イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

再生して、こころの自由を味わおう!(時間と空間の旅 ⑦ 2/10)

2014-04-04 | 第三章「無意識の世界」

 現世人類は20万年くらい前に分化したという研究もあるが、それから脳の大きな変化はなかったという説を読んだことがある。つまり、今の人も、縄文時代の人も、5-6万年前くらい前にアフリカを出発した祖先も、意外なことに同じような枠組みの中で感じ・イメージし考えていたことになる。

 そして、あまりに当たり前なので、忘れてしまいがちなのだが、人間のもつ思考の自由さがある。生き甲斐の心理学の勉強会などでも、例えば窓から観える鉄塔について、どう想うか?という問いかけをしたところ、実に様々な考えがあることに驚いたことも。この自由さについては、さまざまな解釈がされているが、特に欧米などでは極めて大切に考えられている。その根底にはキリスト教があるのだと思う。聖書などでもどんな場面でもキリストは個人の意思を尋ねて大切にする。おそらく人権思想の根幹にも思考の自由さがあるのだと思う。

 その思考の裏には、その人の生育史があり文化がある。そして、意識の世界もあるが、無意識の世界も大きな影響を与えていることも知る。

 さて、私は日本では少数派のカトリックなのであるが、友人知人の大半はそうでない。そして、私の生まれ年を知っていて、森さん、今年は八方塞だよ・・などと気を使っていただいたりする。それで、どこか気になっていると、昨日はありがたくも八方除の寒川神社のご朱印帳までいただいてしまった。ちょうど、何となく八方塞を日々の生活の中で感じていた絶妙の時で驚いた。

 自己イメージは心の健康では極めて大事。東洋の知恵には、心の健康の知恵も含まれているようだ。道綱母が唐崎神社にお祓いに行くように、私も良い自己イメージ形成が神秘の世界とは別としても必要なのだろう。

 春。まもなく仏教では花祭りが4月8日に。キリスト教では復活祭が4月20日に。様々な再生の時にむけて、私はどう過ごそうか?

時間と空間の旅 ⑦ 2/10

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