■ペントミック師団
広域師団案として、自衛隊の全ての師団と旅団を再編し大型師団を編成する、という編成案を提示しました。
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自衛隊の全ての師団と旅団を装甲機動旅団と航空機動旅団という二種類の機動旅団へ改編し、二個旅団を以て師団を編成する、という編成案を提示しました。攻撃衝力持続性と強靭な戦闘力を併せ持ち、且つ想定される全ての事態へ対処する事が可能な編成案です、ただ、編成としては現在の態勢から根本的に改編する施策であるため、その中間となる過渡的な編成案を提示することとしました。
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ペントミック編成案、戦車定数に縛られない範囲内で陸上自衛隊の編成を最も実戦性と経済性に適した装備体系を模索した上で新しい部隊編制を提案します、将来的に中国の民主化実現や日ロ関係と米ロ関係の根本的改善や朝鮮半島問題解決と台湾問題解決の末には、欧州並みの効率化へともつながる編成であり、且つ大規模災害への対処能力も含め試案を作成しました。旅団は3単位編成、師団は5単位編成を採る、連隊編成を統合化する。
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師団普通科連隊、その増設の要望が南西方面での防衛や南海トラフ地震想定被害地域などで相次いでいます、一方で、自衛隊の普通科連隊は、師団普通科連隊として本部管理中隊に4個乃至5個普通科中隊と迫撃砲中隊を持つ編成、旅団普通科連隊として本部管理中隊と3個普通科中隊を持つ編成と大きく二分され、その中で機甲部隊重視の北方編成と自動車化に過ぎない本土編成、と大きく分けても四類型され、訓練体系が複雑化しています。
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ペントミック師団案として今回示す代案は、師団5個普通科連隊体制への転換を期して師団普通科連隊編成を廃止し、併せて旅団普通科連隊型の3個中隊基幹編成を標準化することで師団が持つ普通科連隊の数を増勢する方式です、元々陸上自衛隊の師団編成が1962年に導入される以前は、管区隊普通科連隊として、3個普通科大隊に重迫撃砲中隊と特車中隊に支援中隊と衛生中隊を基幹とする非常に大型の編成を採っていました。
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管区隊普通科連隊の普通科大隊は大隊本部と3個普通科中隊に重火器中隊を有し、特車中隊は5両編成の特車中隊4個と本部所要を含め22両もの戦車を装備していました、師団に当たる管区隊全体の定員は15200名と非常に大型で、管区隊編成は米軍歩兵師団から戦車大隊を省いた規模となっていました、陸上自衛隊発足時には北部方面に2個管区隊、東京練馬と兵庫伊丹に福岡福岡と宮城多賀城に各1個管区隊が置かれていた訳です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/38/d1ec3507e2402db2200d6df287aa856e.jpg)
ただ、自衛隊創設と同時に真駒内第7混成団、青森第9混成団、守山第10混成団、北熊本第8混成団と、管区隊増設準備部隊が創設されたものの、人員と装備強化に予算上の限界があり、幾多の改編を試行錯誤したうえで、米軍のペントミック師団を参考とした師団編成を採った訳です、ペントミック師団とは5個大隊戦闘団を基本とした小型師団編成で、自衛隊の多数部隊が必要だが人員装備とも限られるという状況に合致したもの。
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ペントミック師団は、従来の米軍歩兵師団が18000名規模の編成を採っていたのに対し、1950年代に戦術核兵器の脅威が現実化した事を受け、一挙に師団が核攻撃により全滅しないよう、師団を4000名規模の歩兵連隊を基幹とする編成を改め、戦闘基本単位を5個大隊戦闘団として、一方で機械化する事により集合と分散を迅速化、小回りを重視した編成を採る編成で、少々前時代的ではありますが、我が国周辺には核兵器国と核保有国はあるには、ある。
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今日、ペントミック師団を敢えて掲げたのは、師団を5個連隊戦闘団、旅団を3個連隊戦闘団という基本単位とし、普通科連隊を小型化するものの、本部管理中隊、3個普通科中隊、重火器中隊、戦車中隊、特科中隊、施設中隊、直接支援中隊、と戦闘団編成時の編成を統合することで即応性を高め、防衛基盤の空白地域という問題を解消するとともに編成統一を以て装備体系と訓練体系を共通化し、訓練と調達を効率化する目的があります。
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そして、これは広域師団案として大きな部隊改編を行う案とは別に、人員の若干縮小を含めた防衛力改革案の折衷案として提示したものです。師団普通科連隊の人員定数は1200名、師団には3個連隊3600名が配置されています、対して旅団普通科連隊定数は650名ですので5個普通科連隊編成として3250名と一応若干縮小可能でして、重火器中隊は旅団重迫撃砲小隊に1個小隊を付与し、現行の対戦車小隊と併せた編成ですので人員増は若干です。
北大路機関:はるな くらま
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
