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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

人生を左右する傾聴力(傾聴力 1/10)

2018-04-27 | 第三章「無意識の世界」

 ブームのようにある心理学の本が売れる。それが1-2年するともう話題にもならない。AIとか技術革新の話などでもブームはあるが、心理学関係はどうも根無し草的な感じだ。私自身の経験でも、U先生の生き甲斐の心理学を時間をかけて学ぶまでは、心理学の本を読んでも身につき役にたつなと思ったことは、少なかったように思う。それは、何でだろうか?

 U先生の生き甲斐の心理学では、傾聴についてロジャースの6条件などを学ぶ。しかも、それは単なる技術にとどまるものではなく、聖パウロの「人の身体は神の神殿」といった人間観にもつながり、一生をかけて知恵を深め身につけるものとなっている。つまり、知識が根付いているのだと思う。

 傾聴力というと、世の中では他者の心を開放し気づかせる技術といったところだが、他者であろうが自分であろうが、悩みや課題の回答は自分の身体の中、あるいは自分でも見えにくい深層心理の中に隠れているもので、その回答を浮かび上がらせるには技術以上のものが必要だ。他者は自分と比べるとより謎であるので、まずは自分自身を傾聴するところから学習は始まる。

 自分とのつながりをまずは意識しなければならないかもしれない。自分なのに自分とつながらないことも多い。嫌な自分の側面を思い出すのは苦痛である。しかし、傾聴であるので、純粋と一致で肯定的にそれを受容し共感してあげることで、自分とつながることができ、その結果として回答がふと浮かんできたりする。自分は何のために生きているだろうかというような自問自答も、納得できる回答は、自分を肯定的に受容し共感するなかで、ふと出てくるものだと思う。

 この数ヶ月、不信感や疑惑・恥辱感の思い出をとおして希望力や意思力を考えてきたが、今回、少し寄り道をして傾聴力についても考えていきたい。湧き起こるストレス曲線を役立てるためにも、傾聴力が必要になるからだ。ネガティブな感情の裏にある肯定的な意味、それを見いだすには心理学の知識だけでなく傾聴力も大事だ。

 さて、女帝・持統天皇のことをずっと考えているが、26歳の時に持統天皇の自らの命だけでなく歴史をも左右する決断をしている。恐らく、生き甲斐探索の究極の難問だったように思うが、凄い決断だったと思う。それは、当時の国際政治が、唐による東アジアを席巻から転換する歴史の時点で、そのドサクサでしか成功しなかったような壬申の乱を天武天皇と一緒に計ったことだ。そして、めでたく新政権を打ち立て皇后の地位になるが、一つ間違えば山背大兄一家が生駒山麓でさまよったあげく悲惨な最期を遂げたようになっただろう。あるいは、その後の日本と新羅の蜜月はなかったかもしれない。

 持統天皇が如何にネガティブな成育史から生まれるストレス曲線を克服し、傾聴力をつけたかは歴史の謎であるが、興味津々である。

傾聴力 1/10

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