日曜日。雨予報が外れていい天気。20度を越え。
お昼頃、徹夜明けのダーが帰り、
和室に座ってテレビでクドカンのドラマを見始めた。
モンチは昨日ダーに怒られたことを忘れ、
ダーの膝に上がって眠りこけた。
玉座をとられた殿は、モンチの様子をしばらく見上げていた。
ダーのヒットポイント回復のため、餃子楼の餃子。
食べ終わると、ダーはそのままモンチを起こさないように
だっこして寝室まで行き、一緒に寝てしまった。
パソコンに向かってたら、ビーが隣の部屋で鳴く。
「はいはい、今行くよ」とパソコンをぱたんと閉じると、
タタタタタと走ってきて、閉じたパソコンの上にドンと乗る。
(もう開けちゃダメ、コレ始めると長いんだもん)
5時過ぎに家を出ると、まだ暖かい。
家の裏の方に畑があって、山桜と、菜の花が満開。
今日は一人で、玉川の土手の桜を見に行く。
川の中洲には白いサギ、鴨、海猫みたいな黒い鳥などが群れていた。
土手の桜は、まだほとんど咲いてないけど、
木によっては2~3分くらい開いてるのもあった。
蕾のピンク色の濃さががひとつひとつ違う。
蕾とはいっても小花模様みたいな華やかさ。
もう日も暮れかける頃で、あまり人はいなかった。
対岸の雪柳の花が、ふわふわ白い綿みたいに見えた。
桜の花を眺めながら歩いて、桜の木の下を抜けると、
ブヨがぶんぶん飛んでいる。
ものすごい数のブヨで、視界をさえぎり、顔に当たる。
桜の木の下にはいないけど、木の下から一歩出ると、
ぶんぶん飛んでくるので、手で払いながら歩く。
これじゃ、ここでお花見は無理ね。
(自然ってのは、綺麗なもんばっかりやないんやでぇ)、
っていってるみたいに飛んでいた。
わかってるよ、モンチにだって回虫がいるくらいなんだから。
薄い紫の木蓮が散りかけていた。
「何でも腐りかけがうまいんだ」、っていったのは
確か『ツィゴイネルワイゼン』の原田様。
散りかけの、花びらが開ききってちょっと
茶色っぽくなった木蓮の花って、匂いもエロい。
花の向こうの庭にいたワンコが、
ヒューンと鼻を鳴らしながら寄ってきた。
「あ~、わんちん、ちょうなの、いい子なの~」と話しかけてたら、
家の中で物音がしたらしく、私のことなんて忘れて行ってしまった。
原っぱには、ヒメジョオンや、スズメのテッポウや
イヌフグリなどの野の花がところどころに咲いている。
原っぱのところどころに色を添える野の花のかわいらしさは、
花屋で売ってるお花どころじゃない。
街中に入ってからは、ときどき携帯メールでにやにやしたりしながら歩く。
無印で自転車を予約(16000円)。
売り場のおじさん、せっかちでチャキチャキしすぎ。
帰り道、お腹は減らないけど血糖値が下がったので
マックでポテトとバーガー買って歩きながら食べた。
血糖値が下がると、後頭部の下の方が重くなってきて、
頭が働かなくなり、五感が鈍くなる。
おうちに帰ると、ダーも3匹もみんな寝室で寝ていた。
ダーが起きると、比内鶏スープのうどんすき(最近日曜はこればっかり)。
ウリナリ社交ダンス、ガキ使見ながら。
そういえばダーに、YちゃんがCに
「トゲトゲ、ジャラジャラしてるっていってたけど、意味わかる?」、
というと、トゲトゲではぷふっ、と笑ってたけど、
ジャラジャラは首をかしげていた、よかった。
前にダーに、「あたしって花にたとえると何?」と聞いたら、
「赤いバラ」と即答してたので、トゲトゲはバラの棘、ってことにしとこう。
MTVでフェイスレスのライブ、めっちゃカッコイイ。
カマキリみたいなブラザー。
ふと思い出した昨日の会話
「気持ちいいねぇ、このまま頭に風船つけてどっかに飛んでいきたい気分」
「それ、発想が稲中だよ。稲中っていうとホラ、あれが出てきちゃうから、あたし」
「ああ、前野?」「前野ならまだいいけど」
「ミッチェル?」「ミッチェルなんか全然普通だけど…」
「あぁ、田中」「そうそれ」「…」