■U-125飛行点検機消息不明!
航空自衛隊飛行点検隊所属のU-125が鹿屋航空基地北方10キロで消息を絶ちました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/d9/9cb5afdabcacd3403d6d86db35a893c8.jpg)
飛行点検隊、通称フライトチェッカーは入間基地に司令部を置き、YS-11FC,U-125FCを以て全国の自衛隊航空施設における飛行点検に当たっている航空部隊です。事故は6日、1435時頃U-125が鹿屋基地からレーダーロスト及び通信ロストとなりました。レーダーから消えた、とはレーダーの覆域外に出た事を意味し、通信ロストとは応答しないという事を意味し、この二つが重なる事は必然的に墜落の可能性が高い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/0e/dd4bffb69ece88b142c942520360180c.jpg)
海上自衛隊は1523時、航空事故の可能性があるとして第72航空隊のUH-60救難ヘリコプターを離陸させ、1600時には航空自衛隊新田原救難隊及び芦屋救難隊が離陸し、航空救難任務に当たっています。1625時海上自衛隊鹿屋航空基地より第211教育航空隊、1630時目達原駐屯地より陸上自衛隊西部方面航空隊、1647時陸上自衛隊第8師団第8飛行隊が高遊原分屯地より航空機を離陸させ救難捜索へ加入しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/e4/2d3feb1779561e313a6a68dc2abca6af.jpg)
U-125、今回消息を絶ったこの機体は航空自衛隊において航空救難部隊の救難機として捜索及び要救助者へ物資を投下する航空機という運用、そして飛行点検隊では航空保安設備の計測と動作確認を行う任務に運用しているイギリス製の航空機です。飛行点検任務とは、飛行場の設備を点検するためと説明されますが、より分かりやすい表現では、道が見えない空において道を示す誘導装置の点検を行うものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/08/455cb24a1979e0c5623cb522d39e0045.jpg)
航空機は夜間や悪天候下でも滞りなく離着陸を実施していますが、電波の灯台というべきローラカイザーやグライトパスという電波により上空にあたかも高架線を敷くような電波誘導装置を駆使し、誘導を行うのですが、電波は発信している事は分かったとしてもその状態は地上からは見る事が難しくなります、この発着支援には無線航法装置や計器着陸装置の伝播が確実に出ているかを、実際に飛行させ点検をしなければなりません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/28/99dbe1deed7a222783626277862b405c.jpg)
国土交通省航空局、航空自衛隊飛行点検隊、この航空飛行検査には日本では自衛隊と国土交通省という二つの組織が対応しているのです。国土交通省航空局は高高度及び航空航路計測用ガルフストリームIV、中高度及び航空航路計測用ボンバルディアBD-700、低高度計測用サーブ 2000等を高度に応じて計測を実施していまして、国土交通省の白塗装を施した航空機が全国の民間飛行場等においてみる事が出来ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/3f/8e9c0be359d452dd6b8791470d70d5db.jpg)
航空自衛隊飛行点検隊は、YS-11,U-125を使用しています。そして航空自衛隊の飛行点検隊ですが、航空自衛隊の飛行場に加え、海上自衛隊の航空基地や陸上自衛隊の航空部隊駐屯地での点検業務を実施していまして、その総数は150カ所以上となります。自衛隊機は有事の際を想定し、様々な高度での計測を実施していますが、今回、6名の乗員と共に飛行中であったU-125に、こうした事故の発生となってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/0f/47aa7646d142e3ce86d2886225106447.jpg)
救難捜索は陸上自衛隊国分駐屯地第12普通科連隊の地上捜索部隊、北熊本駐屯地より陸上自衛隊第8偵察隊の地上捜索部隊、海上自衛隊鹿屋航空基地第1航空群の地上捜索部隊、航空自衛隊新田原基地の第5航空団地上捜索部隊が派遣され、夜を徹しての捜索が実施されました。700名規模の捜索が実施され、残念な事ですが本日1300時頃、鹿児島県山間部で1名、1500時頃に3名、心肺停止の状態で発見されました。非常に残念なこととなりました、残る2名の一刻も早い発見を祈りましょう。
