be caught with one's pants downは「不意をつかれる、不意をつかれて狼狽する」。
この場合のbe caughtは「捕まえられる」ではなく、「(まずいところに)人にやって来られる」とか「(まずいところを)見られる」。with one's pants downは「ズボンが足元に下ろしてあるとき」で、全体としては、「ズボンをはきかけて、まだ足元にあるときに、(思いもよらず、部屋に)入って来られる」となる。
これは確かに誰でも狼狽する。
今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。
○Practical Example
"Mr. Yanai's unexpected visit caught our branch office with its pants down."
「柳井さんの来社に、支店では不意をつかれて狼狽した」
●Extra Point
もう一例。
◎Extra Example
"We hadn't expected a test before finals so we were caught with our pants down when the professor gave us a pop quiz today."
「期末試験の前のテストなど思いもよらなかったので、きょう教授に抜き打ちテストをされて不意をつかれて慌てたよ」
今日のGetUpEnglishはこの本にあるウォルト・ディズニーの表現を学習する。
Poster Art of the Disney Parks, Second Edition
by: Danny Handke, Vanessa Hunt
https://books.disney.com/book/poster-art-of-the-disney-parks-second-edition/
“The immediate need for education and practice in using our natural resources of soil, forest, water, wildlife, and areas of inspirational beauty to the best advantage of all, for this generation and others to come, is again apparent to every observant citizen. My interest in these problems has been sharpened by our motion-picture production of wildlife subjects and the relation of animal life to all the other conservation issues during the past few years.”
—Walt Disney
土、森林、水、野生の生物などの天然資源と、神々しく美しい場所は、すべて今の世代にもこれからの世代にも最大限利用しなければならない、とただちに教えを講じ、実践しなければならない。誰であれ、状況を鋭く観察できる人たちの目には、これも火を見るより明らかだからだ。個人的には、過去数年、野生生物のほか、動物のあらゆる保護問題を考える映画を作ってきたことで、問題に対する関心を強めている。
――ウォルト・ディズニー
The immediate need for education and practice in...: ただちに~する教育、実践に対する即座の必要性:名詞を名詞の通りに訳すと日本語として硬くなるので、試訳くらいに品詞転換で対応する必要がある。
inspirational: インスピレーションの、霊感の。だが、状況に応じて違和感のない言い方にしたい。試訳にあるように「神々しい」としてはどうだろうか?
そのほか、again, apparent, everyなどもさりげなく表現に出すようにしたい。
本日も大幅に更新が遅れてしまって、ごめんなさい。
PERIPHERAL
ニュースサイトやオンライン・ショップのページは英語で表示できるのものはなるべく英語で表示している。
それによって、思わぬ語が学習できることがよくあるからだ。
Computers & Peripherals
という表示を目にしたが、peripheralsは「周辺機器」のこと。
今日のGetUpEnglishはこのperipheral(周囲の、周辺の)語を学習しよう。
○Practical Example
"They lead the industry in the development of peripheral devices."
「周辺機器の開発では業界をリードしている」
●Extra Point
「(活動・問題・情報など)重要でない」の意味でも使われる。
◎Extra Example
"Let's set aside the peripheral talk and get to the main subject."
「余談は差しおき、本題に入りましょう」
これはぜひ覚えておきたい表現だ。
3月21日(火)FM桐生 77.7MHz 『 Happy Smile ♬ 』19:06〜生放送、ぜひチェックしてください!
FMプラプラをダウンロードしてください。
https://apps.apple.com/jp/app/
こちらをダウンロードすれば、視聴できます。
FM桐生を選択してください。
当日のほか、再放送もあります。
ただ、タイムフリーではないので、
ほぼ2年ぶりのFM桐生出演ですね。
https://blog.goo.ne.jp/
楽しんでまいります。
authenticity(真正な、本物の)は日本語にしにくいかもしれない。状況にあわせて考えるのがいいと思う。
現在、今年前半いちばん気合を入れて取り組んでいる本があるが、それと並行して猛スピードで進めているこの本に、この表現があった。
Poster Art of the Disney Parks, Second Edition
by: Danny Handke, Vanessa Hunt
https://books.disney.com/book/poster-art-of-the-disney-parks-second-edition/
“We wanted to feature the U.S. Capitol Building in the poster as it is a famous landmark for many political leaders, not just presidents. In researching images to purchase, there wasn’t one that felt quite right, so I went ahead and drew it myself by hand! The pen and ink illustration style was the perfect method to match the authenticity of the period.”
