■連合艦隊を夢見て
この暑い日日が懐かしいものですが。
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舞鶴基地軍港めぐりも基地を一めぐりしましていよいよ終盤となりました、最新鋭護衛艦が撮影出来たのですけれども、この2024年は前半と後半がいろいろあり過ぎまして、実のところ不思議ですが最新装備はこの日しか撮影出来なかったという。
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イージス艦、こんごう型護衛艦の後継艦は基準排水量で12000tとかなり大型化するといいますので、満載排水量では17000tほどになるかなりの大型艦となります、それは同時に護衛艦隊を構成する護衛艦もどんどん大型化してゆく次の一手と云えるでしょう。
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こんごう型に続く護衛艦と共に、しかし護衛艦隊は掃海隊群と統合され水上艦隊へと改編されると共に4個護衛隊群が3個水上隊群という分り難い名前に改編されるということですので、これはどうなるのかなあ、と。危惧するのは護衛官の整備かんかくです。
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ガスタービン艦は四年に一度の定期検査が有りドックに入渠します、ですから4個護衛隊群という現在の編成は1個護衛隊群がまるまる定期整備を受けられるというローテーションに見合っているのですが、護衛隊群だけによるローテーションはもう行わないのか。
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掃海隊群が水上艦隊に統合されるということで、FFM多機能護衛艦がそのまま水上艦隊の運用に一本化されるということですので、水上艦隊を構成する3個水上隊群が部隊内でローテーションを行うようになるのか、ともいえる事なのですけれど。
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実際のところ、第4護衛隊群が新編されたのは1974年で、オイルショック後、高度経済成長が終焉を迎えGNP成長率は戦後初めてマイナス成長となった中で編成できたという歴史があります、だからこそバブル崩壊後でも大蔵省はその規模を維持できたという。
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第四護衛隊群の編成は、日本経済が一番厳しい時代に実現したからこそ、大蔵省が護衛艦隊を減らせという怪文書をばら撒く事も無かった、これが水上艦隊として部隊数を減らした実績を造ってしまいますと、生来的に財務相と防衛省の間の対立要素を生まないか。
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新しい88艦隊、一番必要なのは4個護衛隊群を構成する8個護衛隊に全通飛行甲板型護衛艦を配備し、一つの機動部隊として運用できるようにした上で、必要に応じ掃海隊群のFFMを護衛艦隊護衛隊の護衛に、統合運用できるようにすればよいとおもうのです。
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FFMは拡大改良型のFFGとあわせて、何しろ24隻が配備されるのですから。3隻編成の護衛隊であれば8個護衛隊を編成できます、FFGとFFMで比率が代わりますが、4隻編成の護衛隊と掃海隊群の護衛隊とを組み合わせ7隻の編成とできる。
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連合艦隊にした方が良かったのではないか。同時に思うのは、護衛艦隊と掃海隊群を統合するということは、かつての常備艦隊と警備艦隊を統合して連合艦隊を編成した事と重なる部分が在るのですよね。もっとも上記案の場合は統合任務部隊のような扱いに。
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連合艦隊、有事のさいや大規模災害の際に掃海隊群と護衛艦隊を統合運用する必要が生じた際に陸上自衛隊が統合任務部隊を編成するように、海上自衛隊も平時運用以外に連合艦隊を臨時編成する、というような方式で対応できるようにも思う。
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連合艦隊、ただ、この名前を常設編成しますと、勿論左巻きなかたがたが文句を言う事が在るのかもしれませんが、横須賀に“連合艦隊司令部”という看板がかけられる事で、物凄い抑止力問い圧力を生むのではないかなあ、と思うのですよね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
この暑い日日が懐かしいものですが。
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舞鶴基地軍港めぐりも基地を一めぐりしましていよいよ終盤となりました、最新鋭護衛艦が撮影出来たのですけれども、この2024年は前半と後半がいろいろあり過ぎまして、実のところ不思議ですが最新装備はこの日しか撮影出来なかったという。
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イージス艦、こんごう型護衛艦の後継艦は基準排水量で12000tとかなり大型化するといいますので、満載排水量では17000tほどになるかなりの大型艦となります、それは同時に護衛艦隊を構成する護衛艦もどんどん大型化してゆく次の一手と云えるでしょう。
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こんごう型に続く護衛艦と共に、しかし護衛艦隊は掃海隊群と統合され水上艦隊へと改編されると共に4個護衛隊群が3個水上隊群という分り難い名前に改編されるということですので、これはどうなるのかなあ、と。危惧するのは護衛官の整備かんかくです。
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ガスタービン艦は四年に一度の定期検査が有りドックに入渠します、ですから4個護衛隊群という現在の編成は1個護衛隊群がまるまる定期整備を受けられるというローテーションに見合っているのですが、護衛隊群だけによるローテーションはもう行わないのか。
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掃海隊群が水上艦隊に統合されるということで、FFM多機能護衛艦がそのまま水上艦隊の運用に一本化されるということですので、水上艦隊を構成する3個水上隊群が部隊内でローテーションを行うようになるのか、ともいえる事なのですけれど。
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実際のところ、第4護衛隊群が新編されたのは1974年で、オイルショック後、高度経済成長が終焉を迎えGNP成長率は戦後初めてマイナス成長となった中で編成できたという歴史があります、だからこそバブル崩壊後でも大蔵省はその規模を維持できたという。
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第四護衛隊群の編成は、日本経済が一番厳しい時代に実現したからこそ、大蔵省が護衛艦隊を減らせという怪文書をばら撒く事も無かった、これが水上艦隊として部隊数を減らした実績を造ってしまいますと、生来的に財務相と防衛省の間の対立要素を生まないか。
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新しい88艦隊、一番必要なのは4個護衛隊群を構成する8個護衛隊に全通飛行甲板型護衛艦を配備し、一つの機動部隊として運用できるようにした上で、必要に応じ掃海隊群のFFMを護衛艦隊護衛隊の護衛に、統合運用できるようにすればよいとおもうのです。
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FFMは拡大改良型のFFGとあわせて、何しろ24隻が配備されるのですから。3隻編成の護衛隊であれば8個護衛隊を編成できます、FFGとFFMで比率が代わりますが、4隻編成の護衛隊と掃海隊群の護衛隊とを組み合わせ7隻の編成とできる。
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連合艦隊にした方が良かったのではないか。同時に思うのは、護衛艦隊と掃海隊群を統合するということは、かつての常備艦隊と警備艦隊を統合して連合艦隊を編成した事と重なる部分が在るのですよね。もっとも上記案の場合は統合任務部隊のような扱いに。
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連合艦隊、有事のさいや大規模災害の際に掃海隊群と護衛艦隊を統合運用する必要が生じた際に陸上自衛隊が統合任務部隊を編成するように、海上自衛隊も平時運用以外に連合艦隊を臨時編成する、というような方式で対応できるようにも思う。
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連合艦隊、ただ、この名前を常設編成しますと、勿論左巻きなかたがたが文句を言う事が在るのかもしれませんが、横須賀に“連合艦隊司令部”という看板がかけられる事で、物凄い抑止力問い圧力を生むのではないかなあ、と思うのですよね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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