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【日曜特集】築城基地航空祭二〇一三【9】F-2着陸と神戸港くらま寄港撮影(2013-10-27)

2017-07-09 21:41:01 | 航空自衛隊 装備名鑑
■九州築城から神戸くらま転進
 第9回となりました【日曜特集築城基地航空祭二〇一三】は今回が最終回です。

 築城基地航空祭、目一杯撮影しました。空路で展開しましたが、帰路は新幹線です。実は航空祭の一ヶ月以上前に航空券を予約した時点ではもう一休み、佐世保基地を経由してヘリコプター搭載護衛艦くらま撮影の後に戻る予定でしたが、なんと神戸港に入るという。

 ヘリコプター搭載護衛艦くらまは今年三月にヘリコプター搭載護衛艦かが就役止まって除籍されましたが、既に2017年に除籍される事は分かっていましたので、撮れるうちに撮影しておきたいところでしたが、航空祭予約直前に神戸寄港が発表されます、しかも同日に。

 佐世保へ築城基地からは特急ソニックにて博多に進出し、その上で特急みどり佐世保行へ乗り換えれば、と考えていたのですが、ヘリコプター搭載護衛艦くらま神戸寄港となれば、佐世保に行っても仕方がない、ということで帰路、神戸港に立ち寄りかえる事としました。

 築城航空祭、撮影位置は無難に滑走路付近で撮影しました。しかし聞けばこの航空祭、後平日の築城基地は様々な撮影位置があるようですね。後日いろいろ聞きますと、初の航空祭故に、ちょっと手堅く撮影する場所どりに拘りすぎたのかなあ、と思ったりもしました。

 漁港や農道からも撮影する方がいる、というのはこの築城基地航空祭の一つの特色ですが、当方はこの土地に詳しくありませんし、基地に入れるのが航空祭なのですから基地から撮影しました、最前列からですと、成程、滑走路を離陸する機体やタキシングが良く撮れる。

 こうした後に、陣地変換、格納庫でF-2戦闘機と搭載装備を一つ一つ撮影です、隊員の方と雑談、装備から周辺呑み屋情報まで一通りお教え頂き、基地内ではローカルラジオ実況放送等も行われていまして、これこそお祭りの醍醐味だよねえ、という気分を味わいつつ。

 機動飛行、模擬対地攻撃、全て撮影しましてブルーインパルスも撮影、その上で航空祭終了とともに帰路に就きます、基地は道路上で混雑しないよう出場制限をしていましたので、このおかげで駅の入場制限となる事はありませんでした、これはいい方法かもしれません。

 築城基地航空祭二〇一三特集では前述の通り、この築城基地でF-2飛行隊とF-15飛行隊が大活躍している同じ時間帯に、ヘリコプター搭載護衛艦くらま、が神戸港に入港しまして一般公開が行われています、夜景へ神戸へ築城から山陽新幹線で転進しなければならない。

 特急ソニックは車体の流麗なデザインと共に速度性能から車内の座席にデッキ部分まで配慮された配置と調度品が素晴らしく、もっと乗っていたいのですが、載っていきますと博多に到着し、神戸転進が遅れてしまう為に、小倉で山陽新幹線へ乗り換える事にしました。

 JR九州にて一旦宮崎方面へ移動し、その後に小倉行の特急券を購入、ソニック号の快適な旅を経て小倉駅から新幹線みずほ号乗換、山陽新幹線を一路新神戸駅に到達しますと、ポートライナーにて神戸港へ前進、ヘリコプター搭載護衛艦くらま撮影へと展開した訳です。

 築城基地航空祭二〇一三、非常に楽しめた航空祭でした、九州の空気は新鮮で、航空祭だけではなく前日の到着から山陽新幹線に乗るまで、まるごと楽しめたという感じです。新幹線と航空券の価格低下により九州は近い場所となりました、しかし、神戸市よりは遠い。

 九州は近い場所でもそれほど気軽に行けるかと問われれば、というものでして、次に築城基地航空祭へ足を運べるのはいつなのか、鹿屋航空基地祭や北熊本駐屯地祭にも行きたい、勿論佐世保は何度でも散策したい、と考えつつ神戸へ、くらまへ、転進しました次第です。