—Kimberly Gombita, graphic designer, Walt Disney Imagineering
「アメリカ合衆国議会議事堂は大統領だけでなく、多くの政治家の代名詞というべき建物なので、ぜひポスターにあしらいたいと考えました。使える画像を探してみたのですが、適当なものがなかったので、じゃあ手書きで描いてみよう、と思いました。ペンとインクでイラストを描くことで、当時の感じを完璧に再現できました」
キンバリー・ゴンビタ(ウォルト・ディズニー・イマジニアリング、グラフィック・デザイナー)
the authenticity of the periodは「この時代の真正、本物さ」だから、「当時の感じ」として「完璧に再現」をつづければ意味が「本物」の感じが自然と出せると思う。
動詞distillは「~を蒸留する」が原意だが、「~を抽出する」「~を引き出す」の意味で日常的には使われる。
今日のGetUpEnglishはこの語を学習する。
○Practical Example
"Kazuhiko carefully distilled the essence of his teacher's literary theory and published the result as a book."
「和彦は恩師の文学理論のエッセンスを入念に抽出し、本にして出版した」
●Extra Point
もう一例。
◎Extra Example
"Ukyo distilled the truth from the conflicting accounts of the various witnesses."
「右京はさまざまな証人の食い違う証言から真実を引き出した」
TOEIC L&Rテストではよく見かけるこの語をGetUpEnglishではまだ紹介していなかった。
今日はこの語を学習する。
detourは「遠回り」「回り道」。
○Practical Example
"We had to make a detour because the road was under construction."
「道路が工事中だったので、私たちは回り道をしなければならなかった」
●Extra Point
現在、今年前半いちばん気合を入れて取り組んでいる本があるが、それと並行して猛スピードで進めているこの本に、この表現があった。
Poster Art of the Disney Parks, Second Edition
by: Danny Handke, Vanessa Hunt
https://books.disney.com/book/poster-art-of-the-disney-parks-second-edition/
比喩的な文脈で、「ちょっと寄り道していこう」といった意味で使われる。
◎Extra Example
"Let’s take a quick detour through New Orleans Square at Disneyland and Liberty Square at Walt Disney World—two lands with contrasting themes, but similar in that they are both possessed of modest size and haunted houses."
「ディズニーランドのニューオーリンズ・スクエアと、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのリバティ・スクエアにちょっと立ち寄ってみよう。ふたつのランドはまったく異なるテーマに基づいて作られたが、適度なスペースを持ち、幽霊屋敷があることはどちらも同じだ」
be worth one's saltは「(給料に恥じないだけの)働きがある」。
今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。
E-Dicにこの説明がある。
-------------------------
直訳すれば「自分の塩に値する」である。ローマ帝国時代には、saltは貴重品で手に入りにくかったので、ローマ軍の兵隊は給料の一部として塩を与えられた。後に塩が一般に市販されるようになると、salarium(塩手当)として、塩を買う分がお金で支払われるようになった。salary(サラリー)というのはここからきたことばである。そこでsaltをsalaryに置き換えてみると意味は明快になろう。
------------------------
○Practical Example
"Some of our employees are hardly worth their salt."
「中には給料に見合うほどの働きがない社員もいる」
●Extra Point
次のような言い方もする。
◎Extra Example
"The labor market is not very tight now. Every system engineer who is worth his salt already has a job."
「今、労働市場はそれほど厳しくない。働きのあるシステムエンジニアはすでに仕事を持っている」
knock something on the headで、「(計画など)をたたきつぶす、ぶち壊す」。
今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。
○Practical Example
"The typhoon knocked our vacation plans on the head."
「台風のせいで、休暇の計画はご破算になってしまった」
●Extra Point
「(事が)誤りだと示す」の意味でも使われる。
今年前半、いちばん気合を入れて翻訳に取り組んでいる1冊に、この表現があった。
◎Extra Example
"No one expects you to knock ‘Is there a God?’ on the head, once and for all time, in 45 minutes."
