安倍晋三が自身を右翼だと同時に証明していることになる自身の政策反対者に対する左翼呼ばわり

2014-11-08 11:02:50 | Weblog



      生活の党PR

       《11月6日の衆議院本会議地方創生関連2法案小宮山国対委員長反対討論』》  

      11月6日の衆議院本会議にて、安倍総理が今臨時国会で重要課題として掲げた「まち・ひと・しごと創生法案」、「地域再生法の一
      部を改正する法律案」の地方創生関連2法案と、この2法案の対案として生活の党を含む野党4党で共同提案した「国・地方関係の抜
      本的な改革推進法案」の審議が行われ、小宮山泰子国会対策委員長が、政府2法案に反対、野党案に賛成の立場から討論を行いまし
      た。

      討論全文は党ホームページからご覧いただけます。是非ご一読ください。

      《11月6日小宮山国対委員長、野党4党共同『同一労働・同一賃金推進法案』衆議院提出》   

 11月3日 我がツイッターに「李ひとみ」なる女性のツイッターがフォロワーからリツイートされてきた。 

 〈安倍総理のFB投稿は深刻だ。以前渋谷でTPP反対街宣している所に日の丸に囲まれた安倍総理がやって来た。すると、車上から見下ろし、マイクで「左翼の人たちが何か言っていますねぇ」と発言。国に対し意見を持つ者を「左翼」と呼び国民を色分けするこの人の頭は一体どうなっているんだろうか?〉――


 「安倍総理のFB投稿は深刻だ」と言っていることは、多分、枝野幸男民主党幹事長と革マル派を結びつけて攻撃している誹謗中傷を指しているのだと思う。

 自身の政策に反対する主張・意見を掲げる国民を「左翼」と単純・近視眼的に一括りする。 

 いわば安倍晋三なる政治家は自身の主義・主張と相容れない主義・主張を掲げる国民を一括りに「左翼」と決めつけることで、自身の主義・主張の対立概念として「左翼」を持ってきたのである。

 と同時に、安倍晋三は優劣の上下概念を露わに曝け出している。蔑視する気持がなかったなら、「左翼の人たちが何か言っていますねぇ」などと口にすることはできなかったはずだ。いわば自身を上に置いて、「左翼」を劣る者として下に置いている。

 左翼の対立概念は、断るまでもなく右翼である。法の規制に則って自らの主義・主張を掲げてデモをしている誰も彼をもマイクで「左翼の人たち」と一括りにすることによって、図らずも自身を同時に右翼だと証明したのである。

 右翼性が強い人間程、反対者に対して、その主義・主張を吟味せずに簡単且つ画一的に左翼のレッテルを貼るのはそのためであろう。

 日本という国や日本人を優越的存在として主張する政治家に対して批判的な意見を言う日本人を侮蔑的に「在日じゃないのか」と簡単に決めつけるのは在日を日本人の対立概念として持ってくると同時に彼らを人種的に日本人よりも劣った存在とし、自身及び日本人を優越的存在とする上下概念から発している下劣な固定観念に過ぎない。

 自身の優越性を証明するために劣等という、自分たちで勝手に作った上下概念を利用し、対立概念としてしまう。その非合理性、あるいは矛盾に気づかない。

 安倍晋三の自身の反対者を安易に「左翼」と決めつける単細胞な非合理性からすると、国会質疑で安倍晋三の政策に反対して執拗に追及する野党議員に対して、腹の中では「左翼議員めが」と罵っているかもしれない。

 安倍晋三が持つ右翼としての精神性と政治的対立者を劣る者と見做す精神性は独裁者が必ずと言っていい程持つ資質となっている。ここに危険を見ないわけにはいかない。

 「李ひとみ」なる女性の11月6日のツイートに次のようなのがある。

 〈平沢勝栄氏が韓国における反日ヘイトスピーチを調査するという記事を目にしたが、平沢氏の名前を見て、さもありなん。この子供じみた行動に脱力感否めず。国家を背負って、自らもネトウヨ並みの頭でネトウヨ同士の言い争いの為に税金を使うのか?〉――

 平沢勝栄は韓国の反日ヘイトスピーチはこんなにひどいと提示することで、その比較として日本のヘイトスピーチのその憎悪と敵意に満ちた言葉の相対化による希薄化を謀り、免罪しようという試みを意図しての調査に違いない。

 日本の右翼の多くが在特会に対して親近性を抱くのは、在特会の在日、あるいは韓国人に対する差別意識が自分たちの日本人優越意識に共鳴し合うからだろう。

 日本人が抱えている日本人優越意識のその優越性は韓国人やその他アジア人を劣等者に位置づけ、彼らを人種的、あるいは民族的な上下概念、あるいは対立概念とすることによって成り立たたせ、その証明の道具としている。

 このような血を安倍晋三は「左翼」としている日本人に対して持っているといいうことである。

 アジア人に対して持っていないという保証とはならない。

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