■ハリファクス級フリゲイト
太平洋を越えた隣国カナダ、先週舞鶴で行われましたカナダ海軍艦艇一般公開の様子をお伝えしましょう。
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オタワ一般公開。舞鶴基地にてカナダ海軍フリゲイト、オタワが一般公開されました。残暑残るというか意外に涼しい舞鶴、そこには護衛艦や米艦とは違う欧州艦と共通する塗装の水上戦闘艦が、護衛艦せんだい、護衛艦まつゆき、と共に北吸へ停泊していました。
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ハリファクス級フリゲイトは比較的大きく満載排水量5240t、全長134m、全幅16.4m、喫水5mの水上戦闘艦で、護衛艦で喩えれば大きさは護衛艦あさぎり型よりも一回り大きく、世代としては護衛艦むらさめ型と同世代になります。朝霧は兎も角、村雨は英訳が難しい。
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一番艦ハリファクス、二番艦バンクーバー、三番艦ヴィルドケベック、四番艦トロント、五番艦レジャイナ、六番艦カルガリー、七番艦モントリオール、八番艦フレデリクトン、九番艦ウィニペグ、十番艦シャロットタウン、十一番セントジョーンズ、十二番艦オタワ。
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ハリファクス級フリゲイトは近年の近代化改修により僚艦防空能力を獲得しています、この近代化改修では艦砲の新型化等が行われましたが、最たる改修はMk48VLSへのシースパローに代えて32発のESSMへ、対空レーダーを最新の三次元レーダーへ換装したこと。
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ひゅうが入渠中でした。舞鶴基地は休日一般公開が行われていまして1000時から開門となります。しかし、この日は舞鶴グリーンフェスタ、程ではありませんが稀有なカナダ艦一般公開とあり、正門前から赤レンガ倉庫まで待機列が伸びており、他方岸壁はやや空きが。
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せとぎり、造船所へ。本年は自衛隊観艦式が行われ、その参加艦艇は塗粧等準備が進められています、不思議と舞鶴のイージス艦みょうこう、あたご、居ませんでしたが、みょうこう、は日米共同訓練中、あたご、は不明ですがこの日北朝鮮のミサイル実験が行われた。
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オタワ艦尾方向へ。CH-148を艦載機として採用しています、CH-148は日本ではS-92として警視庁航空隊でも採用されていまして、三菱重工が部分量産に参加しています。非常に楽しみにしていたのですが残念ながらこの日オタワは艦載機を搭載していませんでした。
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軍艦旗、カナダ海軍は主要装備としまして、ヴィクトリア級潜水艦4隻、ハリファクス級フリゲイト12隻、キングストン級掃海艇12隻、以上を運用しています。ヴィクトリア級はイギリスのアプホルダー級潜水艦、ハリファクス級の重い位置づけが垣間見えましょう。
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20mmCIWS、対艦ミサイルへ備える装備です。カナダには海上保安庁が無く海軍が海洋法執行任務を担いますが、本級は水上戦闘艦として強力で、ハープーン艦対艦ミサイル、ESSM艦対空ミサイル、20mmCIWS近接防空火器、三連装短魚雷発射機等を搭載しています。
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HMCS,と記載されますと英連邦の海軍だ、と明白だ。第二次大戦中にもイギリスより巡洋艦を貸与され、フィジー級のウガンダ、スイフトシェア級のオンタリオを運用していました。その際に導入の護衛駆逐艦、これを置き換えた初期の国産艦後継がハリファクス級だ。
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Mk48VLS, むらさめ型護衛艦も採用しています。3000t規模の水上戦闘艦に搭載可能という軽量VLSとの設計で、16セルが内蔵されESSM発展型シースパロー対空ミサイルが各2発の32発を搭載しています。Mk41のように1セルにESSMの4発は収容できません。
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カナダ海軍の規則ではゲストは同時に40名程度まで、との内規があるようで、今回の舞鶴一般公開は20名一組の来艦者にエスコートのオフィサーが一名、という艦内旅行案内が行われていました。しかし、混雑は凄く当方は一時間半以上、概ね二時間の待ち時間でした。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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太平洋を越えた隣国カナダ、先週舞鶴で行われましたカナダ海軍艦艇一般公開の様子をお伝えしましょう。