「『神は存在するか?』という問題を突きつけられて、そうではないと四十五分間で論破できるとは誰も思わない」
You can [could] always do.は決まり文句で「(それができないのなら代わりに)~してもまったく構わないんだよ、~できるじゃないか、~という手があるじゃないか」。
今日のGetUpEnglishを学習しよう。
皮肉を込めて使われることもある。
○Practical Example
"You could always wash your shirt yourself."
「自分のシャツぐらい自分で洗ったらどうですか」
●Extra Example
「提案」としても使われる。そしてthere's alwaysの形でも使われる。
◎Extra Example
If you can’t get it locally, there’s always the Internet.
「地元で入手できなくても、インターネットを使えばいい」
ここに記したように、11月からすでに7冊と、なかなかのハイペースだが、今年一番気合を入れている本に加えて(今月中に訳了予定)、こちらも超特急で翻訳を進めている。
https://blog.goo.ne.jp/getupenglish/e/072b60b088eb2bc0010373f558a1d697
Poster Art of the Disney Parks, Second Edition
by: Danny Handke, Vanessa Hunt
https://books.disney.com/book/poster-art-of-the-disney-parks-second-edition/
本日のGetUpEnglishもこの本から紹介する。
ディズニーランドのアドベンチャーランドのポスターについて、以下の記述があった。
Tropical hideaways, tree houses, and temples—oh, my! The mystery, intrigue, and excitement of Adventureland are on full display in the following portrayals of true-life adventures. In this land, guests are whisked away from civilization to the remote jungles and locales of Africa, Asia, South America, the South Pacific, and the Caribbean. The posters of Adventureland are bold and lush, plus can be considered quite adventurous in design.
熱帯の隠れ家、ツリー ハウス、寺院。おお! アドベンチャーランドの謎も陰謀も興奮も、実写冒険を描いた本章のポスター1枚1枚にありありと読み取れる。ここアドベンチャーランドで、ゲストは文明を離れ、アフリカ、アジア、南米、南太平洋、カリブ海のジャングルや奥地に連れ去られる。アドベンチャーランドのアトラクション・ポスターはどれも大胆な色使いで、実に斬新だ。
なかなかむずかしいと思う。
The mystery, intrigue, and excitement of Adventureland: intrigueはここでは「謎」と「興奮」と並べて処理するのはちょっと苦しい感じがするが試訳に示した通り、勢いで読んでもらえるにようにすればいいと思う。
on full display in the following portrayals of true-life adventures: これはしっかり英語を読み取って、どういうこと理解した上で、「言い換え」て訳すことが必要だ。
これを試しに自動翻訳してみたところ、「アドベンチャーランドの謎、陰謀、興奮は、次の現実の冒険の描写に完全に表れています」と出た。
ここに自動翻訳とAIの欠点が現れているし、おそらく改善はまず期待できないか、できたとしても相当時間がかかると思われる。
何が問題化と言えば、followingを「次の」と訳していることだ。このfollowingここでは、「本章にこれより提示される(ポスター)」ということで、辞書で言えば「以下の」に近い。文章の以下の「表現」を指している場合は、「次の」の訳でも意味がわかって表現を調整できるかもしれないが、「これ以降にページを超えて出てくる絵やポスター」となると、「次の」とのあいだの意味の差が大きすぎる。原文をよく読み込んで、状況がよくわかっていなければ、とても対応できない。
最近盛んに自動翻訳について語る人がいるようだが、自動翻訳の質が高くなっていることは感じるが、その問題のひとつは、「提示された訳が大体原文の意味に近いと思い込み、それに無意識に支配されてしまう」ということがある。
自動翻訳で大体意味を取って、あとは日本語を調整すればいい、と思う翻訳者もいるようだが、上で述べた理由から自動翻訳に頼るのは危険だ。
少なくともわたしが対応している難易度の英文では自動翻訳はまったく使えないと思うし、使う気もない。
何よりなぜ楽しく、勉強になる翻訳を、機械に奪われてしまうことをよしとするのか?
