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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

どんな他人も他人は他人!(こころの平和と生き甲斐 7/10)

2010-12-26 | 第五章「和解と平和」

 サラリーマン時代に、企画力の鋭い先輩から、企画等の仕事をするといっても、やはり今のことを90%くらい考えなければならない。将来のことなど10%で充分。そう、教えていただいたことがあった。

 これと同じようなことで、他人のことをどのくらい考えるかということもあるように思う。あの人はどのように考えているのだろうか?あの人はどのように感じているのだろうか?・・・こんなことをしょっちゅう考えている時と、自分は自分と割り切り、自分ができることを考えたり行動したりする時。自分の成育史の中で、どちらが健全であり、周りも支えてくれたかを思い出してみる。

 他人を推理することは、何か知的ゲームのようでワクワクすることすらあるが、やはり、自分が自分と割り切っているときが健全だと思う。他人のことを余りに考えていると、こころの安定を欠く自他混合状態になりやすい。

 私が40歳台の働き盛り。娘のことで悩んでもいた。その時ある本の中で、苦悩という言葉は、自分ができない領域に出会い悩む意味だ。そんなことを見つけて、とてもこころに響いた記憶がある。自分と他人の間には、基本的に大きな壁が存在するのだ。深層心理学では≪自分以外の他人は驚きの対象≫とよく言われる。

 他人は他人!そう悟ったときから、逆説的ではあるが何かが始るようだ。

 こころの平和と生き甲斐 7/10

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