北大路機関

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【京都発幕間旅情】東京駅N-700系のぞみ号発着!COVID-19コロナ禍下でも頑張る新幹線

2021-12-19 18:29:32 | コラム
■行くぞ東京!新幹線!
 コロナ前は新幹線というものは挨拶のように乗るものでしたが2020年と2021年は例外といえる。

 のぞみ号が東京駅に到着する。日常風景ですが、この情景、臨時列車の運休や部分運休という措置は取られているのですけれども、新幹線の利便性、思い立ったらすぐ乗れるという利便性、緊急事態宣言下でさえ維持されていた、この公共交通機関精神には頭が下がる。

 東京駅の東海道新幹線、考えてみると頑張っているのですよね。COVID-19感染拡大により旅客需要は大きく引き下がっていますし、旅客需要には旅行という遊興ももちろん含まれるのですが、東海道新幹線の主軸は旅行よりもビジネス客の旅客需要が圧倒的でした。

 リニア中央新幹線の建設や南海トラフ連動地震への備え、巨大建設と既存設備強化両立という東海道新幹線は日本経済にとり代替手段の無い大動脈でありながら、運行するJR東海はコロナによる旅客需要減少という激変に耐えつつ、重要事業を継続しているのですよね。

 回数券の部分廃止により運賃面での利便性を切り捨てて収益性確保を進めている、東海道新幹線についてはこうした状況はあります。実はコロナ落着きを受けて回数券を購入に京都駅へ行きまして驚きました、利便性は下がりますが公的支援の薄さからの限界でもある。

 新幹線は東京と大阪を結ぶ、この速達性を最重要視した輸送機関なのですが、国鉄時代とは異なりJR東海こと東海旅客鉄道は民営化された企業です。山陽新幹線と北陸新幹線や東北新幹線に上越新幹線もありますが、東海道は運行頻度が遥かに密であり、利便性が高い。

 東海道新幹線の利便性を維持させるには乗って支える他ないのですが、上記の通り旅客需要の中枢はビジネスですと、これを置換えるべく日本全土でワーケーションも難しく、毎日アフター5に小旅行に行くわけにも参りません、感染終息を祈るのみともいえますね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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