■臨時情報-ミサイル防衛
水曜日の夜を騒がせたミサイル発射についての詳報です。
北朝鮮が6月15日に発射した弾道ミサイルについて、詳細情報を更新します。15日夜に発射された弾道ミサイルは少なくとも2発であり、一発目は日本時間1924時、二発目は日本時間1936時、朝鮮半島西岸から発射され朝鮮半島を横断し日本海上のわが国EEZ排他的経済水域内へ着弾したとのこと。ともに飛行時間は11分程度とみられています。
ミサイル着弾地点は石川県輪島市の舳倉島の北北西250km沖合で、この海域はエチゼンガニなどの操業期間であるために複数の漁船が操業している海域ですが幸いミサイルや破片などによる被害はありませんでした。なお防衛省によれば北朝鮮弾道ミサイルがわが国EEZ内に着弾するのは本年2月18日の弾道ミサイル演習以来とのことでした。
■変則的な軌道
ロシアのキンジャールのような早いだけの極超音速兵器ではなく変則機動する極超音速滑空兵器というものがある。
北朝鮮の6月15日に発射された2発の弾道ミサイルについて、防衛省は弾道の飛翔起動などから人工衛星ではなく弾道ミサイルであったとし、このことは松野官房長官発言でも明言されています。そして防衛省によれば今回発射された弾道ミサイルは通常の機動ではなく変則的な軌道を飛翔していたことがレーダー情報から解析されたとの事でした。
極超音速滑空兵器の実験の可能性がある、変則的な軌道とは弾道ミサイルは通常放物線を描き飛行するために迎撃部隊は上昇段階のレーダー情報に基づき宇宙空間でキネティック弾頭などを待機させ迎撃します、しかし変則機動を執ることでこれを回避するミサイルが開発中です。飛翔距離は最大900㎞、そして最高高度は50㎞と発表されています。
■韓国軍回収すすめる
こちらは先月の軍事偵察衛星関連の情報です。
韓国国防省は6月16日、北朝鮮が5月31日に打ち上げたロケットを新たに海上で回収したことを発表しました。回収されたのは朝鮮半島西側の黄海で、軍事偵察衛星万里鏡1号を搭載し打ち上げましたが、打ち上げに当たった千里馬1型ロケットのエンジン部分などの不調により落下、回収されたものは形状で二段目ロケットだと推測されています。
回収されたロケットは直径2.5mで全長15m、韓国軍はこれまでにも今回の衛星関連ロケットの部品を回収していますが、今回回収されたものを含め、アメリカ軍と協力し分析を進め、ロケットの性能や外国製部品の有無などを検証する方針です。韓国海軍はロケット部品とともに、落下した軍事偵察衛星万里鏡1号本体についても捜索を進めています。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
水曜日の夜を騒がせたミサイル発射についての詳報です。
北朝鮮が6月15日に発射した弾道ミサイルについて、詳細情報を更新します。15日夜に発射された弾道ミサイルは少なくとも2発であり、一発目は日本時間1924時、二発目は日本時間1936時、朝鮮半島西岸から発射され朝鮮半島を横断し日本海上のわが国EEZ排他的経済水域内へ着弾したとのこと。ともに飛行時間は11分程度とみられています。
ミサイル着弾地点は石川県輪島市の舳倉島の北北西250km沖合で、この海域はエチゼンガニなどの操業期間であるために複数の漁船が操業している海域ですが幸いミサイルや破片などによる被害はありませんでした。なお防衛省によれば北朝鮮弾道ミサイルがわが国EEZ内に着弾するのは本年2月18日の弾道ミサイル演習以来とのことでした。
■変則的な軌道
ロシアのキンジャールのような早いだけの極超音速兵器ではなく変則機動する極超音速滑空兵器というものがある。
北朝鮮の6月15日に発射された2発の弾道ミサイルについて、防衛省は弾道の飛翔起動などから人工衛星ではなく弾道ミサイルであったとし、このことは松野官房長官発言でも明言されています。そして防衛省によれば今回発射された弾道ミサイルは通常の機動ではなく変則的な軌道を飛翔していたことがレーダー情報から解析されたとの事でした。
極超音速滑空兵器の実験の可能性がある、変則的な軌道とは弾道ミサイルは通常放物線を描き飛行するために迎撃部隊は上昇段階のレーダー情報に基づき宇宙空間でキネティック弾頭などを待機させ迎撃します、しかし変則機動を執ることでこれを回避するミサイルが開発中です。飛翔距離は最大900㎞、そして最高高度は50㎞と発表されています。
■韓国軍回収すすめる
こちらは先月の軍事偵察衛星関連の情報です。
韓国国防省は6月16日、北朝鮮が5月31日に打ち上げたロケットを新たに海上で回収したことを発表しました。回収されたのは朝鮮半島西側の黄海で、軍事偵察衛星万里鏡1号を搭載し打ち上げましたが、打ち上げに当たった千里馬1型ロケットのエンジン部分などの不調により落下、回収されたものは形状で二段目ロケットだと推測されています。
回収されたロケットは直径2.5mで全長15m、韓国軍はこれまでにも今回の衛星関連ロケットの部品を回収していますが、今回回収されたものを含め、アメリカ軍と協力し分析を進め、ロケットの性能や外国製部品の有無などを検証する方針です。韓国海軍はロケット部品とともに、落下した軍事偵察衛星万里鏡1号本体についても捜索を進めています。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)