■自衛隊最新装備2023
年末年始という事で北大路機関毎年恒例の今年Weblog北大路機関にて撮影し紹介しました自衛隊最新装備特集をお送りしましょう。
V-22輸送機。陸上自衛隊が2020年7月20日に受領した日の丸オスプレイなのですが、個の受領した2020年とはCOVID-19新型コロナウィルス感染症最初の最も厳しい感染状況と致死率2%という厳しい状況であり、なかなか木更津に撮影へは行けなかったという事情がありました。今年も諸事情で木更津には行けなかったのですが、僥倖にも明野へ来た。
V-22輸送機は第1ヘリコプター団輸送航空隊へ集中配備されていまして、安倍政権時代の2015年に17機が関連部品含め30億ドル、当時のレートで3600億円にて調達されることとなりました。既に自衛隊へは10機以上が引き渡されていまして、調達そのものは2018年度までに予定された17機を調達完了、最新装備で高性能ですが当時は高価な装備でした。
UH-2多用途ヘリコプター。2019年に試験中の機材が明野駐屯地航空学校記念行事において地上展示されましたが、今年の明野航空祭において展示飛行や編隊飛行を行いました。もともとはベルヘリコプターテキストロン社が開発したベル412EPIを元に軍用型としたもので、ベル社はスバルUH-2として国際市場に投入、着々と採用国が増えているもの。
UH-2の部隊使用承認は2021年6月24日となっていまして、東部方面航空隊などへも配備が開始されているのですが、2021年ではやはりCOVID-19新型コロナウィルス感染症の影響により航空祭などはまだまだ行えない状態となっていまして、この写真を撮影の明野航空祭の飛行展示参加は、自衛隊では前月の立川航空祭に続く飛行展示となりました。
E-2D早期警戒機、航空自衛隊ではE-2C早期警戒機の退役が始まる一方、2014年中期防衛力整備計画において早期警戒機増強が決定し、新早期警戒機としてE-2D早期警戒機を選定、2015年度予算に初号機調達が開始、2018年中期防衛力整備計画に9機のE-2D取得が決定し、2019年度予算で9機一括取得が行われる等、今までに18機の予算が計上された。
E-2D早期警戒機はAESA方式のAPY-9レーダーを搭載しており、その探知距離は航空機の場合で555km以上、4000以上の目標を同時追尾し友軍戦闘機40機以上を要撃管制する事が可能であるほかETS超長距離追跡モードにより索敵範囲は限られるものの更に遠距離を監視可能という。航空自衛隊へは2019年3月27日に初号機が三沢基地へ到着しました。
基地防衛用地対空誘導弾弾薬車。写真は航空自衛隊に既に6セット以上が配備されている基地防衛用地対空誘導弾の発射装置なのですが、今回初めてその弾薬車を撮影する機会に恵まれました。陸上自衛隊の11式短距離地対空誘導弾と共通化されている装備で、81式短距離地対空誘導弾の後継装備、電波誘導型のみということで射程は20km程度という。
基地防衛用地対空誘導弾そのものは、航空自衛隊高射教導隊などでかなり前から展示されているものなのですが、弾薬車というのは個人的になかなか撮影する機会が有りませんでしたので、少々裏方的な装備ですが2023年に撮影出来た新装備となっています。防衛省は基地防衛用地対空誘導弾(改)を開発中、陸上自衛隊も導入予定で野戦防空を一本化させます。
ペトリオットミサイル弾薬車。ペトリオットシステムと云いますと航空祭では、LS発射装置やRSレーダ装置とAMGアンテナマスト車やECS射撃管制装置にEPP電源車などは展示されるのですが、裏方的な弾薬車に弾薬を搭載したままの展示というものはなかなかありません。写真は道路標識にもある通りですが、航空自衛隊岐阜基地前での撮影です。
ペトリオットミサイルについては昨今、三菱重工などがライセンス生産した装備品がウクライナへの迂回供与への道がひられ、話題となりました。これはアメリカが供与可能である文が殆ど供与したため、武器供与に及び腰である日本はウクライナに供与するのではなく、アメリカの弾薬備蓄に日本製弾薬を補填する事でアメリカの備蓄を供与する方式だ。
FAST型ヘルメット。陸上自衛隊では88式鉄帽2型の調達が最近開始されていますが、FAST型ヘルメットは2022年ごろから第1空挺団へ試験的に配備が開始されたもの。具体的には通信機内蔵型イヤープロテクターの装着や、暗視装置の着脱迅速化などの利点があるものです。元々、降下誘導小隊など鉄帽を着用していなかった部隊へ配備されている。
FAST型ヘルメット、一月の第1空挺団降下訓練始めにて格闘展示などに当った隊員が装備していましたもので、一月に最初に初めて見る装備品を撮影できるとは、と幸先がいいように感じたものですけれど、実態は自衛隊最新装備よりはインド軍先端装備やイタリア軍最新早期警戒機を撮影しつつ、なかなか自衛隊新装備が観られなかったのは一寸寂しい。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
