北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G7X撮影速報】舞鶴基地ひゅうが-みょうこう-あたご.日本海の守り勢揃い(2019-01-08)

2019-01-27 20:19:29 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■全通飛行甲板型護衛艦ひゅうが
 舞鶴基地日常風景撮影の後篇は、舞鶴東港前島埠頭から国道27号線沿いに文庫山へと撮影位置を移動してみました。

 ひゅうが、ヘリコプター搭載護衛艦ひゅうが型の一番艦で、ここ舞鶴基地を母港としていた初のヘリコプター搭載護衛艦はるな後継として建造された。ひゅうが、は横須賀を母港としていましたが、新護衛艦いずも竣工と共に母港を横須賀から舞鶴へ転籍しました。

 あたご、ジャパンマリンユナイテッド舞鶴工場にて定期整備中の様子です。あたご型ミサイル護衛艦1番艦として建造されたイージス艦で海上自衛隊の護衛艦として初めて、満載排水量が10000tに達しました。なお手前、ひゅうが満載排水量は19000tとなっています。

 ふゆづき、ジャパンマリンユナイテッド舞鶴工場へドック入渠中ですがこの小高い文庫山からですと、その上部構造物がはっきりと見えます。せんだい、手前に停泊、沿岸護衛用小型護衛艦として建造されました。設計思想が数世代違う二隻の護衛艦が興味深いですね。

 ましゅう、ひうち。文庫山学園は舞鶴基地へ入港する艦艇の撮影位置では定番の一つとなっていまして、俯瞰風景に北吸桟橋と掃海艇桟橋、舞鶴湾を眺める立地です。実は手前の北吸桟橋の広い部分は埋め立て地となっていまして、将来的には補給倉庫が建つともいう。

 みょうこう、舞鶴基地北吸桟橋門の向こうに巨大な艦橋が。ここ舞鶴基地は北吸桟橋が日曜日に一般公開され、護衛艦を間近に見る事が出来ます、一隻だけ上甲板が公開される事も。この一般公開日程は舞鶴基地HPへ掲載されていますので、興味ある方はご一読を。

 あさぎり、まつゆき、舞鶴東港前島埠頭からの撮影では奥に停泊していた護衛艦が見えませんでしたが、艦番号から護衛艦はつゆき型まつゆき、である事が分りました。ここは国道27号線、赤レンガの外壁は1995年に舞鶴基地の赤レンガ道として整備されたものです。

 国道27号線からの舞鶴基地、日本海防衛の重要施設ですが、平時には展望できる立地等が開放されている点が、我が国の懐の深さ、というところでしょう。アメリカ海軍のサンディエゴ基地や真珠湾基地等、ここまで平時に見る事が出来るのは自衛隊以外は米軍くらい。

 海軍舞鶴給水施設遺構旧北吸浄水場第一配水地、こちらは先ほどの文庫山学園から少し舞鶴地方総監部方面へ、舞鶴自衛隊桟橋信号前近くに山道があります。緑溢れる木々の向こうに強力無比なイージス艦が。舞鶴は幾度も通っていますが、此処を知ったのは最近です。

 まつゆき、あさぎり。少々緑が溢れていまして見え難いのですが、まつゆき艦番号が辛うじて読み取れる。はつゆき型護衛艦、あさぎり型護衛艦は併せて20隻が建造され、むらさめ型に続く現在の主力汎用護衛艦の前には、護衛艦隊護衛隊群の主力を構成していました。

 みょうこう、あたご。みょうこう、は護衛艦こんごう型の3番艦で海上自衛隊初のイージス艦として、こんごう型は4隻が建造されました。あたご、は護衛艦あたご型の1番艦で、こんごう型へ新型艦砲とヘリコプター運用能力等を追加した拡大改良型となっています。

 あたご、みょうこう、共に第3護衛隊群第3護衛隊と第3護衛隊群第7護衛隊へ所属、弾道ミサイル防衛任務として日本海に常時一隻を展開させた頃には、2隻とも第3護衛隊所属となっており、ミサイル攻撃へ備え停泊と定期整備、という余裕は中々ありませんでした。

 ひゅうが、みょうこう、が並ぶ。海軍舞鶴給水施設遺構旧北吸浄水場第一配水地を下りまして国道27号線から望む。舞鶴探訪は、舞鶴東港前島埠頭、舞鶴市役所駐車場、文庫山学園、海軍舞鶴給水施設遺構旧北吸浄水場第一配水地を一時間程で廻り撮影を完了しました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする