?"
"I just bought my ticket home to Venezuela, that's how come."
「ゴンザレスさん、どうして今日はそんなにご機嫌なのですか?」
「ヴェネズエラに帰る飛行機が取れたからね。そういうわけよ」
これは大変よく使われる表現で、「誤解するなよ、誤解しないで」(Don't misunderstand me.)という意味。
○Practical Example
"Don't get me wrong, Yuzo. I do still like you a lot. I just want to date other guys, too."
「祐三さん、誤解しないで。まだあなたのことが大好きよ。でも、ほかの男の子たちとも会いたいの」
●Extra Point
“Don’t get me wrong.”はちょっと形を変えて用いられることもある。
◎Extra Example
"You've got me all wrong, Yuzo. I am dating Mark, it's true. But I still like you a lot, too."
「祐三さん、誤解しないでちょうだい。マークと会ってるわよ。それはほんとうよ。でも、あなたのこともまだ大好きよ」
誰かがどこかに飛び込んでくる、それも事前に何の知らせもなく、特に招待も受けていないにもかかわらず突然やって来る、という時は、to barge in(荒々しく入り込む、押し入る)を使って表現する。
○Practical Example
"Listen, Max. You can't just barge in on Mami and Vaclav. They're on their honeymoon in Dresden."
「いいかい、マックス、真美とヴァツラフのところに押し入るようなことはやめなよ。二人はドレスデンで新婚旅行を楽しんでいるんだ」
誰か「人」のところに押し入る時は、このようにto barge in onとonを付ける。
“Listen.”という言い方は、GetUpEnglish 2006/08/09のLOOKを参照。
●Extra Point
to barge intoという言い方もよく使われる。
◎Extra Example
"Koichi suddenly barged into the room and said, 'I'm quitting this job.' It totally freaked me out. I took this job because of him!"
「浩一は突然部屋に入ってきて、『ぼくはこの仕事をやめる』と言った。それを聞いて、ほんとに慌てたよ。ぼくがこの仕事に就けたのは、彼のおかげだからね!」
to freak outは、2006/09/08のGetUpEnglishを参照。
これは古い表現で、文字通りの意味は「西洋ナシ形の」。しかし、最近はto go pear shape(あるいはto go pear-shape, またはto go pear-shaped)で、「まずいことになる、台無しになる、おかしくなる、失敗する」の意味で用いられる。
○Practical Example
"My plans to get Mami back have gone all pear shape. She divorced Wolf but is now living with Vaclav."
「真美を取り戻すという計画は完全に失敗した。彼女はウォルフと離婚したが、今はヴァツラフと一緒に住んでいる」
●Extra Point
to go pear shape, あるいはto go pear-shape, またはto go pear-shapedは、ビジネスでもよく用いられる。
◎Extra Example
"Our project to build a parking lot on our land has gone pear shape. The ward has denied us permission."
「われわれの土地に駐車場を作ろうという計画は、水泡に帰した。区はわれわれの申請を認めなかった」
wardは日本語の「区」に相当する。川崎市の幸区は、Saiwai Ward, 京都の左京区はSakyo Wardと言う。
この表現はtwenty-four sevenと発音される。10年ほど前から、よく使われるようになった。「1 日 24 時間週 7 日の割で」、すなわち、「いつも、始終」という意味。
○Practical Example
"The trouble with mobile phones is that it means you've got to be available 24/7. You can't get away from them."
「携帯の困ったところは、それがいつでも使えてしまうということだ。携帯からは逃れなれない」
◎Extra Point
これと似たような表現はほかにもある。9 to 5(nine to five)は24/7より古い言い方だが、これもよく使われる。9 to 5は「9時から5時までの通常の勤務時間」を示す。
◎Extra Example
"What I really want is a 9-to-5 job, so I can get home and make dinner for my family."
「ぼくは9時5時の定時であがれる仕事に就きたい。そしたら家に帰って、家族に夕食を作ることができるから」
suckという語は元々ちょっと下品な感じを示すが、今は若い人も年輩の方も「サイテイ」とか「つまらない」という意味で大変よく用いる。
○Practical Example
"English really sucks. I hate Prof. Srelup. He's the worst teacher I've ever had."
「英語はほんとうにつまらない。スリラッップ先生なんて、大嫌い。あの先生、サイテイよ」
●Extra Point
to suckは「むかつく、不快だ、ひどい」と侮辱の意味を込めて使われることもある。
◎Extra Example
"I love you, Mami. Please come back to me."
"You suck, Max. Leave me alone. I'm staying in Prague with Vaclav."
「愛してるよ、真美。戻ってきておくれ」
「マックス、あんた、ウザいよ。ほっといてよ。わたしはヴァツラフとプラハにいるのよ」
これはかなりよく使われるが、比較的最近の言い方。何かがほんとうに嫌である、という時に用いられる。
○Practical Example
"Being near the window in a tall building really freaks me out. I keep thinking I'm going to fall out of it."
