■見よ落下傘!空に舞い空を往く
精鋭無比として自衛隊最強を自負する第1空挺団は軍歌“空の神兵”に謳われる旧軍空挺部隊の流れに米軍空挺部隊の運用を統合した落下傘強襲部隊です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/71/14a6eeb8f9300c287477be02b47ba572.jpg)
降下訓練始め、第1空挺団による毎年恒例の年頭行事が今年も挙行されました。これは訓練安全祈願と精強空挺部隊誇示を目的としてその年最初の落下傘降下を一般公開するもので、落下傘降下は空挺団長以下主要幹部全員が紹介され一人一人が降下してゆきます。
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C-1輸送機を筆頭にC-130H輸送機と最新鋭C-2輸送機、そしてCH-47J/JA輸送ヘリコプターより空挺降下が展示されました。特にC-2輸送機による降下訓練展示は今回が本邦初公開となります。C-1より四倍以上の搭載能力、はるかに大きな輸送機の参加は迫力です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/e4/ae2a8c1374d04f20d2df7f41f7335dc5.jpg)
13式空挺傘による降下は今回が初の撮影となりました、フランス設計空挺傘696M1の後継として国産開発されたもので、開傘速度と精度の向上により、習志野訓練場のような狭い訓練場でも低高度飛行する輸送機左右の降下扉から連続降下し安全に降着が可能という。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/65/fa0328291c6f73b0045ff86e8b45a75e.jpg)
第1空挺団の編制は、団本部付隊、第1普通科大隊、第2普通科大隊、第3普通科大隊、空挺特科大隊、空挺後方支援隊、通信中隊、施設中隊、空挺教育隊、人員1900名を基幹としています。自衛隊の特殊作戦群や第1ヘリコプター団とも密接な協同関係にあります。
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日米空挺部隊の参加、本年の空挺団降下訓練始めにおける落下傘降下は第1空挺団に加え、アメリカ軍部隊が大量に参加した事が前半の特色でした。アメリカ第1特殊作戦群の自由降下は空中に線を描くように揃い、第25軽歩兵師団空挺降下は非常に多数が参加していた。
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第1特殊作戦群、沖縄に第1大隊が前方展開するフォートルイス駐屯アメリカ陸軍特殊部隊司令部隷下部隊が本年降下訓練へ参加しました。陸軍特殊部隊司令部隷下には第1特殊作戦群、第3特殊作戦群、第5特殊作戦群、第7特殊作戦群、第10特殊作戦群等が在る。
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アメリカ陸軍特殊部隊司令部は上記特殊作戦群に加え、州兵第19特殊作戦群、州兵第20特殊作戦群、第75レンジャー連隊、第160特殊空挺連隊、情報収集に当る第4軍事情報群、第8軍事情報群、第96民事旅団、特殊作戦教育センター等、27000名を基幹とします。
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アメリカ特殊作戦群は隷下に群司令部中隊と4個特殊作戦大隊に特殊作戦支援大隊が置かれており、人員規模は1770名と第1空挺団と同等の規模となっています。特殊部隊は12名の特殊作戦チームが基本単位で、特殊作戦大隊隷下には18個チームが集められている。
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世界最強と呼ばれる背景は特殊部隊へ最大級の装備優先度を与えている為で、例えば航空機だけでも、MH/AH-6軽攻撃ヘリコプター51機、MH-60M特殊作戦ヘリコプター72機、MH-47G重特殊作戦ヘリコプター61機と一国の陸軍並の特殊航空機を保有しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/53/f16aaac9678a5bd97701da0da1dbe091.jpg)
第25軽歩兵師団は第1ストライカー旅団戦闘団、第2軽歩兵旅団戦闘団、第3軽歩兵旅団戦闘団、第4空挺旅団戦闘団、第25師団砲兵旅団、第25師団戦闘航空旅団、第25戦闘支援旅団、以上を隷下に有しており、今回の空挺降下は第4空挺旅団戦闘団が参加している。
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第4空挺旅団戦闘団は2004年に第82空挺師団の支援を受け新編され、第82空挺師団と第173空挺旅団と並ぶアメリカ陸軍の貴重な空挺部隊、第101空中機動旅団と比肩する緊急展開部隊です。2001年同時多発テロを受けての空挺部隊強化養成を受け新編されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/f3/cbd5b408ed73ec4ac405d31677ef4a85.jpg)
太平洋地域における空挺部隊即応戦力として平時はアラスカに駐屯していますが、環太平洋地域全体へ緊急展開が可能です。元々第25軽歩兵旅団は輸送機での全世界規模の展開を主眼とした緊急展開部隊ですが、ストライカー旅団の機械化戦力と合せ能力を飛躍させた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/3d/4e9adb7348d93bf4240f005dae56e594.jpg)
アメリカ軍の参加は日米同盟の強靭な関係を誇示すると共に、アメリカ軍の空挺部隊であっても空挺練習を行うには例外的に狭いと称される習志野訓練場に、一部仮設敵陣地へ流されていましたが、場外には出ないという、新鋭空挺旅団の高い技量が示されたかたち。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/32/67d54731279706581482c9456c3d67de.jpg)
