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【京都幕間旅情】京阪特急8000系電車,バリアフリー時代のダブルデッカー車とハイデッカー展望車を考える

2023-06-18 18:22:20 | コラム
■八〇〇〇系特急電車
 京阪電車はカラフルで見た目で選ぶ的な移動手段と云えるのかもしれないのです。

 京阪8000系電車、その中間者はダブルデッカー車、二階建ての車両が組み込まれています。そして近年は、バリアフリーの重視、というよりもバリアフリーからの逸脱を許さない風潮から、ダブルデッカー車の新型車両があまり新造されていないようにもおもうのだ。

 ダブルデッカー車、冷静に考えれば首都圏の普通列車グリーン車は定数確保の為にだぶるっかー構造を採用しているので、これをバリアフリー仕様に切替えようという、つまり座席定数を敢えて少なくする発想はないようなのが、救いというべきなのでしょうか、ね。

 京阪13000系、3000系電車の頭に1を付け加えたような形状、と勝手に理解しているのですが、バリアフリーというものは機会均等を確保するための手段と理解していた、いや2000年代初めまではそう理解されていたようなのですが、ハイデッカー淘汰がはじまると。

 ダブルデッカー車とともに窮屈な思いをしているのが段差で眺望を確保しているハイデッカー車で、これこそいよいよ新造されていないような気がします、要するにダブルデッカー車は着席定員確保という言い分があるが、ハイデッカーにはそれが無い、という構図か。

 京阪2400系、京阪電鉄は車両を大切に使うのでまだ2000系統の車両が生き残っている、もっとも5扉車の5000系は、まあ、あれなんですけれども、すると8000系は今しばらく生き残る事は確かなのでしょう、けれどもその次の後継車両はどんな車両となるのか。

 バリアフリーは大事だと思う、けれども機会均等が結果均等主義を目指してしまった制度というものが日本の悪い所で、ハイデッカー車でバリアフリー席を確保、というような認識で車両設計が行われればいいのだけれども、どう展開するのか、設計哲学を、思うのだ。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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