北大路機関

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【EOS-M3撮影速報】新ヘリコプター搭載護衛艦かが(DDH184)舞鶴初入港(2017-07-11)

2017-07-11 23:17:34 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■新護衛艦かが,舞鶴基地初入港
 新ヘリコプター搭載護衛艦かが、本日舞鶴で撮影、横浜で建造中以来の機会となりました。EOS-M3にて撮影した最新の情景をご紹介しましょう。

 ヘリコプター搭載護衛艦かが、本日舞鶴基地へ初入港しました。本年三月に就役したヘリコプター搭載護衛艦かが、は護衛艦いずも型二番艦の最新鋭護衛艦で、全通飛行甲板方式の護衛艦であり、満載排水量は27000tと海上自衛隊の二隻目にして空前の新型艦です。

 舞鶴基地、ヘリコプター搭載護衛艦はるな、が母港佐世保基地をここ舞鶴基地へ移籍したのは1998年、そして2009年、はるな除籍を迎え、除籍と共に横須賀よりヘリコプター搭載護衛艦しらね転籍となり、この護衛艦しらね、も2015年に舞鶴基地にて除籍されました。

 ひゅうが舞鶴転籍は、しらね除籍と共に実施され、ひゅうが型護衛艦、全通飛行甲板方式の初のヘリコプター搭載護衛艦として就役し、満載排水量19000tの巨大な船体は、初めて見上げた横浜港にて文字通り新鮮な驚きを感じたものですが、舞鶴初入港時も驚かされた。

 日本海側の舞鶴基地、北吸桟橋の長さは海上自衛隊基地の中でも最長を誇るものですが、ひゅうが初入港時、はるな、くらま、に見慣れた当方はやはり舞鶴で視る巨大さに感心したものですが、本日入港のヘリコプター搭載護衛艦かが、はやはりそれ以上に姿が大きい。

 横浜で建造された護衛艦かが、は旧式化が進むヘリコプター搭載護衛艦くらま代艦として建造されていました。HNを見ましても分かります通り、HARUNAとKURAMAは特別な護衛艦ですので、ある種、かが、は、くらま、を遠のかせる、少々距離のある艦です。

 佐世保基地にて護衛艦くらま自衛艦旗返納行事を迎えまして、その日に佐世保で知りましたのは、ヘリコプター搭載護衛艦いせ、佐世保転籍という予定でして、横浜で自衛艦旗をこの日受領した護衛艦かが、はそのまま呉基地へ配備されるというものでした。呉は近い。

 呉基地配備となった護衛艦かが、ですが、江田島練習艦隊出港は毎年拝見しているものの、本年は岩国基地へも展開せず、第13旅団創設記念海田市駐屯地祭は秋の話し、呉地方隊展示訓練も本年は行われない模様ですので、なかなか呉基地へ足を運ぶ機会に恵まれません。

 かが、舞鶴入港ですが、今回は自衛官候補生検討中の学生向け寄港、という一種の募集行事である事を知りました。かが、空母加賀の艦名を踏襲する一隻は今週末、加賀百万石として艦名由来となった金沢港へ入港、日本海巡航に併せての舞鶴寄港となったのでしょう。

 文庫山学園、今回の護衛艦かが入港は舞鶴市の老人福祉施設、そのバス停前で撮影する事としました。新日本海フェリーが北海道小樽に向け出港する前島埠頭や、入港の狭水道航行の様子を撮影できる舞鶴親水公園、舞鶴には美しい情景を艦艇と撮影できる場所が多い。

 全通飛行甲板型護衛艦なのですから、最大の特色は長大な飛行甲板、故にこの様子を撮影するには標高の高い場所から撮影したい、この為に文庫山学園を適地としました。舞鶴基地を俯瞰し、舞鶴市役所と赤レンガ倉庫群に隣接し、東舞鶴駅から徒歩でいく事が出来る。

 入港歓迎行事が1000時頃に行われる、との事でしたが、今回同乗をお願いしました方の勘では、入港歓迎行事の実施時間は入港完了時間であろうから、かなり早い時間帯へ舞鶴へ進出した方が良いとの提案で、成程その通りとなりまして、撮影できたのは良かったです。

 本日は元ヘリコプター搭載護衛艦しらね、標的艦改造後に舞鶴港内へ係留されていましたが、昼過ぎに出港してゆきました。港内には大型貨物船が停泊し、しらね、かが、同時撮影は難しかったようですが、ヘリコプター搭載護衛艦世代交代の瞬間ともいえる一日です。

北大路機関:はるな くらま
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コメント (2)
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