 九州の美味しいものを目いっぱい食べたかったのですが、とてもそんな時間はありません。小倉駅まで特急ソニックで進出し、そこから九州新幹線みずほ乗換、九州新幹線の指定席は山陽新幹線のぞみグリーン車に準じる程に座り心地が良く、これがせめてものこだわり。

 九州新幹線みずほ指定席まで、若干時間はありましたが、流石に小倉駅で散策する時間までは無く、名物駅舎やコンコースモノレールを眺める時間も無く、せめてもの、と名物を盛り合わせた駅弁と清酒を購入しまして、早速九州新幹線乗車、神戸転進へ英気を養う。

 神戸港、山陽新幹線で新神戸駅にて下車し、そこから地下鉄を三宮へ、三宮からポートライナーです。神戸港、ポートターミナルに入港接岸しているという事ですから、この場所ならば夜景撮影に丁度好立地にあります。この為に三脚とレリーズを準備しておきました。

 ヘリコプター搭載護衛艦くらま、神戸港に憩う様子、大都市を背景に艦艇が憩う情景というものは、神戸港が一番撮影環境が良いように思います。横浜港はベイブリッジ以外背景東京湾、名古屋港は市街地から遠い、東京港は晴海埠頭、こちらは良好な背景ですか、ね。

 神戸港で撮影しますと、三宮の中心ビル群が望見できます。晴海埠頭はイギリス艦入港で撮影しましたが、レインボーブリッジは好立地にあります、が夜間は歩道通行禁止、対岸から撮影するには晴海埠頭は少々遠い、豊洲からならば、もう少し撮影しやすいのかな。

 ポートアイランド神戸大橋と対岸など、神戸港の様々な撮影位置から夜間撮影にて、くらま撮影を、危く阪急終電を逃すところですが、辛うじてポートライナーに飛び乗り、今度こそ帰路につきました。しかし、聞けば早朝出港という、仕事前の一枚、撮れるかもです。

 早朝神戸へ展開したのですが、なんと早朝に出港ではなく出港完了の時間、ううむ、始発に乗れれば良かったのですけれども、しかも航空祭に用いる長いレンズは手元に無く、なにしろ出港を近距離で撮影する予定でしたので標準ズームレンズをカメラに装着するのみ。

 神戸まで進出して後塵を拝するのみでは如何ともしがたい、どうするか、こうなったらば出港する艦艇を撮影するもう一つの撮影場所、神戸空港まで進出するほかありません。ポートライナーで一本なのですけれども、しかし、また神戸空港まで出かける事になるとは。

 スカイマーク旅客機が続々と長崎空港はじめ全国へ離陸する中、ヘリコプター搭載護衛艦くらま、出港してゆきます。神戸空港には展望デッキがありまして、ちょうど朝日に浮かぶように護衛艦が出港してゆく様子が望見できます。ここ神戸空港まで出た甲斐があった。

 しかし、神戸空港まで進出すれば本日諦めかけていた朝食くらいは頂けるか、そして神戸空港逸品を土産に加えれば、まあ、恰好は付く、神戸魔法の壷プリンとか、美味しいです、ね。しかし数ある神戸土産で一番喜ばれるのは神戸バニラフロマーシュ、当方も大好き。

 神戸バニラフロマーシュ、バニラ風味を織り交ぜた上品なチーズケーキでコンディトライ神戸が三宮駅などいろいろな場所で販売しています。敢えて神戸空港で購入するのは、売り場が三宮行ポートライナーの乗り場のすぐ隣にあるので、素早く購入できるということ。

 築城基地航空祭、神戸港ヘリコプター搭載護衛艦くらま、こうして撮影を完了しました。日本列島を狭く感じますが、京都から築城まで計算したらばこの距離、628km、ロンドンからパリまで340kmということなので、凄い距離ですが素晴らしい写真とともに、撮影を完了しました。

北大路機関:はるな くらま
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