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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

60年前の手紙の束 (未知の世界にこんにちは! 1/10)

2018-02-23 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 何でもそうだが、何かを意識していると、それに関係する情報が不思議に集まってくるように思う。

 私は心理学に興味をもつようになり、特にこの数年は生き甲斐の心理学の研究を深めていることもあり、自分の生育史に関することは結構意識し、前向きに集めていた。そして、先日約60年前の貴重な手紙の束をみつけてしまった。中には私自身の祖父母に当てたつたない手紙や、両親と祖父母のやりとりなどで、60年前の私と私の周りの人々のことが驚くほど伝わってくる。

 約60年前の手紙がなぜ残っていたかだが、建設会社に勤めていた父がアラスカのプラント建設の関係で急遽家族で赴任することになり、当時はまれなことだったので両親を中心にまわりの人たちが心から心配したからなのだろう。その登場人物の多くは約60年の時の中ですでに亡くなってしまい、また当時の記憶も現在薄れてきているが、手紙の中の感情は今ここに息づいているようで、胸が一杯になる。

 当時の写真は今まで、何回も見ていてそれなりの感動もおこるが、手紙はひと味違う新鮮な感動を与えてくれるようだ。言葉はそれぞれの人の息づかいと密接に関係し、魂の声を聞いているかのようだ。日本で文字がいつ使われるようになったかは諸説があるが、私はアイヌの方々が文字を持たなかったこと、北米の先住民なども文字を使わなかったことから、縄文の祖先も基本は積極的に使わなかったのではないかと思っている。そうすると、弥生時代以降、帰化人を中心に大陸から文字がもたらされ、7,8世紀に万葉集や記紀が成立するころに文字も整理されてきたのだと思える。

 文字により言霊が記録されるようになり、後の世の人が先人の言葉を読んだときの感動はどうだったのだろうか。私が祖父母等の手紙から感じたような驚きを持ったかもしれない。そして、そこから生き抜く知恵というか、ストレス曲線を幸福曲線に変える知恵も得たのだろう。

 最近、我が家にも孫娘が遊びに良く来るが、ちょうど60年前の私の年ごろである。これから、しばらくストレス曲線をいかに幸福曲線に変えるかの知恵を、60年前の記録を振り返りつつ、孫といっしょに考えてみたい。

未知の世界にこんにちは! 1/10

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