北大路機関:はるな くらま
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
航空自衛隊飛行点検隊所属のU-125が鹿屋航空基地北方10キロで消息を絶ちました。
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飛行点検隊、通称フライトチェッカーは入間基地に司令部を置き、YS-11FC,U-125FCを以て全国の自衛隊航空施設における飛行点検に当たっている航空部隊です。事故は6日、1435時頃U-125が鹿屋基地からレーダーロスト及び通信ロストとなりました。レーダーから消えた、とはレーダーの覆域外に出た事を意味し、通信ロストとは応答しないという事を意味し、この二つが重なる事は必然的に墜落の可能性が高い。
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海上自衛隊は1523時、航空事故の可能性があるとして第72航空隊のUH-60救難ヘリコプターを離陸させ、1600時には航空自衛隊新田原救難隊及び芦屋救難隊が離陸し、航空救難任務に当たっています。1625時海上自衛隊鹿屋航空基地より第211教育航空隊、1630時目達原駐屯地より陸上自衛隊西部方面航空隊、1647時陸上自衛隊第8師団第8飛行隊が高遊原分屯地より航空機を離陸させ救難捜索へ加入しました。
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U-125、今回消息を絶ったこの機体は航空自衛隊において航空救難部隊の救難機として捜索及び要救助者へ物資を投下する航空機という運用、そして飛行点検隊では航空保安設備の計測と動作確認を行う任務に運用しているイギリス製の航空機です。飛行点検任務とは、飛行場の設備を点検するためと説明されますが、より分かりやすい表現では、道が見えない空において道を示す誘導装置の点検を行うものです。
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航空機は夜間や悪天候下でも滞りなく離着陸を実施していますが、電波の灯台というべきローラカイザーやグライトパスという電波により上空にあたかも高架線を敷くような電波誘導装置を駆使し、誘導を行うのですが、電波は発信している事は分かったとしてもその状態は地上からは見る事が難しくなります、この発着支援には無線航法装置や計器着陸装置の伝播が確実に出ているかを、実際に飛行させ点検をしなければなりません。
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国土交通省航空局、航空自衛隊飛行点検隊、この航空飛行検査には日本では自衛隊と国土交通省という二つの組織が対応しているのです。国土交通省航空局は高高度及び航空航路計測用ガルフストリームIV、中高度及び航空航路計測用ボンバルディアBD-700、低高度計測用サーブ 2000等を高度に応じて計測を実施していまして、国土交通省の白塗装を施した航空機が全国の民間飛行場等においてみる事が出来ます。
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航空自衛隊飛行点検隊は、YS-11,U-125を使用しています。そして航空自衛隊の飛行点検隊ですが、航空自衛隊の飛行場に加え、海上自衛隊の航空基地や陸上自衛隊の航空部隊駐屯地での点検業務を実施していまして、その総数は150カ所以上となります。自衛隊機は有事の際を想定し、様々な高度での計測を実施していますが、今回、6名の乗員と共に飛行中であったU-125に、こうした事故の発生となってしまいました。
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救難捜索は陸上自衛隊国分駐屯地第12普通科連隊の地上捜索部隊、北熊本駐屯地より陸上自衛隊第8偵察隊の地上捜索部隊、海上自衛隊鹿屋航空基地第1航空群の地上捜索部隊、航空自衛隊新田原基地の第5航空団地上捜索部隊が派遣され、夜を徹しての捜索が実施されました。700名規模の捜索が実施され、残念な事ですが本日1300時頃、鹿児島県山間部で1名、1500時頃に3名、心肺停止の状態で発見されました。非常に残念なこととなりました、残る2名の一刻も早い発見を祈りましょう。
北大路機関:はるな くらま
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