年末年始という事で北大路機関毎年恒例の今年Weblog北大路機関にて撮影し紹介しました自衛隊最新装備特集をお送りしましょう。
V-22輸送機。陸上自衛隊が2020年7月20日に受領した日の丸オスプレイなのですが、個の受領した2020年とはCOVID-19新型コロナウィルス感染症最初の最も厳しい感染状況と致死率2%という厳しい状況であり、なかなか木更津に撮影へは行けなかったという事情がありました。今年も諸事情で木更津には行けなかったのですが、僥倖にも明野へ来た。
V-22輸送機は第1ヘリコプター団輸送航空隊へ集中配備されていまして、安倍政権時代の2015年に17機が関連部品含め30億ドル、当時のレートで3600億円にて調達されることとなりました。既に自衛隊へは10機以上が引き渡されていまして、調達そのものは2018年度までに予定された17機を調達完了、最新装備で高性能ですが当時は高価な装備でした。
UH-2多用途ヘリコプター。2019年に試験中の機材が明野駐屯地航空学校記念行事において地上展示されましたが、今年の明野航空祭において展示飛行や編隊飛行を行いました。もともとはベルヘリコプターテキストロン社が開発したベル412EPIを元に軍用型としたもので、ベル社はスバルUH-2として国際市場に投入、着々と採用国が増えているもの。
UH-2の部隊使用承認は2021年6月24日となっていまして、東部方面航空隊などへも配備が開始されているのですが、2021年ではやはりCOVID-19新型コロナウィルス感染症の影響により航空祭などはまだまだ行えない状態となっていまして、この写真を撮影の明野航空祭の飛行展示参加は、自衛隊では前月の立川航空祭に続く飛行展示となりました。
E-2D早期警戒機、航空自衛隊ではE-2C早期警戒機の退役が始まる一方、2014年中期防衛力整備計画において早期警戒機増強が決定し、新早期警戒機としてE-2D早期警戒機を選定、2015年度予算に初号機調達が開始、2018年中期防衛力整備計画に9機のE-2D取得が決定し、2019年度予算で9機一括取得が行われる等、今までに18機の予算が計上された。
E-2D早期警戒機はAESA方式のAPY-9レーダーを搭載しており、その探知距離は航空機の場合で555km以上、4000以上の目標を同時追尾し友軍戦闘機40機以上を要撃管制する事が可能であるほかETS超長距離追跡モードにより索敵範囲は限られるものの更に遠距離を監視可能という。航空自衛隊へは2019年3月27日に初号機が三沢基地へ到着しました。
基地防衛用地対空誘導弾弾薬車。写真は航空自衛隊に既に6セット以上が配備されている基地防衛用地対空誘導弾の発射装置なのですが、今回初めてその弾薬車を撮影する機会に恵まれました。陸上自衛隊の11式短距離地対空誘導弾と共通化されている装備で、81式短距離地対空誘導弾の後継装備、電波誘導型のみということで射程は20km程度という。
基地防衛用地対空誘導弾そのものは、航空自衛隊高射教導隊などでかなり前から展示されているものなのですが、弾薬車というのは個人的になかなか撮影する機会が有りませんでしたので、少々裏方的な装備ですが2023年に撮影出来た新装備となっています。防衛省は基地防衛用地対空誘導弾(改)を開発中、陸上自衛隊も導入予定で野戦防空を一本化させます。
ペトリオットミサイル弾薬車。ペトリオットシステムと云いますと航空祭では、LS発射装置やRSレーダ装置とAMGアンテナマスト車やECS射撃管制装置にEPP電源車などは展示されるのですが、裏方的な弾薬車に弾薬を搭載したままの展示というものはなかなかありません。写真は道路標識にもある通りですが、航空自衛隊岐阜基地前での撮影です。
ペトリオットミサイルについては昨今、三菱重工などがライセンス生産した装備品がウクライナへの迂回供与への道がひられ、話題となりました。これはアメリカが供与可能である文が殆ど供与したため、武器供与に及び腰である日本はウクライナに供与するのではなく、アメリカの弾薬備蓄に日本製弾薬を補填する事でアメリカの備蓄を供与する方式だ。
FAST型ヘルメット。陸上自衛隊では88式鉄帽2型の調達が最近開始されていますが、FAST型ヘルメットは2022年ごろから第1空挺団へ試験的に配備が開始されたもの。具体的には通信機内蔵型イヤープロテクターの装着や、暗視装置の着脱迅速化などの利点があるものです。元々、降下誘導小隊など鉄帽を着用していなかった部隊へ配備されている。
FAST型ヘルメット、一月の第1空挺団降下訓練始めにて格闘展示などに当った隊員が装備していましたもので、一月に最初に初めて見る装備品を撮影できるとは、と幸先がいいように感じたものですけれど、実態は自衛隊最新装備よりはインド軍先端装備やイタリア軍最新早期警戒機を撮影しつつ、なかなか自衛隊新装備が観られなかったのは一寸寂しい。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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