そしてin the following portrayals of true-life adventuresの訳出もむずかしいが、これはこのあと出てくるWalt Disney’s True-Life Adventure series of moviesのことも指しているので、そのことがわかるように訳したほうがよい。
英日翻訳も日英翻訳もその先の内容を理解して対応しなければならないケースもある。これも自動翻訳とAIが対応するにはまだ時間がかかるように思う。
わたしは翻訳の講師をしているので、こういった英文をぜひ受講生と一緒に勉強してみたい。
本日は更新が大幅に遅れてしまった上に、普段のGetUpEnglishとはまるでちがうものになってしまいました。お許しください。
ウィニフレッド・バード『日本の自然をいただきます 山菜・海藻をさがす旅』(亜紀書房)の訳出にあたって多くの資料に目を通しました。
これ以外にも多くの文献を入手し、確認しました。
先人たちの偉大なる仕事がなければ、とてもできないことでした。多くの著者、関係者に深く感謝します。
ウィニフレッド・バード『日本の自然をいただきます 山菜・海藻をさがす旅』(亜紀書房)の訳出にあたって多くの資料に目を通しました。これ以外にも多くの文献を入手し、確認しました。先人たちの偉大なる仕事がなければ、とてもできないことでした。多くの著者、関係者に深く感謝します。
日本の自然をいただきます 山菜・海藻をさがす旅
ウィニフレッド・バード/著
上杉 隼人/訳
亜紀書房
https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1102&st=4
PR動画
「野草・海藻レシピ集」
https://drive.google.com/file/d/1VOtSo46sbsXH82nY0w0VRNmmlhqztgty/view
『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』
『命綱なしで飛べ』
『ようこそ!おしゃべり歴史博物館』
『「普通」ってなんなのかな』
『ロキ』
『日本の自然をいただきます』
2022年11月から2023年3月まで7冊刊行とハイペースですが、大物2冊を含めて今後も刊行が続くのでがんばります。
そしてまだまだ英語も翻訳も一層の修業が必要です。今後もよろしくご指導のほど、お願いいたします。
お仕事、お待ちしております!
JuliaはSesame Streetのキャラクターの一人だ。
Muppet Wikiには以下の説明がある。
https://muppet.fandom.com/wiki/Julia
Julia is a four-year-old girl with autism from Sesame Street, introduced in 2015 as part of the Sesame Street and Autism: See Amazing in All Children initiative. She is a young girl with bright orange hair and big green eyes and is friends with Elmo and Abby.
Julia's characterization was originated by Leslie Kimmelman for the digital storybook We're Amazing, 1, 2, 3! She used her own experiences as the mother of a child with autism, as well as input from research and advisers from the autism community, to inform the story.
この映像からもわかるとおり、とても楽しい女の子だ。
https://www.youtube.com/watch?v=dKCdV20zLMs
ジュリアは世界自閉症啓発デー(毎年4月2日)のキャラクターでもある。
http://www.worldautismawarenessday.jp/htdocs/
------------------------------------------
ジュリアは自閉症の女の子
セサミストリートには、多様性豊かなキャラクターがたくさん登場します。
「ジュリア」は、自閉症の特性があるキャラクターです。
〇ジュリアの紹介
セサミストリートに住むジュリアは、自閉症の特性がある女の子です。みんなと同じように、ジュリアも遊ぶことが大好きですが、少し違った遊び方をすることがあります。
「みんなちがって、みんないい。」セサミストリートの仲間達はそんなジュリアのことが大好きです。
---------------------------------
世界自閉症啓発デーのサイトに記されているように、自閉症について知っておきたいことがある。
大変光栄なことに、上杉はこの世界自閉症啓発デーにあわせて、ジョリー・フレミングと『「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方』について、有力紙を含むいくつかの媒体で英語で記事を書かせていただくことになりました。
英語で記事を書くのは大変ですし、APやReutersの記者が書く英語の記事と並んで掲載されるので大プレッシャーですが、ジョリーにもしっかり見てもらい、いいものに仕上げたいと思います。
ウィニフレッド・バード/上杉隼人訳『日本の自然をいただきます 山菜・海藻をさがす旅』(亜紀書房)の特別附録「野草・海藻レシピ集」を公開しました。
以下の亜紀書房のウィニフレッド・バード/上杉隼人訳『日本の自然をいただきます 山菜・海藻をさがす旅』(亜紀書房)の詳細ページからダウンロードしてください。
https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1102&st=4
PRビデオも作りました。