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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

ほっとして幸福感を味わう時 (感情の激流に掉さす 5/10)

2018-02-01 | 第三章「無意識の世界」

 この6-7年だろうか、U先生の影響で飛鳥・奈良時代に興味を覚え、そして最近はさらに源流の縄文時代に興味を持ち、縄文小説を上梓するまでになってしまった。しかし、U先生の勉強を深めるために最近は好きな縄文を少し休めて、飛鳥・奈良を楽しみつつ思索してきた。

 そんな中で、今朝、里中満智子さんの「持統天皇物語り 天上の虹」を再読していたら、大津皇子と山の民(縄文文化を彷彿させる民)との出会いの話がのっていた。このころの政治は、日本の現在に通じる政治の土台を作った時期であり、法律・経済(貨幣など)の他にも宗教(生きる原理ともいえるか)にも手をつけていたようだ。当然ながら、飛鳥時代においても弥生文化や縄文文化の片鱗は現存し、蝦夷などの東北以北や九州南部などは縄文文化が色濃く残っていた(竪穴式住居などは縄文時代で終わることもなく、実際は古代にまであった)。ご存じのとおり、日本では国家が宗教においては仏教・神道を中心にまとまっていくが、それは大陸からの仏教等が素晴らしかっただけでは済ますことのできない、古来からの古い源流との統合があったように思う。役小角、行基などは一般庶民からの大きな支持を得て、さらに政権からも何らかの繋がりを得て、表舞台に出て来る。しかし、これは縄文時代からの伝統を背景とした庶民の力ではなかったか。

 未開な庶民を中国の高度な宗教で教化するという見方が今までの一般的教科書的解釈のように思えるが、反対に縄文文化の末裔(庶民)が、新たな段階の文化を取り入れて統合していったと見ることもできるように思う。そんなことを、今朝はたと気づいたようだ。頭ではわかっていても、縄文と飛鳥・奈良に二股をかけるような気分がどこかにありストレスを感じていたのだ。それが、視覚的な漫画で見事に解消したようだ。

 これは単なる私の興味対象の話であるが、日々の生活の中では、激しい感情の激流の中で、理想と現実がピタッと一致したり、今日のように二股掛けを受け入れるということがある。それで、ストレス曲線の激流の中で、平安を得たり、友好的感情を得たりするが、時には、非常に珍しい幸福感や法悦感・統御感を味わうこともある。激流の中のオアシスと言ったらよいか。

 さて、幸福感や法悦感は何処から生まれるかを思索することは重要だ。自分の経験を良く考えてみると、ある種の法則があるように思う。

 理想と現実が一致する。これだけではまあ平安感は得られるかもしれないが、意外に「あ、そうですか」の世界にとどまるように思う。一番の鍵は、一致するときに、じわっとした感謝の気持ちが湧きおこるかということではないか。「そこまでしてくれたのか」・・・何というか本当の出会いがあった実感ではないか。それは自信といっても良いものかもしれないし、恩寵といっても良いかもしれない。

 ストレスに身を置く日々の中で、幸福感が湧きおこる過程、感謝とは何かを深く考えることは重要だと思う。また、五感・体感との関連を感じることも重要な気がする。

感情の激流に掉さす 5/10

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