なぎのあとさき

日記です。

細雪読了

2005年04月21日 | 日々のこと



今日はわれ鐘ピークで雨降り。
こんな日に仕事に行くってだけでも偉いのに、
取材で板橋まで行くなんて偉すぎる。
これ以上何もしなくていいよ、今日は。風呂に入って早く寝なさい、といいたい。
ドンちゃんに夜ご飯に誘われたけど、
「ちょっと具合が」といったら察してくれたみたい。

晩ご飯のことを考えるのも億劫なので、
帰りに渋谷で通りすがりにコロッケ、メンチカツを買って帰る。
でもご飯たくのも億劫だし、キャベツも買ってこなかったし、
揚げ物ばかり買ってはみたもののどうしよう、って考えるのも億劫。
とりあえずコロッケを一つ食べて、後でまた、適当に。
こんな日は、膝に猫2匹乗せてSATC。
シーズン5の3~6話。女の友情話続く。

「細雪」読了。
下巻も終わりが近づくと、勿体無くてちびりちびりと読んだ。
美しい花を打ち眺めるように楽しく読んだ。
こいさんのイカサマくささはなかなかのもの。
でも幸子の家を出るとき、窓の外を眺めながら一人涙を流すところは、
こいさんの芯の白さが美しかった。
雪子も美しいけど、処女だけあっていらいらさせられることもあった。
幸子は、雪子を想う気持ちが美しい。
貞之助は超いい旦那なのに、谷崎にちっとも褒めてもらえない。
女のことはこれでもか、と褒めちぎるのに。
この後、雪子の結婚生活はどんな感じなのか、
妙子にも落ち着くときがくるのか、
結局キャバリアのとこに戻るんじゃないのか、
ってゆうか目下の問題、雪子の下痢は式の邪魔にはならなかったか、
とまだずっと読んでいたかったけど、
ここで終わってることが、余韻と名残惜しさをめいっぱい残してくれるのよね。

コメント