第1空挺団降下訓練始め、この訓練支援には第1師団より第1戦車大隊、第12旅団より第12特科隊、第1ヘリコプター団及び東部方面航空隊、富士学校の普通科教導連隊と戦車教導隊、高射学校、そして遠く九州より水陸機動団第1上陸戦闘大隊が支援に参加しました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
精鋭無比として自衛隊最強を自負する第1空挺団は軍歌“空の神兵”に謳われる旧軍空挺部隊の流れに米軍空挺部隊の運用を統合した落下傘強襲部隊です。
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降下訓練始め、第1空挺団による毎年恒例の年頭行事が今年も挙行されました。これは訓練安全祈願と精強空挺部隊誇示を目的としてその年最初の落下傘降下を一般公開するもので、落下傘降下は空挺団長以下主要幹部全員が紹介され一人一人が降下してゆきます。
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C-1輸送機を筆頭にC-130H輸送機と最新鋭C-2輸送機、そしてCH-47J/JA輸送ヘリコプターより空挺降下が展示されました。特にC-2輸送機による降下訓練展示は今回が本邦初公開となります。C-1より四倍以上の搭載能力、はるかに大きな輸送機の参加は迫力です。
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13式空挺傘による降下は今回が初の撮影となりました、フランス設計空挺傘696M1の後継として国産開発されたもので、開傘速度と精度の向上により、習志野訓練場のような狭い訓練場でも低高度飛行する輸送機左右の降下扉から連続降下し安全に降着が可能という。
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第1空挺団の編制は、団本部付隊、第1普通科大隊、第2普通科大隊、第3普通科大隊、空挺特科大隊、空挺後方支援隊、通信中隊、施設中隊、空挺教育隊、人員1900名を基幹としています。自衛隊の特殊作戦群や第1ヘリコプター団とも密接な協同関係にあります。
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日米空挺部隊の参加、本年の空挺団降下訓練始めにおける落下傘降下は第1空挺団に加え、アメリカ軍部隊が大量に参加した事が前半の特色でした。アメリカ第1特殊作戦群の自由降下は空中に線を描くように揃い、第25軽歩兵師団空挺降下は非常に多数が参加していた。
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第1特殊作戦群、沖縄に第1大隊が前方展開するフォートルイス駐屯アメリカ陸軍特殊部隊司令部隷下部隊が本年降下訓練へ参加しました。陸軍特殊部隊司令部隷下には第1特殊作戦群、第3特殊作戦群、第5特殊作戦群、第7特殊作戦群、第10特殊作戦群等が在る。
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アメリカ陸軍特殊部隊司令部は上記特殊作戦群に加え、州兵第19特殊作戦群、州兵第20特殊作戦群、第75レンジャー連隊、第160特殊空挺連隊、情報収集に当る第4軍事情報群、第8軍事情報群、第96民事旅団、特殊作戦教育センター等、27000名を基幹とします。
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アメリカ特殊作戦群は隷下に群司令部中隊と4個特殊作戦大隊に特殊作戦支援大隊が置かれており、人員規模は1770名と第1空挺団と同等の規模となっています。特殊部隊は12名の特殊作戦チームが基本単位で、特殊作戦大隊隷下には18個チームが集められている。
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世界最強と呼ばれる背景は特殊部隊へ最大級の装備優先度を与えている為で、例えば航空機だけでも、MH/AH-6軽攻撃ヘリコプター51機、MH-60M特殊作戦ヘリコプター72機、MH-47G重特殊作戦ヘリコプター61機と一国の陸軍並の特殊航空機を保有しています。
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第25軽歩兵師団は第1ストライカー旅団戦闘団、第2軽歩兵旅団戦闘団、第3軽歩兵旅団戦闘団、第4空挺旅団戦闘団、第25師団砲兵旅団、第25師団戦闘航空旅団、第25戦闘支援旅団、以上を隷下に有しており、今回の空挺降下は第4空挺旅団戦闘団が参加している。
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第4空挺旅団戦闘団は2004年に第82空挺師団の支援を受け新編され、第82空挺師団と第173空挺旅団と並ぶアメリカ陸軍の貴重な空挺部隊、第101空中機動旅団と比肩する緊急展開部隊です。2001年同時多発テロを受けての空挺部隊強化養成を受け新編されました。
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太平洋地域における空挺部隊即応戦力として平時はアラスカに駐屯していますが、環太平洋地域全体へ緊急展開が可能です。元々第25軽歩兵旅団は輸送機での全世界規模の展開を主眼とした緊急展開部隊ですが、ストライカー旅団の機械化戦力と合せ能力を飛躍させた。
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アメリカ軍の参加は日米同盟の強靭な関係を誇示すると共に、アメリカ軍の空挺部隊であっても空挺練習を行うには例外的に狭いと称される習志野訓練場に、一部仮設敵陣地へ流されていましたが、場外には出ないという、新鋭空挺旅団の高い技量が示されたかたち。
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第1空挺団降下訓練始め、この訓練支援には第1師団より第1戦車大隊、第12旅団より第12特科隊、第1ヘリコプター団及び東部方面航空隊、富士学校の普通科教導連隊と戦車教導隊、高射学校、そして遠く九州より水陸機動団第1上陸戦闘大隊が支援に参加しました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)