北大路機関

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ウクライナ情勢-アヴディイフカ北東地域のロシア軍漸進とウクライナ軍防御,ロシア兵間の覚せい剤大麻横行

2023-11-21 07:00:34 | 防衛・安全保障
■防衛情報-ウクライナ戦争
 偏見は良くないというおもいはあるのですが20名の内3名がということですのでロシア軍人への見方がまた変わってしまう。

 ウクライナ駐留ロシア兵の最大15%が覚せい剤や大麻などの薬物を使用している、11月13日付イギリス国防省ウクライナ戦況報告がロシアの独立系メディアVaetskaの9月報道を分析しました。この審議について、イギリス国防省はロシア軍での飲酒事故をもととしら懲戒事案や自防事故などの比率から信憑性は高いものと分析しています。

 ストームZ懲罰特攻部隊の存在は既に知られていますが、ロシア軍ではアルコール乱用者とともに薬物乱用者もストームZに送り込んでいるとのこと。ただ、薬物乱用と飲酒事案は共に戦闘部隊が交代なしに延々と前線に張り付けられていることによる規律低下が背景にあるとされ、一方でストームZによる極めて非合理的な攻撃が続けられています。 
■アヴディイフカ北東地域
 一進一退とはこの事を云うのか漸進と反撃の繰り返しであり戦争は数年単位で長期化する様相を帯びてきました。

 アヴディイフカ北東地域でロシア軍は鉄道線を踏破した、ISWアメリカ戦争研究所11月11日付ウクライナ戦況報告においてその概要を示しています。これはアヴディイフカ北西3㎞の地域にあるステポヴェ東部において行われた再攻勢の一環であり、ロシア側が公開した線路を超える映像がアヴディイフカ近郊であることが確認されたかたち。

 ロシア軍の再攻勢は各地で確認され、バフムト周辺においてもロシア軍がクリシチフカ周辺の鉄道線制圧を試みましたが、この地域での攻勢はウクライナ軍防御陣地により阻止されたという。この二つの攻撃は共に軽歩兵主体で行われたといい、この点についてISWはロシア軍の装備不足により装甲車両による攻撃が不可能となった可能性を示唆します。
■高速道路E50号線
 新しい戦闘の焦点は高速道路E50号線だ。

 クピャンスク・スヴァトフ・クレミンナ間の戦闘が再度激化しています。ISWアメリカ戦争研究所11月12日付ウクライナ戦況報告によれば、ロシア軍はスヴァトフの西方13km地点にあるセルヒフカを占領したとしており、ロシア側の公開した画像情報によりその情報が事実であると判定された形です。ただ戦況は未だ流動的となっています。

 ステポヴェ東部のロシア軍進出、ISWアメリカ戦争研究所が11日に発表したロシア軍の線路を超えた前進は、ロシア軍が線路を超えて陣地構築を試みたものの、ウクライナ軍の反撃を受け後退したとしており、これはウクライナ地上軍司令官シルスキー大将の発言にもみられています。アヴディイフカ近郊での戦闘は高速道路E50号線が攻撃軸です。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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