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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

歴史の中の本物、持統天皇 (こころの自由  3/10)

2018-03-23 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 持統天皇については10年近く興味を持ち、また7,8世紀についてもいろいろ楽しんできた。そして、今年は本気で持統天皇について考えようと思っている。生き甲斐の心理学のU先生がケーススタディのテーマにされていることもあり、このあたりで成果物を出したいとも思っている。

 持統天皇については、様々な歴史学者、小説家、漫画家などが研究し発表している。特に最近の何かへんな日本において、もう一度自分のアイデンティティを無意識に統合したいのだろうか、里中満智子さんの「天上の虹」などは静かなブームになっているようである。すべてを持統天皇の業績といえないとも思うが、今に至るまで、持統天皇の影響は大きい。そのいくつかを思いつくまま、あげてみよう。

1.天皇家、藤原家(藤原不比等)とのパートナーシップで律令制度を作り、今に至るまでその影響が続き、天皇家、藤原家も大きな影響を持ってきている。例えば、五街道の整備なども、起源はこのころである。

2.万葉集、記紀などの編纂は日本の文化の原型かもしれない。

3.藤原京は、平城京、平安京の雛形といわれているが、規模的にはさらに巨大であり、当時の政治力が強大であったことが分かってきている。

4.日本の宗教も統合してきている。外国からの宗教や日本古来からの宗教など。伊勢神宮の式年遷宮は天武・持統朝からである。

5.中国、朝鮮半島の国々との関係は当時は重大な懸案事項であったが、7-8世紀以降、江戸時代くらいまでは非常に安定してきている。

 持統天皇は645年~702年の57年の生涯を送ったが、大きな貢献をしたと思う。当時の謀略が横行する政治の中で、なぜこのようなことができたかを考えると、やはり、持統天皇は非常に普遍的なアイデンティティを持って生き抜き、倫理道徳的には問題があった可能性も拭えないが、それを超えて生き抜いてきたようだ。

 心理学的に考えると、問題が次から次に起こる中、持統天皇はアイデンティティを自然体で統合しつつ、物事をテキパキと進めたのではないだろうか。藤原氏の陰謀ともよく言われるが、持統天皇の蘇我氏の血も時に顧みず、藤原不比等と手組みをするのも、深慮遠謀があったからかもしれない。世の中では、多くの人が何かにへんに囚われてしまう。有能だと言われている人も、とんでもない罠にはまってしまうのは最近のマスコミなどでも分かる。

 へんな上から目線に囚われることもなく、自分のこころの下から目線に生き(自他肯定的)、こころを自由にして考え、感じ、行動していきたいものだ。

 それにしても、持統天皇のような政治家が今現れたらなぁ。

こころの自由  3/10

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