「高いビルの窓辺に行くのは、ほんとうにいやだ。そこから落ちてしまうじゃないか、といつも思ってしまうよ」
●Extra Point
to freak outは、何かによって「平静を乱される」という時にも用いられる。日本語では、「どうしようかと思った」という感じに近いと思う。
◎Extra Example
"Richard walked by and I totally freaked out. He said, 'Hi, Yuriko,' and I was so freaked out I couldn't even answer him!"
「リチャードが通り過ぎたんで、どうしようかと思った。向こうは『ハイ、有里子』なんて声をかけるから、ほんとうにあわててしまって、返事もできなかった!」
stressという語はそれこそかなり昔からあるが、to stress outという表現は比較的最近の言い方。自動詞としても他動詞としても使われるが、日本語の「(人を)いらだたせる(する)、悩ます(悩む)、困らせる(困る)」とか、「ストレスがたまる、神経が張る」という感じに近い。
○Practical Example
"Annette really stresses me out. I wish she would stop nagging me about my relationship with Yuzo all the time."
「アネットにはほんとうに困らせられている。わたしと祐三との関係についていつも責めるのだけど、やめてくれないかしら」
●Extra Point
では、自動詞として使われる例を見てみよう。
◎Extra Example
"I get really stressed out when Annette nags me about Yuzo."
「アネットに祐三との関係について責められると、ほんとうにいらつく」
最近、大手航空会社は、このfrequent flyer points制度を導入している。
○Practical Example
"I have enough frequent flyer points to go to Mexico City."
「わたし、フライトポイントがたまったんで、メキシコシティに行けるわ」
●Extra Point
特にアメリカでは、mileageという言い方で、frequent flyer points制度を表現することがある。
◎Extra Example
"I have enough mileage for a flight to Mexico City."
「飛行機のマイレージのポイントがたまったんで、メキシコシティに行けるわ」
mileage(マイレージ)は、日本の高速道路のETC(Electronic Toll Collection:電子料金収受システム)でも使われているようだ。
CVはラテン語のcurriculum vitaeの略で、「履歴」「履歴書」のこと。
○Practical Example
"Ms. Pham, please send us your CV by next Monday. We're going to be hiring people soon."
「ファムさん、来週の月曜日までに履歴書をお送りください。弊社では近いうちに新規採用の予定があります」
●Extra Point
「履歴書」はresumeとも言う。これはもともとフランス語だったが、resumeの二つのeにアクセントを置く人もいる。resumeは、「レズメイ」のように発音する。
◎Extra Example
"Please find my resume enclosed. Please let me know if you require any further information."
「履歴書を同封しましたので、よろしくご確認ください。何かほかにも情報必要であれば、どうぞお申し付けください」
a buzz out of somethingで、「何かから(ぞくぞくするような)快感、陶酔感、高揚、熱狂を得る」の意味を示す。比較的最近使われるようになった言い方。
○Practical Example
"I get a real buzz when I sing an Elton John song at karaoke."
「カラオケでエルトン・ジョンをうたうと、超気持ちいい」
karaokeは英語では「ケリオキ」とか「カリオキ」というように発音される。
●Extra Point
"It gives me a buzz."という言い方もよくされる。
◎Extra Example
"It gives me a buzz to sing an Elton John song at karaoke."
「カラオケでエルトン・ジョンをうたうと、超気持ちいい」
まず、to be packedは、「観客が(劇場などに)一杯に入る」「人気歌手・催物などが(劇場などを)観客などで一杯にする」という意味で用いられる。
○Practical Example
"I went to the baseball game last night. It was packed. There must have been over 60,000 people there."
「昨日、野球の試合を観に行った。超満員だった。6万人は入っていたんじゃないか」
●Extra Point
to be packedはこれとはまったく違う意味があって、「(輸送・貯蔵・旅行などのため)荷造りする」の意味でも用いられる。
◎Extra Example
"Are you packed for your trip, Hana?"
"Yeah, thanks. I'm all packed and ready to go."
「はなちゃん、旅行の準備はできたの?」
「ええ、ありがとう。荷造りはもうできたから、いつでも出られるわ」
to blow itは「しくじる、(機会を)ふいにする」の意味で用いられることがある。アメリカの口語表現で、最近はとてもよく使われる。
○Practical Example
"I emailed Kaori but didn't know what to say to her. I wanted to ask her out and I just blew it."
「香織にメールを出したが、なんて書いていいかわからなかった。デートに誘いたかったけど、失敗したよ」
●Extra Point
"Don't blow it."(失敗しないで、うまくやって)という表現もよく使われる。
◎Extra Example
"Look, Max. Mami has left Wolf. If you call her again, don't blow it. I think you've got another chance with her."
「おい、マックス。真美はウォルフから離れたよ。もう一度電話するなら、今度はうまくやりなよ。真美とやり直せると思うから」
“Look.”は2006/08/09のGetUpEnglishを参照。