■16MCV
16MCVこと16式機動戦闘車が遂に登場しました。
16式機動戦闘車の観閲行進、第3偵察戦闘大隊の戦闘中隊が登場です。105mm砲を備えて、ただ、一部には懐かしい粘着榴弾も採用していると聞くのですが、こうやって威風堂々と観閲行進に参加する様子は力強い。
戦闘車両としての風格というものを感じさせるものですね。G3XとともにEOS7Dを二台構えつつ。機動戦闘車は元々、戦車定数600両時代に戦車の代替装備では無く偵察装備として開発されたといいますから。
偵察戦闘大隊へ配備するというのはもともとの運用なのかもしれませんが、見た目は主砲を突き出していて迫力あるものの、車体は74式戦車よりも大柄である割には重量は74式戦車よりもかなり軽い。
74式戦車の方が良かったのかと問われれば、主たる改造、夜間戦闘能力の強化などを行わないまま、しかも車体の機関部も老朽化を任せるままとなっていたものですから、厳しいことは否めないのですけれど。
レオパルト1戦車の近代化に提案されているコッカリル105SP砲塔などへの換装というような改修策は必要となるが。もしくは装甲戦闘車の車体に105mm砲を載せたような軽戦車で代替しても良かったのかも。
偵察戦闘大隊の観閲行進で、寂しいのは大隊隷下に戦闘中隊は1個中隊のみという。大隊隷下の中隊数に制限は無いのだから、昔の戦車大隊のように3個戦闘中隊を置いて大型編成という選択肢もあった。
普通科連隊へ戦闘団編成時、連隊本部管理中隊情報小隊と偵察任務で連携するなどの拡大改編はあって好いと思う。戦車連隊の情報小隊は87式偵察警戒車を装備しているほど、装備面での自由度はたかい。
偵察戦闘大隊は騎兵部隊の延長戸考えるならば、重要なのは戦闘における機動力というものの存在です。防衛線を構築して、そこで長々と戦闘を繰り広げれば、結果論として民生被害が凄いことになります。
ロシアウクライナ戦争を見れば分かるとおり、一カ所の防衛線を固守することは、継続的な地域への砲迫攻撃を受けることとなりますので、人家も工場も文化財もインフラも道路もほぼ更地になってしまう。
機甲部隊を筆頭とした機械化部隊は、動くことにより敵の攻撃を回避しつつ戦闘に置いて主導権を勝ち取る、近年は無人機の発達により改修などを行わねばその生存性は低くなっている現実はあるけれども。
普通科部隊軽視というわけではないのですが、日本の場合は機甲部隊すなわち戦車という認識が増えすぎてしまったように思う、ドイツなどでは機甲部隊は装甲部隊と装甲擲弾兵部隊の総称となっているのだ。
偵察戦闘大隊の16式機動戦闘車を見ていますと、もう少し、こうした装備を最大限機動力を発揮させ、言い換えれば日本有事の際には短期で終わらせる、もしくは抑止力で戦争を防ぐ基盤が欲しいと思う。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
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(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
16MCVこと16式機動戦闘車が遂に登場しました。
16式機動戦闘車の観閲行進、第3偵察戦闘大隊の戦闘中隊が登場です。105mm砲を備えて、ただ、一部には懐かしい粘着榴弾も採用していると聞くのですが、こうやって威風堂々と観閲行進に参加する様子は力強い。
戦闘車両としての風格というものを感じさせるものですね。G3XとともにEOS7Dを二台構えつつ。機動戦闘車は元々、戦車定数600両時代に戦車の代替装備では無く偵察装備として開発されたといいますから。
偵察戦闘大隊へ配備するというのはもともとの運用なのかもしれませんが、見た目は主砲を突き出していて迫力あるものの、車体は74式戦車よりも大柄である割には重量は74式戦車よりもかなり軽い。
74式戦車の方が良かったのかと問われれば、主たる改造、夜間戦闘能力の強化などを行わないまま、しかも車体の機関部も老朽化を任せるままとなっていたものですから、厳しいことは否めないのですけれど。
レオパルト1戦車の近代化に提案されているコッカリル105SP砲塔などへの換装というような改修策は必要となるが。もしくは装甲戦闘車の車体に105mm砲を載せたような軽戦車で代替しても良かったのかも。
偵察戦闘大隊の観閲行進で、寂しいのは大隊隷下に戦闘中隊は1個中隊のみという。大隊隷下の中隊数に制限は無いのだから、昔の戦車大隊のように3個戦闘中隊を置いて大型編成という選択肢もあった。
普通科連隊へ戦闘団編成時、連隊本部管理中隊情報小隊と偵察任務で連携するなどの拡大改編はあって好いと思う。戦車連隊の情報小隊は87式偵察警戒車を装備しているほど、装備面での自由度はたかい。
偵察戦闘大隊は騎兵部隊の延長戸考えるならば、重要なのは戦闘における機動力というものの存在です。防衛線を構築して、そこで長々と戦闘を繰り広げれば、結果論として民生被害が凄いことになります。
ロシアウクライナ戦争を見れば分かるとおり、一カ所の防衛線を固守することは、継続的な地域への砲迫攻撃を受けることとなりますので、人家も工場も文化財もインフラも道路もほぼ更地になってしまう。
機甲部隊を筆頭とした機械化部隊は、動くことにより敵の攻撃を回避しつつ戦闘に置いて主導権を勝ち取る、近年は無人機の発達により改修などを行わねばその生存性は低くなっている現実はあるけれども。
普通科部隊軽視というわけではないのですが、日本の場合は機甲部隊すなわち戦車という認識が増えすぎてしまったように思う、ドイツなどでは機甲部隊は装甲部隊と装甲擲弾兵部隊の総称となっているのだ。
偵察戦闘大隊の16式機動戦闘車を見ていますと、もう少し、こうした装備を最大限機動力を発揮させ、言い換えれば日本有事の際には短期で終わらせる、もしくは抑止力で戦争を防ぐ基盤が欲しいと思う。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
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