北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都幕間旅情】宝厳院,紅葉の天龍寺塔頭情景とともに考える嵐山花灯路-東山花灯路の終焉

2021-11-23 18:28:10 | 写真
■嵐山の紅葉鮮やかな季節に
 祭日ということで本日は二部構成、宝厳院は天龍寺の塔頭です、そして来月最後の挙行となる嵐山花灯路はこの界隈を巡る夜の情緒だ。

 花灯路。存続の形の一つとしては、伏見稲荷大社千本鳥居方式、という方式でしょうか。方法としては灯火一つ一つに個人や企業と飲食店から製造業まで、千本鳥居の鳥居を寄進するように、灯火の表裏を明確としたうえで表面はなにも記載せず、裏面に記載する。

 灯火の裏面に、企業や個人名、二次元バーコードを表示できるようにした上で、配置するという。広告にもなりますし、街の賑わいへの貢献ともなります。ただ反社や公序良俗への配慮は必要です、この点について二次元バーコードの表示先などへ倫理委員会は必要だ。

 新しい花灯路というもの。問題は管理です、電気系統の敷設は安全管理と専門施工の必要があります、これは費用を嵩上げします。一方で、例えば渡月橋など、日中に陽光の射す場所に関しては、太陽光で独立するソーラーランタンなど活用する選択肢があるでしょう。

 ソーラーランタンは自衛隊関連行事でも観艦式のように薄暮から夜間にかけ実施されるものについては折り畳み式のソーラーランタンが横須賀基地などで使用されています、終夜点灯するのではないので日没から数時間、2030時から精々2100時まで点灯していれば良い。

 竹林の小径などは太陽がささないがどうするのか、と問われるかもしれません。ただ、ここは思い切って新しい花灯路を模索するのですから、太陽の当たらない経路は花灯路の経路からはずして、例えば法輪寺から渡月橋をわたり天龍寺を通りますと、再度嵐電前に。

 嵐電嵐山駅からそのまま清涼寺と大覚寺の方角まで、道路沿い、つまり太陽の恩恵のある立地に沿って伸ばしてみては、と考えます。丸太町通りに沿って鹿王院まで伸ばす選択肢もあるのかもしれませんが、先ずは集まる範囲、出来る範囲から実現するのが近道です。

 探照灯ではなく花灯路なのですから点灯さえわかれば、後は数によって雰囲気を醸します、光の光度は安価なものでは大したことはありませんが、常識的な金額で優れたものもある。こうした祭事が行われている、と広報を充分行うならば一定数の寄進はあるでしょう。

 新しい花灯路、もっとも、中間団体を増やす事で寄進金額が膨大な水準まで拡大しないように、中抜きのない有志団体へ切り替える必要があります。これは一見枠組み立ち上がりに時間を要する選択肢ですが、花灯路は終了が明示されている行事、逆に簡単となり得る。

 改編ではなく新編の構図、しかも終了するということは来年度の準備と改編を並行する必要もありませんので、逆に様々な問題を超越しやすいともいえるでしょう。花灯路はようやく定着している季節の風物詩です、なんとか存続の道筋を考えて欲しいと切に願います。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【防衛情報】たいげい公試開... | トップ | 【防衛情報】F-117復活とWIG... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

写真」カテゴリの最新記事