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オタワ一般公開。舞鶴基地にてカナダ海軍フリゲイト、オタワが一般公開されました。残暑残るというか意外に涼しい舞鶴、そこには護衛艦や米艦とは違う欧州艦と共通する塗装の水上戦闘艦が、護衛艦せんだい、護衛艦まつゆき、と共に北吸へ停泊していました。
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ハリファクス級フリゲイトは比較的大きく満載排水量5240t、全長134m、全幅16.4m、喫水5mの水上戦闘艦で、護衛艦で喩えれば大きさは護衛艦あさぎり型よりも一回り大きく、世代としては護衛艦むらさめ型と同世代になります。朝霧は兎も角、村雨は英訳が難しい。
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一番艦ハリファクス、二番艦バンクーバー、三番艦ヴィルドケベック、四番艦トロント、五番艦レジャイナ、六番艦カルガリー、七番艦モントリオール、八番艦フレデリクトン、九番艦ウィニペグ、十番艦シャロットタウン、十一番セントジョーンズ、十二番艦オタワ。
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ハリファクス級フリゲイトは近年の近代化改修により僚艦防空能力を獲得しています、この近代化改修では艦砲の新型化等が行われましたが、最たる改修はMk48VLSへのシースパローに代えて32発のESSMへ、対空レーダーを最新の三次元レーダーへ換装したこと。
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ひゅうが入渠中でした。舞鶴基地は休日一般公開が行われていまして1000時から開門となります。しかし、この日は舞鶴グリーンフェスタ、程ではありませんが稀有なカナダ艦一般公開とあり、正門前から赤レンガ倉庫まで待機列が伸びており、他方岸壁はやや空きが。
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オタワ艦尾方向へ。CH-148を艦載機として採用しています、CH-148は日本ではS-92として警視庁航空隊でも採用されていまして、三菱重工が部分量産に参加しています。非常に楽しみにしていたのですが残念ながらこの日オタワは艦載機を搭載していませんでした。
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軍艦旗、カナダ海軍は主要装備としまして、ヴィクトリア級潜水艦4隻、ハリファクス級フリゲイト12隻、キングストン級掃海艇12隻、以上を運用しています。ヴィクトリア級はイギリスのアプホルダー級潜水艦、ハリファクス級の重い位置づけが垣間見えましょう。
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20mmCIWS、対艦ミサイルへ備える装備です。カナダには海上保安庁が無く海軍が海洋法執行任務を担いますが、本級は水上戦闘艦として強力で、ハープーン艦対艦ミサイル、ESSM艦対空ミサイル、20mmCIWS近接防空火器、三連装短魚雷発射機等を搭載しています。
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HMCS,と記載されますと英連邦の海軍だ、と明白だ。第二次大戦中にもイギリスより巡洋艦を貸与され、フィジー級のウガンダ、スイフトシェア級のオンタリオを運用していました。その際に導入の護衛駆逐艦、これを置き換えた初期の国産艦後継がハリファクス級だ。
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Mk48VLS, むらさめ型護衛艦も採用しています。3000t規模の水上戦闘艦に搭載可能という軽量VLSとの設計で、16セルが内蔵されESSM発展型シースパロー対空ミサイルが各2発の32発を搭載しています。Mk41のように1セルにESSMの4発は収容できません。
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カナダ海軍の規則ではゲストは同時に40名程度まで、との内規があるようで、今回の舞鶴一般公開は20名一組の来艦者にエスコートのオフィサーが一名、という艦内旅行案内が行われていました。しかし、混雑は凄く当方は一時間半以上、概ね二時間の待ち時間でした。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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