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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

昆虫館でヒトを考える!(至福に向けての3つの推進力 8/9)

2010-12-18 | 第四章「愛とゆるし」
 きのうはちょっとした時間を見つけて、多摩動物園の昆虫館をのんびりと楽しんだ。昆虫の色は色素からなる色、それからCDが虹色に見えるような構造色があることを学んだ。玉虫色とか写真の蝶の色も構造色なのだ。

 もう一つ、考えさせられたのは、昆虫と人間の違いという展示であった。昆虫は本能に従い、かなりプログラムされた一生を送るようだ。それに対し、人間は自由意志のもとで生きる。

 さて、この一ヶ月、時どき自分とは何だろうとか、何のためにいきているのかと考えることが多くなっている。ひとりの人間も時間と共に、外界と共にどんどん変化しているのだろう。変化する中で、自分とは何だろうとか、何のためにいきているのかと考えざるを得ない。アイデンティティの問題なのである。

 自分のことで恐縮であるが、エリクソンによると、13-22歳は忠誠心、アイデンティティ、自己混乱感の時代である。そして、この時代を乗り切り、社会に出てサラリーマンとなったのであるが、この時期のアイデンティティ形成で何か暗い影を残しているところがあった。

 どうも、5-7歳の目的志向性、自発性、罪悪感の時代が最大の問題であったようだ。学生時代に書いた小説などをもう一度読んでみると、言われのない罪悪感に囚われたり、自由意志をなくした、何かプログラム化された昆虫の生き方に逃避するような傾向を感じてしまう。

 今現在、日々、何かを選択しつつ、自分のアイデンティティを統合して行っているようであるが、その選択にも、無意識的な自分の傾向があるのだろう。

 まあ、人それぞれ、山頂を目指すにも、いろいろなコースがあるように、自分の過去に囚われることなく、山頂を目指そう。

 昆虫も、自由意志がないかもしれないが、人間にはない素晴らしい構造色を発揮したりしている。聖書の創世記1-31に次の言葉がある。「神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ、それは極めて良かった。・・・」

至福に向けての3つの推進力 8/9

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動物園にはウサギも居ました。来年はウサギ年!