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広域師団案として、自衛隊の全ての師団と旅団を再編し大型師団を編成する、という編成案を提示しました。
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自衛隊の全ての師団と旅団を装甲機動旅団と航空機動旅団という二種類の機動旅団へ改編し、二個旅団を以て師団を編成する、という編成案を提示しました。攻撃衝力持続性と強靭な戦闘力を併せ持ち、且つ想定される全ての事態へ対処する事が可能な編成案です、ただ、編成としては現在の態勢から根本的に改編する施策であるため、その中間となる過渡的な編成案を提示することとしました。
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ペントミック編成案、戦車定数に縛られない範囲内で陸上自衛隊の編成を最も実戦性と経済性に適した装備体系を模索した上で新しい部隊編制を提案します、将来的に中国の民主化実現や日ロ関係と米ロ関係の根本的改善や朝鮮半島問題解決と台湾問題解決の末には、欧州並みの効率化へともつながる編成であり、且つ大規模災害への対処能力も含め試案を作成しました。旅団は3単位編成、師団は5単位編成を採る、連隊編成を統合化する。
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師団普通科連隊、その増設の要望が南西方面での防衛や南海トラフ地震想定被害地域などで相次いでいます、一方で、自衛隊の普通科連隊は、師団普通科連隊として本部管理中隊に4個乃至5個普通科中隊と迫撃砲中隊を持つ編成、旅団普通科連隊として本部管理中隊と3個普通科中隊を持つ編成と大きく二分され、その中で機甲部隊重視の北方編成と自動車化に過ぎない本土編成、と大きく分けても四類型され、訓練体系が複雑化しています。
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ペントミック師団案として今回示す代案は、師団5個普通科連隊体制への転換を期して師団普通科連隊編成を廃止し、併せて旅団普通科連隊型の3個中隊基幹編成を標準化することで師団が持つ普通科連隊の数を増勢する方式です、元々陸上自衛隊の師団編成が1962年に導入される以前は、管区隊普通科連隊として、3個普通科大隊に重迫撃砲中隊と特車中隊に支援中隊と衛生中隊を基幹とする非常に大型の編成を採っていました。
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管区隊普通科連隊の普通科大隊は大隊本部と3個普通科中隊に重火器中隊を有し、特車中隊は5両編成の特車中隊4個と本部所要を含め22両もの戦車を装備していました、師団に当たる管区隊全体の定員は15200名と非常に大型で、管区隊編成は米軍歩兵師団から戦車大隊を省いた規模となっていました、陸上自衛隊発足時には北部方面に2個管区隊、東京練馬と兵庫伊丹に福岡福岡と宮城多賀城に各1個管区隊が置かれていた訳です。
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ただ、自衛隊創設と同時に真駒内第7混成団、青森第9混成団、守山第10混成団、北熊本第8混成団と、管区隊増設準備部隊が創設されたものの、人員と装備強化に予算上の限界があり、幾多の改編を試行錯誤したうえで、米軍のペントミック師団を参考とした師団編成を採った訳です、ペントミック師団とは5個大隊戦闘団を基本とした小型師団編成で、自衛隊の多数部隊が必要だが人員装備とも限られるという状況に合致したもの。
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ペントミック師団は、従来の米軍歩兵師団が18000名規模の編成を採っていたのに対し、1950年代に戦術核兵器の脅威が現実化した事を受け、一挙に師団が核攻撃により全滅しないよう、師団を4000名規模の歩兵連隊を基幹とする編成を改め、戦闘基本単位を5個大隊戦闘団として、一方で機械化する事により集合と分散を迅速化、小回りを重視した編成を採る編成で、少々前時代的ではありますが、我が国周辺には核兵器国と核保有国はあるには、ある。
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今日、ペントミック師団を敢えて掲げたのは、師団を5個連隊戦闘団、旅団を3個連隊戦闘団という基本単位とし、普通科連隊を小型化するものの、本部管理中隊、3個普通科中隊、重火器中隊、戦車中隊、特科中隊、施設中隊、直接支援中隊、と戦闘団編成時の編成を統合することで即応性を高め、防衛基盤の空白地域という問題を解消するとともに編成統一を以て装備体系と訓練体系を共通化し、訓練と調達を効率化する目的があります。
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そして、これは広域師団案として大きな部隊改編を行う案とは別に、人員の若干縮小を含めた防衛力改革案の折衷案として提示したものです。師団普通科連隊の人員定数は1200名、師団には3個連隊3600名が配置されています、対して旅団普通科連隊定数は650名ですので5個普通科連隊編成として3250名と一応若干縮小可能でして、重火器中隊は旅団重迫撃砲小隊に1個小隊を付与し、現行の対戦車小隊と併せた編成ですので人員増は若干です。
北大路機関:はるな くらま
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