イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自分と他者を区別する!(心の健康度 ② 8/10)

2014-04-30 | 第三章「無意識の世界」

 クロバナロウバイを観て、不思議だけど、どこか魅力的に感じる私であるが、クロバナロウバイは私をどのように知覚するのであろうか。カメラでいきなりパチリする変な人間と知覚するのだろうか・・・それはクロバナロウバイ自身でないと判らない。

 40億年前に地上に発生した生命体は、同じDNAの仕組みで生き続けているが、40億年後にクロバナロウバイと私のように、全然違う知覚体系をもつ生命体として出会う。何とも不思議だが、「自分自身でしか自分の世界は知覚できない」という本質は共通しているのだろう。

 そして、親しい人の間でも、この「自分自身でしか自分の世界は知覚できない」は真実であり続ける。同じような生活をし、とても似ているようにも感じるが自分と他人は違うのだ。

 しかし、心優しい私たちは、何処かでこの真実を忘れてしまうようだ。自他混同しがちな日々は甘い世界が広がることもあるが、一般には、激しい葛藤など混乱を招くことが多い。そして、そうしたとき、「自分自身でしか自分の世界は知覚できない」ということを思い出してみると良い。自分と他人は違う。いくら自分が他人をわかった気になっても、所詮は他人、他人のことは判らないものだと。そう考えて、自分だけで出来るところから始める。それが、縺れた関係を正常に戻す鍵なのだろう。

 ベランダの植物とのつき合い方も、嵐が来たら、風をさけるように鉢を置き換えたり、日が照れば水をやったりする。

心の健康度 ② 8/10

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